気まぐれ日記No.15
 2008年1月〜        毎週月曜更新しています     藤山一男

 ●気まぐれ日記No.14へ  ●気まぐれ日記No.16へ   ●掲示板へ 
                     ●トップページへ   
●(233) 2008年3月31日
「〇△□」
 建仁寺の中の庭のところにかけられた「〇△□乃庭」と書かれた謎の木札。「地水火風」という仏教の教えを表していて、地が□、水が〇、火が△で風は庭に満ちあふれている空気のことで見えないとか。目の前の白砂。砂は円形にならされていて、その中心(〇)にはツバキが植えられています。左手には砂が台形(△)に盛り上がっていて、右手には竹を並べてふたをした井戸(□)があります。これらが答えということですが、なかなか禅の問答もパズルのようでむずかしい。
 変った名前ということでは、詩仙堂も、もともとは「凹凸か(おうとつか)」といっていたそうです(「か」の漢字は、ウ冠にハを書いて果の文字=私のパソコンでは文字が出てきません)。たまたま祇園の古門前通りを通ると「ぎゃらりー”〇△□”」を発見。ここは「まる・さんかく・しかく」という画廊です。また山科の我が家近くには古くから「〇×△」という喫茶店があります。当初「まる・ぺけ・さんかく」かと思っていたのですが、「オックス トライアングル」と読みます。これは上手い命名に感心。昔も今も、みんな言葉遊びなんでしょうか、面白い命名をするものです。

                
                  〇△□乃庭

●(232) 2008年3月24日
「建仁寺」
 昨年、建仁寺の禅居庵で”夜桜コンサート”をさせていただいてはや一年ですが、今年も4月4日、5日と行なわれます。5日(土)は私のコンサートでいつも素晴らしいギターを弾いてくれます古川忠義さんが一人でステージをつとめます。詳細は以下のとおりです。

 〜〜〜〜〜〜〜〜★夜桜コンサート★〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ● 4月4日(金)  内田奈織(ハープ)
          東京芸大卒。青山音楽賞、藤堂音楽賞、京都芸術祭、日本ハープコンクールなど受賞
    ● 4月5日(土)  古川忠義(ギター)
        15歳にてデビューリサイタルのあと京都芸大へ。クラシックからジャズ、カントリーまで多才
         ----------------------------------------
          18:30開場/19:00開演/入場無料/雨天決行
          会場 建仁寺山内 禅居庵  075(561)-5556
                東山区花見小路四条下る
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 先日あらためて大本山建仁寺へ行ってみました。祇園街に隣接しているのですが、一歩中へ入るだけで異次元世界で空気が変ります。京都最古の禅寺で方丈、法堂、三門などの伽藍も立派なものですが、俵屋宗達作の「風神雷神図」(国宝)の屏風や橋本関雪の襖絵の傑作が見られます。また法堂では2002年に創建800年を記念して小泉淳作画伯によって描かれた双龍図の天井画に圧倒されます。

      
      枯山水の前庭             法堂の天井画「双龍図」

●(231) 2008年3月17日
「一口」
 先日は婆ちゃんを連れて香里園の成田不動尊へ。久し振りに国道1号線を大阪に向って走りましたが、途中に「一口東」の標識が。他府県の方はふり仮名がなければ読めないでしょう。以前の「気まぐれ日記(No.46)」にも、京都の難読地名で書いていましたが、「一口」と書いて「いもあらい」と読みます。一口の付近はもともと”芋洗い”という地名で三方が沼地で入り口が一方にしかなかったことから「一口」の文字があてられたとか。後日に石切神社に行ったときには「水走」(みずはい)という地名。標識には「放出」(はなてん)方面の表示。また滋賀県の坂本近くには「穴太」(あのお)という地名。なかなか読めません。以前に書いたもの以外の京都の難読、ユニーク地名から書いてみました。
  @.外郎町、 A艮町、 B上終町、 C清和井、 D坤町、 E天使突抜、 F罧原町、
などですが、如何でしょう?
 Eは、てんしつきぬけ、という珍しい町名です。マリンバ奏者の通崎睦美さんの本で有名になりましたが、五条堀川のすぐ東で五条天神宮の境内を南北に貫通していたことからこう呼ばれたらしい。またこの五条天神は牛若丸と弁慶が最初に出会った場所ともいわれています。Fは嵐山への通り道、四条通りの西の端の桂川のところで、ふしはらちょう、と読みます。それ以外の解答は @ういろうのちょう Aうしとらちょう Bかみはてちょう Cせがい Dひつじさるちょう です。 とかく地名の読み方は難しい。

