FM797で「藤山一男・由美の金子みすゞの世界」放送中!!
●(101) 2005年9月19日
「高血圧、その後」
高血圧の診断をされたのが二年少し前。それ以後、医師がくれる薬を飲んで、塩分を控えた不味い食生活にしたり、運動のため走ったり、酒の量にも少々(?)気を使ったりと、いろんなことに努力をしてみましたがほとんど変化がありませんでした。そもそも高血圧の薬にはいろんな種類があって、ナトリウムの排泄を促す利尿薬タイプのもの、末梢血管の収縮、拡張を調節するために心臓の受容体に働くもの、カルシウムの取り込みを調節するものなどなどがあって、また副作用もありますので、自分でいろいろ試してみる必要があります。私もいろいろ努力をしてもあまり改善しなかったのですが、その後、新しい薬を追加されたとたんに効果があって、それまで飲んでいた薬を止めてみたのですが、それでも下がったままで、あとから貰った薬だけでいいことになりました。結局、前の薬はあまり効いていなかったのではないのでしょうか。薬はいろんなものを試して自分に合ったものを見つけることが大切のようです。ということで、このところは何でも食べ放題、飲み放題で少々調子に乗りすぎていますので、自粛をしなくてはいけないと思ってはいるのですが・・・・。
先週は24日分のラジオの録音をしましたが、後の編集で番組時間が2分あまり不足とのこと。3日後にその分だけ番組トークの追加録音をしましたが、2分だけでも手間は同じようにかかりますので大変でした。
●(100) 2005年9月12日
「敬老の日」
岸和田のだんじり祭りは毎年9月15日に行われています。以前は9月15日は敬老の日でしたが、いつからかハッピーマンデーとかいう祝日になってしまって、だんじりの日が休みではなくなってしまいました。岸和田の人のだんじり祭りにかける意気込みは並大抵ではなく、他都市へ就職した者もこの日のために必ず帰ってこられるらしい。もちろんこの日は岸和田の街はほとんどの仕事はお休みで、町衆はこの祭りに一年分の思いをかけて頑張るようです。街をあげてのお祭なのに昨年は初めて休日ではなくなったこの日、役所を開けるのか、閉めるのかということがニュースになっていたくらい岸和田市としては大問題だったようです。
ということで今年は19日が敬老の日になっています。我々もあと十余年で敬老組に入ってゆくわけですが、十年以上前にお年寄りの生き方を歌の詞として書いておられた方があって、曲を付けたらどうかと言われていた詞ですがそのままになっていました。敬老の歳になったらもう一度読み直してみたい詞です。
「ぼけたらあかん 長生きしなはれ」 作詞 天牛新一朗(94歳)
1 年をとったら、出しゃばらず 憎まれ口に 泣きごとに
人の陰口 愚痴いわず 他人のことは 誉めなはれ
聞かれリゃ 教えてあげてでも 知っていることでも しらんふり
いつでも アホでいるこっちゃ
2 勝ったらあかん 負けなはれ いずれ お世話になる身なら
若いもんには 花持たせ 一歩さがって ゆずるのが
円満にいく コツですわ いつも感謝を忘れずに
どんな時でも へエおおきに
3 お金の欲を 捨てなはれ なんぼ ゼニカネあってでも
死んだら 持って行けまへん あの人は ええ人やった
そないに 人から言われるよう 生きているうち バラまいて
山ほど 徳を積みなはれ
4 そやけど それは表向き ほんまは ゼニを離さずに
死ぬまで しっかり持ってなはれ 人にケチやと 言われても
お金があるから 大事にし みんな ベンチャラいうてくれる
内緒やけど ほんまだっせ
5 昔のことは みな忘れ 自慢話しは しなはんな
わしらの時代は もう過ぎた なんぼ頑張り 力んでも
体が いうことききまへん あんたはえらい わしゃあかん
そんな気持ちで おりなはれ
6 わが子に 孫に 世間さま どなたからでも 慕われる
ええ年寄りに なりなはれ ボケたらあかん そのために
頭の洗濯 生きがいに 何か一つの 趣味持って
せいぜい 長生きしなはれや
●(99) 2005年9月5日
「音羽山」
