[6] 撮影… 応用撮影 その2


絞り優先モード


絞りを自分で設定すると、明るさに応じてカメラが自動的にシャッター速度を決めてくれるモードです。

さて絞りとは何であるか?
これは僕もそうでしたが、カメラに馴染んでない人間にはとても理解しにくいものでした。

レンズの内部に何枚かの板を組み合わせて円形に開閉されるように作られた部品らしいです。
その開閉具合によってカメラが取り込む光の量を調節します。

絞りは、F値という値で表されることもあります。

さて絞りが変わると写る写真はどう変わるのかですが、
表現がいくつもありとまどうことが多々ありました。

絞る=F値を大きくする=暗くなる
開く=F値を小さくする=明るくなる

光の量を調整して暗くしたり明るくしたりの他に被写界深度というものがあり、これも変わってきます。
ようするにピントが合う距離の前後の範囲をいうわけですが、

斜めにこちらを向いている魚を撮影するとします。
大きい魚ですと絞りを開いて魚の目にピントをあわせるて写すと口や尾鰭の部分がぼけたりします。
これはピントの合う範囲が前後に狭いせいで、目の部分から離れるにつれてピントの合う範囲から外れていくためです。

絞りを絞って魚の目にピントをあわせるて写すと、開いて写すよりも広い範囲にもピントが合います。
しかし、絞りを絞るということは暗くなり、その分シャッター速度も遅くなりますので、
ピンボケが多くなります。
このへんが難しいところでもあり、面白いところでもあります。

では絞りが変わることによって画像がどう変わっていくか比べてみます。

動く魚ではちょっと比較画像が難しいと思ったので、アクリルの奥行き60cmの水槽に
こちらのアクリル面から10cmぐらいの位置に小物を置いて撮影しました。
照明は水槽の上部ライト20Wが4本です。
水槽の下部分の帯や砂利の写り方などを見ていただくとわかりやすいかと思います。
レンズは、EF50mm F1.8 II を使いました。
ISOは1600で撮影しました。
TVがシャッター速度、AVがF値になります。
ピントはガラス製品の葉の部分に合わせ、部分測光にて撮影。。
なお、画像の明るさが微妙に違うのは、絞りのせいではなくカメラの自動測光方式による
誤差だと思います。

TV=1/640
AV=1.8
TV=1/400
AV=2.0
TV=1/320
AV=2.2
TV=1/250
AV=2.5
TV=1/160
AV=3.2
TV=1/160
AV=2.8
TV=1/160
AV=3.2
TV=1/125
AV=3.5
TV=1/80
AV=4.5
TV=1/60
AV=5.0
TV=1/50
AV=5.6
TV=1/40
AV=6.3
TV=1/30
AV=7.1
TV=1/20
AV=9.0
TV=1/15
AV=10.0
TV=1/13
AV=11.0
TV=1/10
AV=13.0
邪魔(^^ゞ
TV=1/8
AV=14.0
TV=1/6
AV=16.0
TV=1/5
AV=18.0

と、まぁこんな感じな訳ですが、
動いている魚の姿を捉えようと思うと
だいたい僕の腕では、1/50〜1/125ぐらいのシャッタースピードが必要になってくるわけですが
そのときのF値をみてみると、3.5から5.6ぐらいであることがわかります。
その画像を見るとかなり奥行きがぼけていることが確認できますね。
サジカのように小さい魚ならなんとか全体像を捉えることができても、
ドヴィのように30cm以上あるような魚の場合は、カメラに対して完全に真横を向いてくれないと
口から尾の先までピントを合わして捉えることは難しいのです。