           
            平日で静かな「成田山不動尊」

●(230) 2008年3月10日
「声」
 たいした才能もないのによく音楽を続けてきたものだと思うことがあります。若い頃はただ音楽が好きだというだけでやっていて自分の才能のなさに気がつかないものです。あの頃は、少しギターが弾けて少し歌えるという程度でもたくさんの需要がありましたので非常にありがたい時代ではありましたし、外国のポピュラーソングなどを歌っていると結構ごまかすこともできました。もちろんこの何十年の間には私も多少の努力はして、「継続は力」でギターを含め音楽的な知識は増えましたが、ただ、声の方はあまり変りません。もともと私などは声の質が良くなく響きの悪い声です。そういえば親父をはじめ親父系の親戚の者はみんなハスキーな声質で、私も同じような血筋ですから声の良いはずがありません。声の悪い中でどうしたら少しでも良く聞こえるかとかは努力はしてはきたのですが、どうあがいても声の良い人にはたちうちできません。歌手のなかでも声の良い人はそれだけで2、3割以上は得しているように思うのはヒガミでしょうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 妻は「トモセラピー」(前回分に記)の治療が始まりました。週5日の通院で約一ヶ月です。その間はお酒を辞めてくださいということで、この3月中は禁酒です。絶対に禁酒といわれるとよけいに飲みたくなることがあるようで、以前には私がたまに飲んでいた「低アルコールのビール」をバカにしていたのですが、先日は「美味しい!」と言って飲んでいたくらいです。

●(229) 2008年3月3日
「地図」
 ライブなどで地方へ行った時には、たいていそこで地図を買います。高速を走れば必ずサービスエリアでエリアガイドの地図をもらいます。ということで我が家にはいろんな街の地図があります。常々行ったところの街については、いろいろ知ってみたいという興味があります。前回の大和郡山へ行ったときも、まず駅に着いて駅前近くの地図で全体を確かめ、途中に市役所があったので開いている窓口へで街の観光ガイドと地図をもらっています。
 京都のように東西と南北の道路で整然とした街にいると、どこの街もわかりにくい。私は比較的方向感覚が良いほうなので、どこへ行っても大きく間違うことはありませんが、書いてもらった地図が間違っていたり、最初に方向を勘違いしてインプットしてしまうと、何度行ってもなかなか間違った感覚から抜け出せないこともあります。妻などは私とちがって地図的じゃなくポイント、ポイントで覚えてゆきます。全体的な把握はないのですが記憶力が良く、一度通ったところや曲るところなどはしっかり覚えているので結構助かることがあります。
 列車に乗っても飛行機に乗っても私は子供のように必ず窓側。飛行機などでは下を眺めてどういう航路を通るのかを見ています。妻は乗り物で窓側に座らせてもらうことはほとんどないと言っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 妻は薬剤治療で非常に良くなったようですが、最終仕上げとして今週から約一ヶ月間「トモセラピー」という最新の治療をすることになっています。今まで別々であったCTのような断層撮影と放射線治療を合体させたようなもので、コンピューター制御でピンポイントで治療部位に照射治療できる装置です。まだ全国でも限られたところしかない器械で、関西では宇治のこの病院しかないようです。

