[7] 撮影… 応用撮影 その3
マニュアル露出モード

これは自分でシャッター速度と絞りを決めるモードです。
間違えやすいのが、ピントをマニュアルで合わすマニュアルフォーカスと混同しやすいのですが
関係ありません。
このモードでもピント合わせはオートフォーカスに頼ることはできます。
さて、このMモードですが僕はまだほとんど使ったことがありません。
一応の露出の基準はファインダーを覗くと見る事ができる露出レベル表示にて確認します。
露出のレベル表示の目盛りがプラスマイナスゼロのところにあるのが、カメラが判断した標準の露出ということになります。
Kiss−DNにてシャッター速度を変える場合は、電子ダイヤルを回します。
絞り値を変える場合には、AVボタンを押しながら、電子ダイヤルを回します。
シャッター速度を速くする→露出レベル表示がマイナス側に→写真が暗くなる
シャッター速度を遅くする→露出レベル表示がプラス側に→写真が明るくなる
絞り値を小さくする→露出レベル表示がプラス側に→写真が明るくなる
絞り値を大きくする→露出レベル表示がマイナス側に→写真が暗くなる
露出レベル表示の右端や左端にある数字が点滅しているときは、露出がその数値のプラスやマイナスを超えていることを表し、
そのままシャッターを押すと、真っ白な写真や真っ黒な写真の出来上がりとなります(笑。
何度も言うようですが、写真の明るさは基本的には絞り値とシャッター速度で決まります。
自分の思う絞り値で撮りたいと思っても、明るすぎたり暗すぎたりするとシャッター速度が付いて行かずミス写真を連発しますし、
エラーとなりシャッターが押せない場合も出てきます。
このへんはカメラの性能にも左右されることとなります。
Kiss−DNでは最高シャッター速度が1/4000であり、絞り値をめいっぱい大きくして、ISOを100にして、
これ以上の高速シャッターが要求される場面での撮影はカメラの限界を超えるので困難だということになるのでしょう。
絞り値の上下の限界値はレンズに左右されることになります。
自分のレンズの絞りの限界値はレンズをつけて、カメラを絞り優先モード(AV)にして電子ダイアルを右に左に回してみると
絞り値が変わっていきわかります。
さて、なんでマニュアルモードが必要になってくるかと言うと、
被写体と周りの明るさが違いすぎる場合などや、暗いところにとても明るい光源体などが点滅したりしている場合、
測光がオートだと、測光するポイントによって、絞りやシャッター速度がそのつど変わり、
写真の明るさが一定しないため、だと思います。
Kiss−DNの評価測光という測光方式は、とてもすぐれていると評判がよいですが、
それでも中央のフォーカスポイントで測光した場所によりかなりの違いが現れます。
分かりやすいのは、明るい曇り空の景色の中に暗めの建物がある場合の撮影をしてみるとします。
絞り優先モードで絞りを固定して、建物に真ん中のフォーカスを合わせてシャッターを半押ししてみましょう。
シャッター速度は、おそらく遅めの数値になるかと思います。
そのままシャッターを切ると、建物はまぁ見れる程度に写りますが、空はまぶしいぐらいの白に写ってしまいます。
では同じ景色で、空に合わせてフォーカスしてみると、シャッター速度はかなり速めになるはずです。
これで写すと空は見た目の明るさになりますが、今度は建物が真っ暗で上手く表現できません。
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上に一例を上げましたが、同じ場所での撮影でシャッター速度が違うだけで、これだけの明るさの違いが出ます。
同じ構図ではないのはご勘弁を(汗。
マニュアルモードだと絞り値を一定のままで、シャッター速度を自分で変化させていくことができるので(その逆も可)
その場所での自分の好きな感じの適性露出さえ掴んでしまえば、
AEロックの必要なく、空も建物もバランスよくという明るさに少しでも近づけやすいのではないでしょうか。
ただし、写真の明るさを変える方法としては、他の応用モードでは「露出補正」という方法もあります。
この使い方は簡単なようで説明もややこしいので、またいつかの機会に(汗。
このように、フォーカスポイントで測光した数値に左右されないように、自分で露出を決めて撮影するのが
マニュアルモードの役目かと思います。
使いこなすにはある程度の経験が必要でしょうが、いざというときは役立ちそうですね。
(注) マニュアルモードではAEロック及び露出補正の機能は使えません。