◆プルムイ プルムイ◆

 

 ● 製品データ
タイトル  プルムイ プルムイ
発売日  1999年8月26日 メーカー  カルチュア・
 パブリッシャーズ
定価  3,000円 ジャンル  モーフィングRPG
廉価版  なし
関連商品  ドラマCDあり
   
 ● 評価
外見衝撃度  ごく普通のかわいい系パッケージです。
 ★
超越世界観  ジャケットからはぽわぽわファンタジー世界しか読み取れませんが、
 プロローグでいきなり宇宙船の艦長が出てきて・・・もっと溜めてよ。
 ★★★
声優度  かけ声だけ。会話をしゃべることはありません。
 ★
演出度  アクションは豊富ですが、チビキャラなのでちょっと地味。
 ★★
時間報奨  ダンジョンにおけるアクション部分は習熟あるのみ。
 後半のダンジョンはさすがに難しいです。
 ★★★★
牽引力  所詮一本道お使いRPG、ダンジョンの解法も複数あるわけでは
 無いので、一箇所で詰まっちゃうとそのまま放置される可能性あり。
 ★★★
ゲーム性  まんまゼルダですが、料理を食べさせてモーフィングで障害を
 クリアしていくという構成は評価できます。
 ★★★★
快楽性  料理の材料を採集してくるのが、ちょっと面倒くさい。
 ★★★★
芸術点  メイン、サブキャラが身に着けている装飾品の描き込みがすごい。
 ★★★
所有価値  このために買っておけ、という「何か」はないと思う。
 ★★
総合評価  作りはすごく丁寧で良いソフトです。だが刺激が足らない。

54点

   
 ● コメント
イントロ
プル村の少年ムイは、女神の森の遺跡で眠っている少女マドカを見つける。記憶喪失の彼女は、ムイ・妹ポプリ・祖父ムーと一緒に暮らし始める。やがて今年も女神祭がやってきた。ところが今年の女神祭に現れた女神様(偽者)は、ポプリをさらって消えてしまった。連れ去られたポプリを助け出すため、マドカとムイは冒険に旅立つのであった。

というファンタジー調で始まるこのゲームですが、実はバリバリのSFだったりします。プルの村は、人型の生物が居ないフィリップ・サイドと呼ばれるコロニー(人工惑星?)の中心で、そこの管理人(人型)が住民から女神と呼ばれる存在らしいです(ちなみにムイはスライムでマドカは人型)。

そのコロニーを調査に来た宇宙船の艦長アーニスがママ女神と呼ばれる存在で、そこへ攻撃を仕掛けているのが黒幕のイーバス、イーバスの手下がポプリをさらった黒い女神シャイナ、らしいです。でもこれ、プレイ前にマニュアルでネタバレしちゃっていいの?
レビュー
評価のスタンスが難しい。SF仕立てのRPGと見るのか、お料理で障害物を乗り越えていくプニRPGと見るのか。

とりあえずSF構成は忘れて、冒険のメインとなるアクション部分を見ていきます。いわゆるゼルダです。最初は村内のお使いから始まって、今は行けないけどそのうち行けそうなところ多数。バレバレの隠し宝箱を漁っているうちに、材料を集めてレシピに沿って料理→特定の場所で料理によってできたお菓子をムイに与える→ムイが梯子やつり橋に変身して道が開ける、という手順がわかってきます。行けそうな場所を一通り見たら、ダンジョンに進入。中ボスを倒すとメダルが手に入り、それが新しい展開への鍵となります。

結局私は後半のダンジョンで詰まったんですが、マップ書きながら丁寧にプレイすればクリアできると思います。しかしアクションの種類が多くて、ボス戦で有効な攻撃探すのは苦労するかも。それが楽しいという人もいますけど。

総評:
SF仕立てのRPGと見ると、必然性がいま一つ弱くて、ファンタジーで貫き通して欲しかったと思います。操作性も悪くないので、のんびりしたい人にオススメ。
攻略ガイド
基本的にお使いゲーなんで、町の人とまめに会話していれば道は開けます。
手がかりを見つけにくいのは、ひらめきクッキングのレシピ。これはナノの泉で、ナノが「○○を欲しいナノー」と言ったときにそれを持っていくと、ヒントを教えてくれます。たとえば、「いた!見る!見る!」でイチゴ、タマゴ、ミルク、ミルクというように。これによってできるアイテムは、ダンジョンでHP、SPを回復するためのアイテムです。ないと後半つらいかも。
出演声優
飯塚真弓
関連ソフト
ゼルダの冒険シリーズ(FC等/任天堂)、ふしぎなブロビー(GB/ジャレコ)、ハイドライド3(PC/T&Eソフト)

 

   

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