●(228) 2008年2月25日
「李広宏さん」
 今日24日(日)は知人の「アンサンブル アニマ メア」という合唱団の、第一回演奏会ということで奈良の郡山まで行くことに。メンバーの知り合いでもあるのですが、指揮者も京都在住の親しい知人。このところ合唱のコンサートに行くことは稀なのですが、めずらしくゆっくり聞かせてもらいました。二十数名の小さな混声合唱団ですがよくまとまっていて心地よい演奏でした。やまと郡山城ホールという会場だったのですが、郡山へは今まで行ったことがなく、金魚が有名であるということくらいしかの知識しかなかったので、観光気分で少し早めに着いて街を歩いてみました。結構古い街で郡山城などはまたゆっくり行ってみたいところです。
 その日、妻は駅前のホテルで「李広宏(リコウコウ)を囲む会」のという食事とライブの会へ。その李広宏さんは先日923にも来られて歌ってくれたのですが、中国人の素晴らしいテノール歌手です。もともと中国の蘇州市生まれですが、中学生の頃に有線放送で「夏の思い出」を聞き、こんなに優しくロマンティックな音楽を生む日本とはどんな国か」と日本にあこがれたそうです。1987年に来日してからは日本語を勉強して日本の唱歌「赤とんぼ」「ふるさと」「蘇州夜曲」「月の砂漠」「花」「早春賦」「かあさんの歌」などを、日本語と自分の翻訳した中国語とで歌っておられます。現代人が忘れているような「日本の心」を澄んだ素晴らしい声で蘇らせてくれます。
 私が奈良から帰る途中に妻から電話があり、これから923で「李広宏」さんのパーティーの三次会をするとか。電車を乗り換えて大急ぎで店に直行しましたが、しらふの私は三次会の皆さんとはちょっとペースが合いません。
 先週はライオンズクラブのカラオケのお稽古会があり、遅ればせながら「吾亦紅」などを覚えて頂きました。何かと歌関連の一週間でした。

●(227) 2008年2月18日
「KTC」
 以前毎日のようにテニスをしていた頃、我々夫婦などは「KTC」というグループに入れてもらっていました。先月久しぶりにそのメンバーで集まろうという会があって一次会には参加できなかったのですが、923での二次会で昔話に花が咲きました。「KTC」と書いてKが京都であるなら、テニスをしている者なら誰でも京都テニスクラブと読むのですが、正式名称は「京都テニスクレイジー」というふざけた(?)名前です。十数名のメンバーなのですが、テニスコーチ、大学テニスクラブのタイトル保持者、同好会OBなどと、実力はかなり高い集りでした。その「KTC」の代表は私と同じ大学の卒業生で、ひと回りほど年上の赤尾文雄さんという方でした。その方を中心に集っていた会なのですが、その赤尾さんは学生時代は軟式テニスをされていて、社会人になってから硬式に転向され、40歳前後から実力発揮、数々のビッグタイトルを獲得されていきました。丁度そのころに我々も「KTC」として数々の試合の、応援観戦に行ったものですが、小さな身体でパワフルな大男に打ち勝ってゆく様は見事でした。なお70歳半ばになった今でもKTC所属として現役でご活躍です。我等の師匠の輝かしいタイトル記録を私の記憶のためにと、書き記してみました。これらは優勝だけですが、もちろん他にもたくさんの準優勝などの記録があるわけです。

  昭和56年 毎日オープンテニス選手権   45歳以上シングルス 優 勝
  昭和58年 毎日オープンテニス選手権   45歳以上シングルス 優 勝
  昭和58年 関西オープンテニス選手権   45歳以上シングルス 優 勝
  昭和59年 関西オープンテニス選手権   45歳以上シングルス 優 勝
  昭和60年 毎日オープンテニス選手権   50歳以上シングルス 優 勝
  昭和60年 関西オープンテニス選手権   50歳以上シングルス 優 勝
  昭和60年 全日本テニス選手権        50歳以上シングルス 優 勝
  昭和61年 毎日オープンテニス選手権   50歳以上シングルス 優 勝
  昭和61年 全日本テニス選手権        50歳以上シングルス 優 勝
  昭和62年 毎日オープンテニス選手権   50歳以上シングルス 優 勝
  平成 2年 関西オープンテニス選手権   55歳以上シングルス 優 勝

