宗教と科学

 

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2024/01/13 21:28

 

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Mail Group21世紀と共に四半世紀を歩めり。

言葉は単なる符号にはあらず。言葉は人間が作りたる世界なり。

人は以言伝心、乞発信。そして返信、全員に返信して語りませう。

 

前回の通信をより広い立場からまとめました。よろしければ下記URLをご覧下さい。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Religion%20and%20Science.htm

 

定義

宗教とは一群の民が共有する一群の信念である。

科学とは一群の民が共有する一群の知識である。

 

両者は似ていますね。実際原始時代には両者は不可分でした。農業と共に始まった文明の発達に連れて

両者は分離し宗教は国家宗教に発展しました。国家宗教は内容の正しさは問題ではない。目的は人民を

国家権力に従わせる事だから。

 

(1) 宗教には国家宗教とその虚偽を暴く事から発展した世界宗教がある。

(2) 国家宗教の目的は国の支配権の強化であり、それが真実かどうかは問題でない。殆どは嘘である。

 例 大日本帝国の皇国史観、ナチスのアーリア民族優秀論、ムッソリーニのローマ帝国復活論、

イスラエルのユダヤ教、アフガニスタン・タリバン等のイスラム教、米国が西部開拓のため原住民排除

の口実に使ったキリスト教「使命」論、ロシアかウクライナ侵略に使っている勢力圏論、他多数。

共産主義諸国の共産党一党独裁も一種の国家宗教でしょう。

 

世界宗教は国家宗教の虚偽を暴く事から発生しました。

インドは古代から王、バラモン、クシャトリア、バイシャ、スードラ等の階級に分裂しました。それを

合理化したのはヒンズー教です。北インドの釈迦族の王子だったシッダルタは苦悩に満ちた世の民を救

おうと地位も家族も捨て僧衣を纏って王城を出、大変な努力の末に仏教を創始しました。それは今でも

通用する深い真理を含んでいると思います。仏教において万人は平等です。

 

釈迦牟尼に対して国家宗教を代表するのはいとこのデーバダッタです。彼は釈迦の弟子の集団が大きく

なるのを見てその奪取を画策します。大人数の集団は一つの政治勢力に成り得ますから。

 

私は新約聖書を三回通読しましたが、そこには非常に勝れた一人の男が説いた深い真理を感じます。

イエススが水を酒に変えたとか、死から復活したなどは私から見ればご愛嬌で弟子達が付け加えたウソ

だと思います。ただそれらの奇跡に信仰の土台を置くキリスト教の信者に私は特に反対はしません。信

仰は自由ですから。この自由こそ世界宗教、あるいは普遍宗教を国家宗教から分かつものです。

 

ハマスはイスラエルを滅ぼしてイスラム国を建設する事を主張して昨年10/7にイスラエルを奇襲して一

般住民1200人以上を殺害し、200人余の人質を連れ去る大罪を犯しました。これに対してイスラエルは

ハマスの撲滅を唱えてガザに侵入し、ガザだけでも既に何万人ものパレスチナ人を殺しています。ハマ

スの何倍もの凶悪犯罪です。ナタニエフ政権は宗教政党に牛耳られた政権です。ユダヤ教を国教とする

イスラエルの悪魔的所業に国家宗教の弊害を痛感します。

 

結論

国家宗教を廃止して国家が行うテロ即ち戦争の無い世界を実現しよう。

その為の最良の手段は科学思想の実践でしょう。なぜなら科学とは真理と真実の探求ですから、国家宗

教の虚偽を暴く最も有効な手段です。

 

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+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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