先日、突然思いたって近くの音羽山に登ってみました。滋賀と京都の間にある593mの山で滋賀県側からでも京都側からでも登れます。山頂から尾根伝いに北へ降りると小倉百人一首で蝉丸が「これやこの 行くも帰るも・・・・・」と詠んでいる逢坂の関のところへ出ます。山科側からは京阪京津線の追分駅あたりから歩いて行くのですが、登り口まで30分以上かかりますので、私の場合は手っ取り早くぎりぎりのところまで車で入ってゆく簡易登山です。名神高速の東インター近くから音羽川沿いの細い道を入って桜馬場というところまで車で行き、そこに車を置いてスタートです。ここは名前のとおり桜の木がたくさんあって、春には桜の花の隠れた名所でもあるのですが、あいにく道が狭く離合地点も限られていますので運転に自信のない方にはお勧めできません。桜の頃以外はグループや家族連れなどがバーベキューなどを楽しんでおられるます。
桜馬場に車をおいて長い階段を約10分ほど登ると牛尾観音に着きます。そこからは急な登山道になりますが20分も頑張ると尾根筋の東海自然歩道にでます。尾根のパノラマ展望台からは近江大橋方面の琵琶湖を眺められ、滋賀県の石山寺にも下りられます。その展望台から15分ほど歩くと音羽山の山頂に到着できます。三角点のある山頂は送電用鉄塔が景観を壊しますが琵琶湖側も山科方面にも展望が開けています。あんまり空気は清んでなかったのですが写真を撮ってみました。たまには山科から登って滋賀へ下りてみたいのですが、余裕をもって車のことも考えてから計画しないといけません。
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音羽山山頂から山科方面
パノラマ展望台から琵琶湖の近江大橋方面
●(98)2005年 8月29日
「冷やし麺」
朝夕は多少涼しくなりましたが、まだまだ暑い毎日です。暑いときはどうしても冷たいうどん、そば、ソーメンなどを食べる事が多くなります。特にそうめんは大好物で、やはり三輪そうめんのコシのある細いものが好きなのですが、毎年お中元として極上の細麺を頂戴しますのでそれを好んで食べています。薬味としてはおろし生姜はもちろんのことネギ、ミョウガが必要です。そのほかアサツキ、カイワレ、大葉の細切りなども入れますが、最近見つけたメカブとろろという、メカブを細かく刻み叩いたものを付け汁に入れるとこれがまたコクがでて美味しく、また栄養的にも元気が出そうな気もしますので、このところはそれに凝っています。
またこのシーズンは冷し中華です。いつも我が家の冷麺はどこよりも美味しいと自慢していますが、冷麺はやはりスープが大事です。私は食べるだけで詳しいレシピはわかりませんが、結構、意外に思うようなものも入れて作っているようです。最終的にはお醤油とお酢の具合も大切で、どちらも利きすぎても足らなくてもいけません。毎年、夏場には十人前ほどの単位で作ってはペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やしていますので、いつでも冷麺をつくれる状態にあります。また麺も大切なのですが、我が家では少々高い(と、いってもしれている)のですが、グリコ食品からでている麺好亭というストレート中華麺を使っています。具は、きゅうりにトマト、焼豚またはハム、金糸タマゴ、それに中華くらげなどを入れると、より豪華になります。よく冷やしてカラシを効かせて食べると最高です。以前はいつもスープも全部飲んでいたのですが、今は血圧に悪そうなので飲むのは少量で我慢です。
涼しくなってそろそろ冷麺のシーズンも終わりに近づき寂しい気もします。
●(97)2005年 8月22日
「ジャンボ西瓜」
7月に富山へ行った時のお土産で戴いたジャンボ西瓜をお盆休みの宴会で切りました。富山県の北の端、入善町で明治からつくっている日本一大きな西瓜で直径30cm、長さが40cmのラグビーボールのような楕円形をしていて、重さも約20sもある大きなものです。そのままでは持ちにくいのでワラで編んだ俵で梱包されています。大きさだけのもので味はダメだろうとまったく期待していなかったのですが、食べてみると上品な甘さの実がつまっていて大満足のものでした。毎年、皇室にも献上されているとのこと、納得!納得! ただ、あまりに大きくて家庭用の冷蔵庫などで冷やせないのが難点です。もちろん今年の分の注文はもう終了したのですが、また来年以降に何かの機会に是非とも注文して使ってみたいと思うほど見事なものでした。
