お台場へ遊びに行ったことのある人なら、その存在と名前は知っていると思いますが、実際に入ったことのある人は少ないのはないでしょうか。新幹線や飛行機のように男の子の憧れからも外れがちな船舶ですが、この博物館は見ごたえ十二分、展示内容もなかなか楽しいです。本館の入り口すぐのところに、イルカやクジラの回遊が巨大プロジェクタで見られるスポットがあるのですが、そこで女子高生３人組がダベっていたのが印象的でした。

大型船の実物大エンジンが設置されています。大きさに圧倒されること、間違いなしです。

ジェットだかホバーだかで進むらしいです。

船だけでなく、海と人間の関わりという大きなテーマが、この科学館にはあります。

天井からロープ垂らしてにょっきり釣り下がっています。面白くて撮影してしまいました。

縮尺忘れましたが、かなり大きいです。あと、これと同じかもう少し大きいサイズの戦艦大和の模型が、建物の外にも展示されています。

当然かもしれませんが、飛行機のコクピットと似ていますね。手前の柱は潜望鏡でしょうか。

フロア自体が優雅でした。

本館券を持っていれば中の様子を見学できます。昭和13年建造ですが、作りはしっかりしています。

この奥には船長室もあり、当時実際に使用していた本や書類がありました。

青函連絡船として活動していた羊蹄丸は、ここ船の科学館でフローティングパビリオンとして生まれ変わりました。船内は、海をテーマにした「シー＆シップワールド」や昭和30年代の青森駅を再現した「青函ワールド」等があります。

このファンシーな船長は、シー＆シップワールドの入り口で皆を陽気にお迎えしてくれます。しかし中へ進んでいくと・・・。

当時の青森駅の様子を再現しています。戦後のあわただしい混乱の中、様々な事情で本州と北海道へ分かれて住むことになった家族のお見送りシーンを等身大のマネキンが見せてくれます。リアルすぎて子供は泣き出しますよ、これ。

食べかけのライスカレーがリアルです。手前の黄色い紙はメニュー。当時の価格が記されてました（金額忘れたけど）。

2003年、奄美大島付近から引き上げられた実物です。2003年5月末から4ヶ月の予定で公開されましたが、観覧者が非常に多く（最終的には160万人以上）、2004年2月末まで公開を延長しました。

今は横浜の海上防災基地に移送、今後はそちらで公開されるようです。

この中に小型の高速艇（上の写真の右隣）が格納されていたわけです。テレビのニュース等でCGを使って図解されていましたが、実物はやはりすごいですね。圧倒されます。

手前の白い船が高速艇ですね。海底に沈んでいたのを引き上げたため錆びている部分もありますが、よく見ると銃弾の跡も見えます。海上自衛隊とドンパチやった跡ですね。生々しいです。

羊蹄丸の１スペースを使って臨時の展示会場を設置していました。

電子機器の一部。携帯電話と、その上にあるのはプログラム電卓でしょうか。どちらもやや型が古い気がします。日本人に偽装するために身に着けていたのか、それとも実際に使用していたのかは不明ですが、ここまでやる点はちょっと不気味です。