●(226) 2008年2月11日
「映画」
 このところ妻もすっかり元気になり、この十日ほどのうちに3回も映画を見に行きました。まず祇園が舞台になっている「舞妓は〜ん」。去年見ようと思っていて見損なった映画ですが、たまたま祇園会館で再上映していたので行ってみましたが割引サービス日だったのか超満員。祇園の風景がたくさん出てくるので撮影場所の推測をしたり、言葉の違いを指摘したりと気楽なコメデイー映画でした。次に全編バックに吉田拓郎の曲が流れている「結婚しようよ」という映画。「落陽」「明日に向って走れ」やキャンディーズの「可愛い悪魔」や「襟裳岬」などまで拓郎の作った歌が20曲もでてきて拓郎ファンには堪えられないでしょう。確実に団塊世代に照準を合わせたような映画です。もうひとつは「歓喜の歌」というアマチュア合唱団の話。最後に第九の「歓喜の歌」の合唱で盛り上がりますが、ステージではピアノ伴奏であったのが、何故か音は大オーケストラの伴奏での大合唱になっています。合唱をしていた私としては、安田成美の指揮にもう少し迫力が欲しかったです。歌う方の役者さん方はしっかりドイツ語の歌詞を覚えて口調を合わせていたので本当に歌っているようでした。
 映画は一年間も見ないこともありますが、行きだすと続けて見てしまいます。このところはどの映画館も中高年ばかり。もちろん自分も含めて。

●(225) 2008年2月4日
「節分祭」
 今年は3日がたまたま節分でしたので節分祭をのぞいてみることにしました。今日は朝の雪が小雨に変って雨が降ったりやんだりのお天気でしたので、人が少ないかと思っていたのですがどことも大変な人出でした。とりあえず八坂神社へ行ってお参り。そのあと廬山寺へ行きましたが、ちょうど鬼の出てくる時間で満員で外から覗いただけ。でもお天気がよければもっと人が出ていたことでしょう。帰りに出町の有名店「ふたば」へ寄って豆餅を買うことにしましたが、相変わらず長蛇の列で10分ほど並んで買う。それより朝の雪で白い大文字がきれいで思わず写真をとりました。

       
                        白い大文字

                       
                           ふたばの行列

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家内は多少足腰が弱っていますが、日毎に薬の副作用が消えてすっかり元気になりました。

●(224) 2008年1月28日
「ルービックキューブ」
 たまたまDSソフトの売り場へ行くと、横に「ルービックキューブ」が置いてあり思わず懐かしくて買ってしまいました。もう三十年近くも前に流行た頃には、私も練習して全面完成できるようになって得意がっていたものですが、今回久し振りに買ってくるとすっかり忘れていて、上の一面と横の一列を合わせるのにも一苦労。現在攻略本を見ながら特訓中ですが、またすっかりはまってしまいました。
 買った「ルービックキューブ」はオーソドックスな3×3タイプのものですが、最近は2×2、4×4、5×5タイプといろんな種類がでています。価格も3×3のもので2000円くらいですが、その横には競技用の少し高いもも置いてありました。競技用のものはパーツすべてを分解できるようになっていて、ジョイント部分にワックス処理をしたり、ネジで動きの硬さの調整ができる仕様になっています。
 3×3タイプのスピード競技では全面完成に要する時間が国内レベルで、なんと13秒台のアベレージ。世界レベルでは12秒台というから驚きです。私の場合、まだまだすべてのパターンでの攻略への道のりは遠そうですが、ボケ防止もかねてのんびりお稽古。もう一ヶ月もすれば13分(?)くらいではできるかも・・・。
 やりだすと止まらなくなって、ついつい長時間を費やしてしまいます。今日も一日中没頭してしまって、ひんしゅくをかってしまいました。明日からは節度を守ってすることに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 家内は先週、薬剤治療が終了して昨日退院しました。先週も副作用の影響がありましたが、薬で抑えていましたので前週ほどひどくはなかったのですが、まだまだ完全回復とはいえない状況です。今週からは通院治療ですので次第に副作用も消えてゆくことと思います。