今週末はラジオの放送日です。「懐かしのフォーク」のコーナーでは「22才の別れ」を歌っています。
●(96)2005年 8月15日
「正伝寺」
雑誌で洛北西賀茂にある正伝寺というお寺があることを知りました。私も有名な寺院はそこそこ知っているつもりでしたが、この寺は今までまったく聞いたこともなかったお寺です。たまたま最近の雑誌2誌に取り上げられていたので、突然思いたって行ってきました。
送り火の五山のひとつ船形の麓にあります。庭は比叡山を借景にした小堀遠州作の美しい枯山水で、静かに庭に向かって座っていると心が落ち着きます。この日はあまりお天気が良くなく後ろの比叡山にもガスがかかっていますが、それはそれで風情があります。このあたりのお寺は比叡山を借景にしているところも多く、学生時代によく行った岩倉の円通寺を思わせます。方丈は重要文化財で、ここの広縁の天井は関ケ原の戦の直前、伏見城落城の際に千名以上の武士が割腹し果てた廊下の板を使っていて、今なお板上にたくさんの血痕が残っています。
先週はラジオの録音、お盆のお参り、日曜日は知人宅にて宴会と、店は静かなのですが、相変わらずバタバタと忙しい一週間でした。明日は五山の送り火。正伝寺の後ろの船形も、美しく夜空を焦がしてくれることでしよう。
ラジオ番組スポンサーのイチローさんが、私の作曲の「普賢花」「島原慕情」のCDをプレゼントして下さいます。
お申し込みは下記の「ラジオカフェ、番組プレゼント」のところへ
http://radioafepresent.seesaa.net/article/5797593.html
●(95)2005年 8月8日
「百日紅(さるすべり)並木」
連日36〜7度の猛暑、ついついビールの量が増えてしまいます。今年もこの時期あちらこちらで百日紅(さるすべり)の花が咲いています。昨年もこの時期(きまぐれ日記No.3-41)に書きましたが、大和大路通の七条上がったところから、正面通りにかけて数十本ある百日紅の並木が今満開です。白、赤、ピンク、紫など、色とりどりに咲く百日紅の並木は珍しいです。今年は去年とは違った角度から写真を撮ってみました。
七条方面から方広寺の巨大な石垣 正面通から豊国神社
6、7日は鴨川の三条、四条間で恒例の鴨川納涼というイベントが行われており、7日がたまたま日曜だったので早い時間にちょっとのぞいてみました。テントが立ち並び、全国各地の県人会のお店などがそれぞれ郷土色あふれるお店を出していましたが、やはり本番は夜のようで昼間は少々賑わいに欠けます。本当は京都染色団体協議会が主催する「友禅流しファンタジー」というイベントを見てみたかったのですが、やはりこれは毎夜2回しか行われないメインのイベントでした。もともと友禅流しは友禅染めの行程の一つで、のりや染料を川の水で洗い落とす作業で行われていたものですが、水質への影響で1970頃になくなってしまいました。私共の子供の頃には鴨川、桂川などにカラフルな反物が泳いでいたのをよく見ていたものです。川の中に色鮮やかな友禅の反物を流しているということが視覚的に美しいということで、80年頃からはイベントとして復活しています。
以前はこのイベントの時には、私共が歌っていた「きのう京」という曲がバックで流れていたのですが今はどうなのでしょう。本当はその確認もあったのですが・・・・・。
●(94)2005年 8月1日
「その後のジョギング」
今年の5月くらいまでは以前と同じように30分で約5キロを毎日走っていたのですが、このところは無理をしないで歩いている事が多くなりました。同じコースを歩くと早足で45〜50分かかりますので時速6〜7キロくらいなのですが、徒歩で時速6.5キロ以上では相当な早足であるかなければなりません。このところはあまりに暑いのでいろんなコースを40分くらいしか歩きませんので多分4キロ程度でしょう。
走っていると体力的に精一杯で物事を考えている間がありませんが、歩きではその間に多少いろんなことを考える余裕がありますので、それなりに上手く使えば大切な時間になります。
