[5] 撮影… 応用撮影 その1

今回はCanon Kiss-DNの応用撮影です。

応用撮影モードには
Pモード(プログラムモード)、TV(シャッター速度優先)、AV(絞り優先)、M(マニュアル)、A−DEP(自動深度優先)
の5つのモードが用意されています。 

では撮影に入る前に、露出とはなんぞや?という話ですが、
これを一言で説明するのはとても難しいです。
僕も実際にカメラに慣れてきてようやく少しだけ理解できるようになってきたぐらいです。

まず、カメラでいう露出というのは、写真を写すための光の量だと思えば良いのではないでしょうか。
光がまったくないと何も写りませんね?

この露出(光の量)は、基本的にはシャッター速度とレンズの絞りの組み合わせで決まるわけです。
シャッター速度が速ければ速いほど、カメラが取り込む光の量は少なくなります。
絞りの値が大きければ大きいほど、カメラが取り込む光の量は少なくなります。
逆に取り込む光の量を多くしようと思えば、シャッター速度を遅くしたり、
絞りの値を小さくすれば(絞りを開くとかあけるとかいう表現をする)良い訳です。

ややこしいので、とりあえず今はこれだけ頭に入れておきましょう。


 Pモードによる撮影

これはカメラが自動的に適正な露出を判断しシャッタースピードと絞りの数値を決めてくれます。
そしてその組み合わせをダイヤルを回すことによって撮影者が変更できるのが大きな利点です。(プログラムシフトという)
またストロボを使うか使わないかも選ぶことができますし、
露出補正やホワイトバランス、ISO、測光方式なども自由に設定できるので
全自動モードと異なり、撮影者の意図をかなり反映することができると思います。








 一枚撮ってみました。
 ストロボなし、
 Tv(シャッター速度) 1/25
 Av(絞り数値) 1.8
 測光方式 評価測光
 ISO感度 200

 サジカの色はよく表現できていますが、ピントが甘いです。
 これはシャッター速度が 1/25と若干遅めのため 
 僕の腕ではサジカの動きを捉えきれていないためです。
 シャッター速度を早くしようと思っても絞りの値がこのレンズでは
 最小なので、ブログラムシフトではこれ以上の変更は無理です。
 
 そこでISOを200から800や1600に変更する手段があります。
 ISOの数値を上げることにより明るくすることができます。
 明るくすることができるというのは、すなわち同じような明るさでも
 シャッター速度を速くできたり、絞りこんだりできるということです。



 Tv(シャッター速度) 1/60
 Av(絞り数値) 2.8
 測光方式 評価測光
 ISO感度 1600

 レンズを変えて、絞り値が2.8になったにも関わらず
 1/60のシャッタースピードを確保できました。
 そして前の写真よりも明るく写っていますね。
 ちょっと明るすぎるぐらいです。








ここでちょっとこの場合の適正露出のプログラムシフトというのを表にしてみると

シャッタースピード 1/25 1/30 1/40 1/50 1/60 1/80 1/100 1/125 1/160
絞り値 4.5 4.0 3.5 3.2 2.8 2.5 2.2 2.0 1.8

実際にカメラに表示されているシャッタースピードは、25とか30という風に「1/」は省かれています。
上の写真のシャッタースピード1/60、絞り値2.8を基準にしたとすると、
こういう具合にプログラムシフトでは数字が変わっていきますが
この表ではすべて同じ露出となっています。(同じ光の量が入ってきている)
ただし、絞りやシャッタースピードが変化しているため同じ明るさでも写真の写り方は変わってきます。
これは後で説明してみたいと思います。

シャッター速度優先モード

その名のとおり、シャッター速度を自分で設定すると、
明るさに応じてカメラが自動的に絞り値を決定してくれるモードです。











 とりあえず、上記のPモードでサジカの姿を綺麗に捉えることができた
 1/60のシャッタースピードで写してみました。

 撮影モード シャッター速度優先AE
 Tv(シャッター速度) 1/60
 Av(絞り数値) 2.8
 測光方式 評価測光
 ISO感度 1600










 シャッタースピードを遅くして撮ってみました。
 これはまだ綺麗に撮れた方ですが少しボケてますね。

 撮影モード シャッター速度優先AE
 Tv(シャッター速度) 1/15
 Av(絞り数値) 5.6
 測光方式 評価測光
 ISO感度 1600


 Kiss-DNではシャッター速度は
 1/4000秒〜30秒まで選ぶことができます。

 シャッター速度を速くすると動きの速い被写体の一瞬を捉えることができ、
 逆に遅くすると流動感を表すことができるとのことです。



 このように絞りは2.8以下に下がらないレンズで
 シャッター速度を速くしていくと
 光の量が少なくなり暗くなってしまいます。

 撮影モード シャッター速度優先AE
 Tv(シャッター速度) 1/400
 Av(絞り数値) 2.8
 測光方式 評価測光
 ISO感度 1600









このように、シャッタースピード、絞り値、ISOを組み合わせることにより
自分の水槽や魚に適した露出で撮影することが大事になってきます。

では、続きはまた。