●(223) 2008年1月21日
「動き回る我が家の物たち」
 このところ我が家の大事な物がよく動き廻ります。昔から婆ちゃんのところの物はよく動いていて、財布や通帳やメモ帳などはしょっちゅう、とんでもないところへ移動していて困っていました。先週は婆ちゃんの入れ歯までがどこかへ動いて隠れているようで、いまだ見つかっていません。我が家でもいつも置いてあるところからとんでもないところに移動していることはよくあります。昔からよく隠れたりするのはキーホルダーとか腕時計。大事な書類などは丁寧に特別な場所にしまったりしておくのですが、これがよけいに分らないところに隠れてしまうようです。大事な物ほど特別な場所にしまっておこうとしてよけいに見つからなくなってしまいます。敵(?)もだんだん巧妙になってきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 このところの婆ちゃんはおとなしくなって助かっていますが、今週は妻のほうが薬の副作用でダウンしていました。前回分で風邪といっていましたのが、検査では風邪ではなく薬の副作用によるものだということです。今までの治療では不思議なくらい副作用がほとんどなかったようなのですけれど、今回初めて強烈な副作用に見舞われました。下痢と吐き戻しで約一週間、ほとんど何も食べられずに寝たままの状態でしたので、かなりのダイエットにはなったようですが、食べないのと疲れで体力も相当衰えています。今日あたりから、やっとそろそろ回復の兆しです。でも明後日にまた入院して薬剤点滴がありますので、どうなりますか・・・・。今週が最終の薬剤治療で、以後は薬の影響も薄れてゆくので、次第に回復して元気になってゆくものと思っています。
 妻はいろいろメールやお手紙を頂きながらご返事が出せていなくて申し訳ありませんと言っています。この場をお借りしましてお詫びいたします。

●(222) 2008年1月14日
「紅白効果」
 年末のNHK紅白で”すぎもとまさと”さんの「吾亦紅(われもこう)」という曲が歌われてました。昨年の7月に発売されてからジワジワと流行ってきて紅白で歌われて大ヒットになりました。923では10月頃から皆さんにお奨めしていましたので、早くから覚えられた方には喜んでいただきました。一昨年の紅白の「千の風になって」も大ヒットしましたが、また先日の紅白で歌われてからまた再びランクを上げて、来週号のオリコンではこの2曲がベスト3に入っているようです。コブクロの「蕾(つぼみ)」も昨年3月に発売されて、春ごろに一旦は1位になって、すでに100位以下に下がっていたところ、先日の紅白で歌われてから再び30位台に順位を上げてきました。もちろん「蕾」はレコード大賞になったということもありますが、紅白出場ということの効果は相当大きいようです。
 最近のヒット曲はメロディーとリズムの面白さで作られているような曲が多く、私どもとしては馴染めない曲も多かったのですが、このような曲は詩で訴えてくるので、幅広い層に受け入れられるのかもしれません。上記の「吾亦紅」、「蕾」は亡くなったお母さんに歌ったもの。「千の風・・・」は、亡くなった方からのメッセージと、どれも人生の生き方や命という部分を歌っています。紅白には出なかったのですが、昨年の10月末に発売された”JULEPS”というグループが歌う「旅立つ日〜完全版」という曲が静かに流行っています。「象の背中」というアニメの主題歌で秋元康さんが詩を書かれています。まもなく人生を終ろうとしている方からのメッセージソングです。
 これらのヒット曲、どれも少々暗いのですが、詩がみんなの心に響くようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 妻は先週の入院治療で身体が疲れているところに、たまたま風邪をひいてしまったみたいで、少々体調不良です。今週も火曜日に1泊で点滴治療の予定です。