昨夜は愛宕山の千日参りの日で、子供の頃には31日の夜に家族全員で登った記憶があります。7月31日から8月1日の間に登ると千日分のご利益があるということで、ほとんどは31日の夜に登ります。愛宕山は京都市内で一番高い山(924m)で火の神様、京都のどこの家でも台所には愛宕神社の「火迺要慎」のお札を見かけます。また3才までの子供が登ると、その子は一生火難にあわないと言われています。ほとんどが清滝からの表参道(男坂)から登りますのでバスも終夜運転しているそうです。その他に水尾からの女坂、周山の愛宕道からのルートもあります。昨夜はちょうど日曜日だったので大勢の人出だったことでしょう。
私共も若い頃にはハイキングで何度も愛宕山に登りましたがほとんど景色も見えなく楽しみのない、しんどい山でした。多分ご存知ないでしょうが戦前には愛宕山には観光のケーブルカーがあったそうです。いまも参道からわき道に入ると昔のトンネルなどが残っていますが、当時は山中に眺望を売り物にしたホテルもあり、冬はスキー場もあって人気を集めていたとらしいのですが、今ではそんなことは信じられないようなことです。
●(93)2005年 7月25日
「夏本番で温泉へ」
連日32〜33度の猛暑、先日は35度以上と少々暑すぎてバテ気味です。我が家に5月初めからたくさん咲いていた胡蝶蘭も、いよいよあと数本になってしまいました。朝早くからクマゼミがうるさく鳴き、先月あたりに妻が漬けた梅ジュースもそこそこ出来あがってきました。いつもの散歩コースの川では子供が水遊びをしていてまさに夏本番です。
日曜日には、今年の二月にライブで行ったときに泊めていただいた小川温泉元湯に行ってきました。白馬山系朝日岳への富山側ルートの起点である秘境の温泉で、二月には雪のため入れなかった天然洞窟の風呂や、岩風呂、檜桶風呂にも入り露天風呂を堪能しました。地元のご住職のお世話でしたので、部屋も高円宮様がお泊りになったという特別のお部屋で大満足。あちらの名産とかのジャンボ西瓜をお土産で戴いて持って帰りましたが、ラグビボール型の巨大な西瓜であまりの大きさに驚いてしまいます。持ちやすいようにきれいに藁のムシロでくるんで縄が掛けてありました。少々皮が厚いらしいので2ヶ月くらいそのままでもつようですが、当然冷蔵庫にも入らずどのようにして冷やしたらいいものかと思案しています。おまけに妻は西瓜、メロン大嫌いなのに家へ着くとまたまた宅急便で北海道から大量のメロンが到着。私だけ喜んでいます。
温泉はいいのですが、今回も日程的にはきつく、土曜日も店のお客さんとのお付き合いで、朝3時半帰宅で4時就寝。日曜日は10時前に起床で11時出発。温泉へ行く前には富山のお知りあいのところへ病気見舞い。その夜は温泉で宴会。月曜日は夕方に京都に着いてすぐに店に出勤して仕事。その間二日間であちこち寄り道をして約850キロの走行を一人で運転と、なかなかのハードスケジュールです。このところの地方ライブで長距離の運転にもすっかり慣れた私に妻も驚いたり感心したり。
ということでバタバタしていまして、このベージの更新が初めて二日間遅れてしまいました。
今週末はラジオの放送日です。30日(土)深夜2時〜2時半、FM797です。起きておられたら聞いて下さい。
●(92)2005年 7月18日
「平原綾香」
平原綾香の「Jupiter」はすばらしく、歌ってみたい人はたくさんいるのですが、音域もまるまる2オクターブあってなかなか歌いこなすのは難しそうです。今年の初めに出た「明日」という曲は、スーパーでの買い物中に有線で初めて聴いたのですが、聴いたとたんに印象に残るような曲でした。最近のヒット曲の中では我々の世代で歌ってみたいと言う曲は少ないのですが、彼女の曲は我々の世代でも違和感なく受け入れられる曲です。この「明日」はCDではイントロ無しでいきなり歌いだすのですが、歌いだす前に大きく息を吸っている音をわざと入れてあって、それが歌いだしの緊張感を感じさせてくれています。この「明日」は音の動きが大きく、譜面を見ると同じようなメロディーのところも少しずつ細かく音を変えてありますので、すべて正確に音程をとるのは難しいのですが、音域も「Jupiter」などのように広くなく、メロディーも分かりやすいので誰でもそれなりには歌える曲です。私も譜面を見て覚えましたので、何かの時についつい鼻歌で出てしまいます。平原綾香の曲は、合唱などの声楽をやっておられる方が特にお好みなように思いますが、結構クラシック的で、声楽曲のようなイメージがあるからなのでしょう。最近また「Eternary」という曲がでていて、オリコンのチャートに入っているようですが、またじっくり聴いてみたいと思っています。
