ウルトラセブン バトルスラッガー |
ULTRA SEVEN |
アニメスト/バンダイ |
Written by T鈴木 |
ポピーより愛をこめて |
「あれ?アニメストシリーズってポピーのブランドじゃないの?」
「何でバンダイ発売になってるの!?」
と疑問に思ったあなた、かなり鋭い!
確かに同じアニメストシリーズでも「Dr.スランプ」や「ドラヤキハウス」、「スペースコブラ」などはポピー社から発売されていましたが、1983年の合併により、バンダイがポピー社を吸収。
「バンダイポピー事業部」としてアニメストシリーズは存続され、同シリーズでも1983年以降はバンダイより発売となったのです。
う〜ん、ややこしい!(笑
で、この「ウルトラセブン バトルスラッガー」。
本体に描かれたセブンのレリーフがイカしますが、形状からけっこう新しめ(90年代ぐらい)のゲームと思いきや1983年の商品なんですね(ちなみに同本体型には「急げ!ドラえもん」「ウルトラマンクロスアタック」があり)。
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進め銀河の果てまでも |
ウルトラセブンとは!? 昭和42年に放送開始された「ウルトラQ」「ウルトラマン」に続く空想特撮シリーズ第3弾。 前作(ウルトラマン)とは趣向を変え、宇宙人の侵略を物語の主軸に置き、ドラマ性を重視したハードSF路線が高評価を得、現在でも本作を「ウルトラシリーズ最高傑作」と推す声も多い。 平成の世にあっても「平成ウルトラセブン」「ULTRASEVEN X」等の続編、シリーズ作が制作されるなど、まだまだ人気の衰えを知らない驚異のシリーズである(また、近年公開の映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」にいて、ウルトラマンゼロという息子がいることが発覚)。 |
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姿なき挑戦者 |
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ペダン星人のUFOが上空に現れ、キングジョーの部品を落としてきます。 ウルトラセブンを左右に操作し、アイスラッガーで部品を撃ち落としてください。 (第14話〜15話「ウルトラ警備隊西へ」がモチーフですね) なお、セブンは360度円状に動きます。 同シリーズ「んちゃばいちゃ!」とかと同じですが、バンダイ(ポピー)のゲームには、実にこの形状のものが多い!(「落ちゲー」というジャンルがあるように、「周りゲー」というジャンルがあるのだろうか…) 気をつけなければならないのが、部品を撃ち落とせる場所は、部品の出現位置によってそれぞれ決まっているということ。 具体的に言うと、部品がUFOの外側に出現したらセブンを下段に、内側に出現したら上段に持って行き、それぞれアイスラッガーを発射しましょう(どうでもいいが、セブンが横移動なのに対し、移動ボタンは上下に配置…。こういうの何とかならなかったんだろうか)。 |
Attack the Hawkmissile Fighter Seven |
左右どちらかで部品を2回撃ちもらすと、部品が合体。 キングジョーが出現してしまいます。 ジョーはアイスラッガーでは倒せません!(この辺も原作を再現してますね) また、ジョーは左右に移動しながらビームでセブン攻撃してきます。 ジョーの腕が上に上がったら上段に、下に下がったら下段に攻撃してきますので、素早く反応し、ビームをかわしましょう。 |
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海もわれわれ人間のものだ! |
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アイスラッガーも効かない強敵キングジョー…。 ではどうするか!? まずキングジョーが出現するとペダン星人のUFOが振り子のように左右移動します。 このUFOが中央に来た時にセブンを真下に持っていき、エメリウム光線でUFO破壊してください。 するとキングジョーは動かなくなるので、セブンをジョーの正面に持っていき、エメリウム光線で破壊することができます。 一定時間するとジョーは動きだすので、UFOを破壊したら素早くジョーを倒すべし! |
血を吐きながら続ける悲しいマラソン |
筆者は幼稚園の頃、再放送で「セブン」を見た世代ですが、他のウルトラシリーズに比べ、ちょっと怖い感じがしましたね。 実際ペダン星人やポール星人は「怖ぇよ!」と思ったし、第33話「侵略する死者たち」や第47話「あなたはだあれ?」は子供心にもかなり戦慄を覚えたものです(総合的に、怪獣に比べ、宇宙人は怖い!笑)。 幼稚園児の視点では、やはりファミリー・バラエティ路線の「タロウ」や「エース」の方が好きだったような気がする…・ 「アンヌ、僕は…。僕はね…。人間じゃないんだよ! M78星雲からきた、ウルトラセブンなんだ!」 嵐のような感動を呼ぶ最終話「史上最大の侵略」。 幼稚園から小学校、そして大人になるにしたがって、次第に「セブン」を見る目が変わり、その評価も高まってきました。 子供だけでなく、大人の鑑賞にも耐え得る、その洗練されたストーリー性が、「セブン」がウルトラシリーズ最高傑作と呼ばれたる由縁ではないでしょうか。 セブンよ、永遠なれ! |
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