◆Dinosaur FACTory◆

 

林原自然科学博物館(通称:Dinosaur FACTory)は、パナソニックセンターの1Fと3Fを占める、恐竜や化石の”発掘”に関する自然博物館です。この博物館は、他の博物館と異なる点が2つあります。ひとつは、恐竜の骨格や化石の展示がメインではなく、その発掘作業・復元・照合といった研究工程をメインに展示していること。そしてもうひとつは、体験型学習施設としてPDA(情報携帯端末)を貸出し、展示内容を自ら調べるように演出していることです。
博物館の展示方法も、標本をただ並べているだけのものから、ボタンを押すことで光・音や動きで時間的経過を示すもの、実際に手で触ったり動かしたりすることで触覚に訴えかけるものと変遷してきました。この「PDAによる展示内容そのものの探索」は、新しい試みです。

入館時に手渡されるPDA。

渡されるとき、案内のお姉さんから使い方について簡単な説明を受けます。入力ボタンは十字ボタンとOK/キャンセルです。市販の携帯端末と同等のものだと思われますが、子供が扱うことを考慮して頑丈なスチールで覆われており、かなり重いです。

館内に入ってすぐの恐竜骨格標本。

首がちょうど3階の高さにあります。
また、この骨格標本と一緒に記念撮影をするサービスがあります。撮影した画像は、オフィシャルHPからユーザIDとパスワードを入力して取得できます。

標本展示。

研究室の一角に採掘したものを飾ってあるという雰囲気。

採掘現場のジオラマ。

ジオラマといっても床にプリントしてあるだけですが。床のところどころに生物の痕跡があり、そこへPDAを近づけることで情報を取得できます。

採掘キャンプの所持品。

衣類とか薬とか地図とか、そのほか作業に必要なものいろいろ。こういったものの展示は、普通見ることができないので面白いです。

標本復元室。

採掘した骨格はバラバラだったり一部が欠けていたりするので、ここで復元します。

標本復元のための作業机。

プラモデルやフィギュアの作業机と同じようなものでしょうか。机を傷つけないように敷いてある古新聞が、さりげなくお台場周辺の地図だったのは笑いました。

研究ラボ。

実際に組み上がった骨格標本や資料を基に、恐竜の生態についてあーでもないこーでもないと議論するお部屋。マスコミやおえらいさんの対応もここで行なうので、作業室よりゴージャスです(多分)。

恐竜の想像模型。

小型の恐竜はこうやって群れを成していただろう、とか予想するわけですね。ちなみに身体の模様は誰も見たことがないので、もちろんあくまでも想像。この模型の隣に、違う模様を持ったこれら小型恐竜の想像図がありました。

最後に、巨大恐竜と記念写真の一枚。

OHPから拾ってきました。画像が小さい上に荒いですが、取得元のサイズが112x82なので、それを縦横2倍に拡大してこれが精一杯です。

 
 ●利用案内
 アクセス  ゆりかもめ線「国際展示場正面」駅 または りんかい線「国際展示場」駅
 下車、徒歩3分
 開館時間  10:00〜18:00(入館は17:00まで)
 休館日  月曜日(祝日は除く)、年末年始
 入館料  18歳以上500円、高校生400円、小中学生200円
 ※ 小学生未満・障害を持つ人(および付添い1名)は無料
 ※ 団体(20名以上)は、2割引
 所在地  〒135-0063 東京都江東区有明2-5-18
 TEL  03-3599-2600
 OHPアドレス  http://www.dinosaurfactory.jp/
 近隣の見所  東京都水の科学館(徒歩5分)、虹の下水道館(徒歩8分)

 

   

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