昨日、祇園祭の巡行も終わりました。今年の祇園祭は宵山、巡行が土、日で、おまけに珍しく雨が降らなかったので大変な人出でした。その宵々山の日(15日)に今月30日放送分のラジオの.録音を終了しました。今月のフォークソングは、このいちばん暑い時に妻が「なごり雪」を歌いましたが出来はどうでしょう。
●(91)2005年 7月11日
「大当り」
だれでも若い頃には付き合いでギャンブルもするものですが、私にはバク才は全くないようで、このところはもうギャンブルをすることはありません。たまにジャンボ宝くじを買うくらいで、それも数十年のうちで一万円当ったくらいが最高で、ほとんど当った記憶がありません。それにひきかえ妻の方は相当運は強いようで、以前にスーパーの抽選会で原付バイクを当てきたり、競馬の知識もないのに付き合いで買った馬券で万馬券を当てたりして大騒ぎをしたことがあります。
先日はビールメーカーのキャンペーンでビンや缶に付いているシールをハガキに貼って送ると、メーカーから工場直送のビールが当るというイベントがあり、ビール党の我が家でも数十枚貼ったハガキを3枚、妻が応募しました。それが先々週に1枚が当選、工場出来たてのビールをクール便で送ってきました。鮮度が命というふれこみ、3日以内に飲んで下さいということで、さすがに工場直送で新鮮でまろやか、ちょっと違う美味さでした。すると翌週にも同居の親のところにも、妻が出したハガキが当選、またまた新鮮ビールが送られてきました。母は来週、もう1枚のハガキも当るかなと厚かましい予想ですが、そんなに甘くはないです。
日曜日の夜に2週続けてその美味しいビールを飲んでいると、たまたま知人から電話があり、焼肉屋へのお誘いです。何と、その日(7月3日)の阪神競馬の11R(米子S)の3連単(5-3-10)で79万2340円の配当がでたそうで、その馬券を200円で買っていたとか。約160万円の配当をもらって、祝賀の飲み会へご招待とのことです。行ってみると既に6名余りが集合して大盛り上がり、もちろんご当人はご満悦。投票所でも百万以上の高額配当者は受け取る窓口も一般とは違って別室でもらうとか、そんなおもしろい話も聞きながら、そのあとスナックにもご招待いただきました。来週も当てて呼んでくれるとか・・・・でしたが、残念ながら今週は電話はありませんでした(そうは当りません)。知り合いが競馬でこんな巨額の大当たりは初めてのことで、他人事ながら喜ばしい。
●(90)2005年 7月4日
「カラオケの器械」
半月ほど前からカラオケの器械が変りました。曲数も通信回線で週ごとに増えていっているのですが、現在のところ約53,000曲以上が収録されているようです。そうなると目次本も電話帳よりもかなり分厚いものになって使いにくいので、最近のカラオケのお店では本は使わずに、電モク(電子目次?)といって昔のワープロみたいな小型の機器をテーブル席に持っていって曲を捜して入れます。歌手、年代、ジャンルなどで検索できて非常に便利に出来ています。また本体はキーチェンジはもちろん演奏スピードも自由に変えることが出来ます。キーチェンジも以前の機種では±5だったのですが、今度のは±7まで変えられます。以前にもカラオケで歌う場合に、キーを自分の音域に合わすことが大事だと言いましたが、キーのことについて少し書いてみます。
キーは丁度、時計のように12の段階があります。プラス12とかマイナス12すると一周して元に戻りますので同じキーになります。また例えば0時(12時)のとこから考えてみますと、プラス6として右回りに降りてくると6時のところになりますが、これはマイナス6として反対回りに降りてきても同じキーになります。以前の器械では5段階しか上げられなかったので、5以上に上げたい時はマイナス5とすると7時のところになりますのでプラス7と同じキーになります。同じようにプラス7は7時のところですが、反対回りでマイナス5でも同じキーになります。同様にプラス5もマイナス7も同じキーです。以前の器械では±5しか変えられませんでしたので、丁度6時のところのキーだけは使えなかったわけですが、今はすべての音域をカバーししています。プラス6にするかマイナス6にするとか、プラス7にするかマイナス5にするとかは、曲の伴奏のイメージによって使い分けをされたらいいかと思います。
