◆東京都水道歴史館◆

 

東京都水道歴史館は、江戸時代から始まる東京水道の歴史を、主に上水道を中心に紹介してる資料館です。入場無料の施設でありながら館内はメンテが行き届いており、都内在住者にはアクセスも抜群で、移動の空き時間にでも訪れてもらいたいスポットです。
ちなみに、下水道を扱っている資料館(虹の下水道館)や、過去ではなく現代や未来の水道を扱っている資料館(水の科学館)もそれぞれ別にあります。これだけいろいろ揃えられるなんて太っ腹です水道局。

エントランス。

東京都水道局のマスコット「すいてきくん」がお出迎え。リボンをつけたガールフレンド「みずたまちゃん」はここにはいませんでした。2階が江戸時代、1階が明治以降になっております。

2階フロアの様子。

ぱっと見、地味です。それは父ちゃん認めます。

江戸時代の上水道。

木製です。これをいくつも連結して、各所へ水を運んで(流して)いました。輸送手段?は重力です。低いところへ流れるだけ。たぶんところどころの中継ポイントで汲み上げる施設があったと思いますが不勉強でよくわかってません。

お約束のジオラマ。

気持ち小さめですが主役は井戸なのでコレで充分。

長屋の再現。

傘貼りの作業場です。上にもあるように井戸端というのは江戸庶民の重要なスポットであり、その一環として長屋の様子もリアルサイズで再現されています。
時代劇では典型的なこの光景を実物で見ることができると、思わず嬉しくなっちゃいますね。

お稲荷さん。

個人的に外せない一枚。

最近、狐娘を攻略できるエロゲーが増えてきており嬉しい限りです(関係ない)。

1階フロアから、近代の水道。

石製の水槽をよく見ると「倫敦水槽協会寄贈」と書いてあります。もちろん文字の左右は東京都のマーク。ブツはロンドンからもらって日本で刻印したのでしょうか。

みずと生きるくらし。

降雨が生活水と変遷する様をジオラマで再現しています。♪山をこえ谷をこえ、ぼくらの町にやってきた。ってヤツです。そういえばいつもお口ポカンのすいてきくんは置いといて、みずたまちゃんはドングリマナコにへの字口だったり(ついていけない人ゴメン)。

1階フロア全景。

奥にあるナニカの輪切りは、リアル上水道管です。人がすっぽり入れる大きさですので、アイレムさんは絶対絶命都市3を作るときにこの中をさまようダンジョンを検討してみてください。

(2006/12/08追記)
江戸時代の上水道その2。

このページの上から3枚目の画像と同じく、こちらも江戸時代の上水道です。これは茨城県かすみがうら市・郷土資料館の庭内で見つけました。遠く離れた場所で同じものを見つけると、なんか得した気分。

ちなみにこれは東京大手町の地下工事中に出土したものらしいです(脇の説明文より)。そういえば東京都中央区の郷土資料館(タイムドーム明石)にもコレと似たようなものあったかも。
ついでながらそのタイムドーム明石、郷土資料館のお約束とも言うべき地元の歴史を展示するスポットがあるのですが、なんと江戸時代からスタートです。早ッ!

 
 ●利用案内
 アクセス  都営地下鉄三田線「水道橋」駅より徒歩5分。
 JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅より徒歩8分。
 開館時間  9:30〜16:30
 休館日  年末年始(12/28〜1/4)。
 入館料  無料。
 所在地  〒113-0033 東京都文京区本郷2-7-1
 TEL  03-5802-9040
 OHPアドレス  http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/pp/rekisi/index.html
 近隣の見所  東京ドーム(徒歩5分)。

 

   

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