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合気道の目的・特色

目的

合気道は人類を一家たらしめる道である。

植芝盛平開祖は、合気道について「合気道とは敵と戦い敵を破る術ではない。世界を和合させ人類を一家たらしめる道である。即ち合気道の極意は、己を宇宙の動きと調和させ、己を宇宙そのものと一致させることにある」と言っておられました。
合気道では相手との無理な激突は避け、同化しようとします。これが、他人と協調していこうとする精神にもつながるのです。
また、清潔厳粛な道場で礼儀を重んじ礼節をわきまえ、厳しい稽古を続けていく内に、殺伐とした気持ちも和らぎ、広い心で人の気持ちを察し、物事を素直に受け入れる豊かな人間性が形成されます。

合気道の特色

人間練磨の特色。

合気道はその動くところの入身と円転の理にして、ことごとく自然の理法にかない、しかもそこには気力気魄が満ちて無理のない動作が行われる。従って合気道は心身鍛錬にもっとも理想的なものである。
現在、国内外の各道場で、学生・壮年者はいうまでもなく、子供・婦人・老人達にまで非常に幅広い年齢層の方にも愛好者が増えています。その理由としては、「武道の真髄なり」「護身術なり」あるいは「万人の稽古法なり」と言われる合気道が、日本独特の心身鍛錬の道であり、人間育成の一端として、広い意味で各方面に推奨されつつあるからです。