ただ自分がどのキーで歌うかについては、「私のキーはこれです」というような便利な言い方はありませんので、曲ごとに調べて覚えておく必要があります。プロの歌手もキーが合わなければ歌は上手く歌えませんので、お歌いになるときはくれぐれもキー合わせを大切に。
長い間、この日記を書きつづけていると、前にも同じようなことを書いていたと言う事があるのですが、以前の分のどこに書いていたかをなかなか見つけられず、現在「気まぐれ日記」のタイトル目次一覧を製作中です。別にどなたが必要とされているわけでもないので、単に自分のボケ逃れのためです。
●(89)2005年 6月27日
「レコーディング」
長引いた風邪の具合もやっとましになったようなので、先週、以前から延び延びになっていた歌のレコーディングで大阪のスタジオに行ってきました。スタジオでの録音は何回か歌ったうちの良いところだけをつないでゆきますので、簡単に済んでしまいます。それも最近の技術はもっと進んでいて、何回も歌ったものの言葉ごとに良いところだけを選んで、細かくつないでもゆけますので、編集次第でかなり実力以上のものが作れます。歌手などでもCDを聴いていてコンサートに行くと満足できないことがあるのはそのためでしょう。
それに比べると私共が出している「金子みすゞ 心の世界」のCDなどは、ステージの生録ですので臨場感はありますが、それなりにアラも目立っていますので、あとで聴くと恥ずかしいです。
私の場合、スタジオでの録音はとりあえず一度歌ってみて、悪かった部分だけ歌い直していますが、たいてい3〜4回くらいしか歌いませんので正味30分もあれば終ってしまいます。何度歌っても大して変りません。先々週にそのスタジオで歌入れに来られた方なんかは、納得できる物ができるまでに4時間以上もかかったらしく、それはそれでスタッフも大変だったようです。
今年は美空ひばりの17回忌とかで、彼女の特集番組をよくやっています。たまたまテレビで「みだれ髪」のスタジオレコーディング風景を放送していて、オーケストラとの同時録音をしていましたが、実力がなければなかなかできないことです。もちろん「みだれ髪」はひばりさんの終盤の曲ですので、わざわざそんなことをする必要はないような時代でしたが、あえて同時録音をしたようです。
でも、その昔は伴奏も歌も全部一斉に録音していたわけで、歌手はもちろんのこと、何十人もの演奏者、録音スタッフなどの緊張度も大変なものだったろうと思います。今はカラオケ作りでも、演奏者それぞれのスケジュールに合わせてバラバラに来て録音して、合成している作ってゆきますので効率は非常にいいのですが一体感、緊張感には欠けます。私共もデュオ曲などは一人づつ録音するより、二人で一緒に歌ってしまったほうが、曲として表現力、ノリが違うように感じます。
今回の曲は「人生(とき)は幻」という曲で、以前に作っていた「愛ある故に」というシングル曲のカップリングとして9月下旬に発売の予定です。
●(88)2005年 6月20日
「歌唱同好会」
先週は、もう十年以上も続いているライオンズクラブのカラオケ同好会のレッスンでした。40代から80代までと年齢の幅が広いのでいつも課題曲の選曲には気を使います。それぞれ曲や歌手の好みもまちまちで、北島三郎のような本格的な演歌好みの方もあれば、同じ演歌でも氷川きよしの曲はイヤだとか、女性の曲はイヤだとか、またまた堀内孝雄などのポップス系の歌がお好きな方もあります。いい曲でも音域が広すぎたり、あまり難易度の高い歌は控えなくてはなりません。曲によって参加されるメンバーも変ってきますので、毎回いろんな範囲から2曲づつ選んでいます。
今回は五木ひろしの「ふりむけば日本海」、水森かおりの「五能線」を選びました。
「ふりむけば・・・」は作家の五木寛之さんが詞を書かれ、五木ひろしさんが自ら曲を付けて歌っておられますが、五木ひろしさんも作曲家としては専門家ではないので、これもシンプルで分かりやすい曲作りで親しみやすい曲になっています。五木さんの曲としてはめずらしくバラードリズムでコブシの少ない曲です。