●(221) 2008年1月7日
「笑顔の効果」
 ちょっと前までは、まだまだ元気なのにどうして60歳定年なんだろうと思っていましたが、最近は記憶力を含めかなり身体能力の衰ろえを感じているこのごろです。雑誌に円城寺美希さんという方が「知られざる笑顔の効果」というタイトルで、笑顔で活力をと書いておられます。
 笑顔はもちろん人間関係を保つために大切なことですが、健康的にも非常に大切だとか。科学的には、笑顔になると、脳内でβエンドルフィン、ドーパミンというホルモンが分泌されていて、βエンドルフィンは、うつ状態、不安、イライラを解消し判断力、気力、行動力を向上させてくれるとか。ドーパミンは、ストレス耐性効果や記憶力を高め、これらが気分を爽快にして高揚させ、思考力を鋭敏るようですにしてくれるとのこと。みんな忙しくて表情が厳しくなるときほどこそ、実は笑顔が必要なようです。
 ブルーな気分のときには笑顔が出せないという感想もよく聞きます。でもどんなに沈んだ気分のときにでも、口角を上げると脳内にスイッチが入り、βエンドルフィン、ドーパミンが瞬時に分泌され、気分が高揚し、表情も明るくなってくるので、ブルーなときこそ口角を上げましようと。でもなかなか笑顔が出せない方のためには「鏡を見ながらボールペンの先端の細い部分を前歯四本で噛んで、そのまま笑顔を作ってみて下さいとのこと。それが自分のベストな”笑顔ポジション”」で、それを記憶して日常に再現して下さいとのことです。心に余裕があるから笑えるのではなく、笑顔が身体の活力を造るということです。笑顔によって新陳代謝も促され、若返りの効果もあるとか。今年も皆さん共々、なるべく笑顔で笑ってられることの多い一年にしたいと思っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 妻は今日からもう1クール(3週間)だけ、点滴治療のための入院ということになりました。といっても今週は2泊3日、来週、再来週は1泊2日の予定です。昨日まではすっかり咽も回復してよい声が出ていましたが、また薬の影響があるかもしれません。今日は退院後、久し振りの検査ですが、順調に回復していることを願っています。

●(220) 2008年1月1日
「明けましておめでとうございます」
 「とうとう今年も終ろうとしています・・・・・」と12月31日更新の日記で「百八つの煩悩」の意味など書きかけていたのですが、飲んでいるうちに年が明けてしまいました。やむを得ず新年1月1日の日記とさせていただきます。お正月休みですので更新遅れをお許しください。
 923は毎年29日までの営業なので、30日から家のお正月準備ということになります。29日の営業前にお客様夫婦と私ども夫婦で忘年宴会。今回はふぐ料理でビール、ひれ酒、ワインなどを飲んでから出勤しましたが、そのあと何軒もハシゴして最後は午前3時。30日から私はほとんど年賀状作りで時間を潰し、結局大晦日の午後6時ごろまでかかりました。そのあと買い物をして迎春準備。そういえばこのところ年賀状作りは毎年元旦以降で、今年のように12月中に年賀状を出し終えたことは随分久し振りのことのようです。今年のお正月は安心して飲めます。「ナマス」「くわい」「数の子」「たらの子」「ごまめ」「棒ダラ」。お正月料理は好物ばかりです。 
 昨年はボケた婆ちゃん、妹の入院、妻の入院と、何かと大変な一年でしたが、それでも建仁寺、永源寺をはじめ、九州、四国などでのライブも何とか終えられましたこと、ありがたい限りです。歳とともに一年一年が大切に感じられます。皆様にとりましても今年が素晴らしい年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
 この拙い日記をご覧頂いて感謝致します。今年もよろしくお付き合い下さい。


  ●気まぐれ日記No.14へ   ●気まぐれ日記No.16へ   ●トップページへ 
                          ●掲示板へ