「五能線」の水森かおりさんは、演歌の世界ではこの数年の間に「鳥取砂丘」や「釧路湿原」などのご当地ソングを大ヒットさせてきたベテラン歌手です。「五能線」は青森県の
五所川原と
能代あたりを結ぶ本州最北端の海岸線を走る路線のようです。
昔から景気が悪くなると演歌が流行るとはよく言われているのですが、たしかに、ここ十年弱の間オリコンベスト100の中に演歌の曲が増えたような気がします。それでも演歌曲でオリコンのシングルのヒットチャートで上位に入るのは大変なことで、その中でも演歌でベスト10に入るのは氷川きよしと、水森かおりくらいでしょう。この「五能線」も最高位8位に入った大ヒット曲です。
妻も私も変な風邪をひいてしまいまして、体調不十分なまま今月分のラジオの録音を強行しました。
フォークソングのコーナーでは妻が「遠い世界に」を予定だったのですが、声が出ないということで、急遽、私が二人分を歌って収録。
●(87)2005年 6月13日
「ボーカリスト」
仕事柄がら、絶対に風邪をひいてはいけないと十分に注意をしているのですが、またまた風邪をひいてしまいました。今年二度目になります。このところ非常に多忙な毎日で、睡眠不足が原因だと思うのですが、歳とともに体力も落ちてきているのでしょう。今回の風邪は今までとは全く違うタイプの風邪で、身体自体は元気で突然、声だけが全く出なくなってしまいました。初めのうちは咳きもなく、熱もでないので、とりあえず風邪薬を飲んでいたのですが、いつになっても良くならず、かれこれもう2週間になります。咽の奥の方に何かが引っかかったままになっていて、そのうち、時々激しく咳きもでるようになって、咳止めシロップなども飲むのですが、ほとんど改善されません。といっているうちに妻も同じような症状の風邪をひいてしまって困っています。
そのため先週予定の新曲のレコーディングが無期延期になりました。新曲製作などの場合は予めスタジオでスタジオミュージシャンが集まってカラオケをつくってくれます。今回はカラオケ完成後に自分の歌を入れる立場ですので、予定を延期してもらったりして融通がつくのですが、カラオケ製作に携わるボーカルミュージシャンの場合はなかなかそういうわけにはいきません。風邪をひいて声が出ないとたちまち周りに迷惑をかけてしまうことになります。他の楽器の人は少々体調が悪くても何とか音は出るのですが、ボーカルでバックコーラスを入れるとかというような仕事の場合は風邪でたちまち仕事がキャンセルとなります。クラシックの声楽家などはどのように自己管理をされているのでしょう。私もだいぶ良くはなってきましたので、何とか今週中にはレコーディングに行きたいものです。
今年も店の前の白川には先週からホタルが出ています。今年は少し遅かったし、少なかったようです。
●(86)2005年 6月6日
「ちりめん山椒」
八百屋の店先に山椒の実が並んできました。妻は毎年今ごろ、山椒が安くなる頃に連日「ちりめん山椒」をつくっています。ちりめんじゃこと山椒をたいた佃煮で、京都では佃煮屋さんはもちろんのこと、料理店や割烹などでもつくったりしていて、観光地のお土産屋さんでもたくさん売っていますが味はいろいろです。我が家特製のものも評判がよくて、もちろん店でも少しは出しているのですが、知人やお客様にあげたり、送ってあげたりと、かなりの量をつくります。山椒も出始めは高く、500グラム入りの箱が四千円近くもするのですが、次第に安くなってきて今は半額以下になっています。この安いときには日頃は何もしない私も店の従業員と一緒に、一年分の山椒の実のそうじをさせられます。枝から実を外して、細かい枝をとって丸い実だけにするのですが、細かい作業ですので老眼鏡をかけながら手伝っています。昨日も店の従業員総動員で1キロを処理しましたが、単純な作業ですので私は10分もやれば堪能します。この時期にアク取りして上手に冷凍保存しておくと来年まで使えるらしいので、山椒の安い今はまわりの者も大変です。そのうちに923特製の「ちりめん山椒」を販売することになるかもしれませんのでその節はよろしく。
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