差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2017926火曜日 22:09
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件名: RE: 核兵器を無力化して平和な世界を実現しよう。
 
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 ミサイル迎撃システム
私なりに考えたシステム設計をHPに載せましたのでよろしければご覧下さい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Nullify%20Nuclear%20Weapons%20Missile%20Systems.pdf
 
この方式により百発百中のミサイルの検知、追尾、迎撃が可能と考えています。
 
現状のシステムでも百発百中の域に達していると聞いています。私の案と技術的にどういう違いがあるのかどうか
興味のある所です。
 
 トランプと金正恩の喧嘩
ロシアのプーチン氏が幼稚園児の喧嘩と評していましたが同感です。トランプの国連演説を聴きましたが国連に
おける米国大統領の演説とはお世辞にも言えない、選挙アジ演説のような印象しかありませんでした。金正恩のは
それ以下ですね。言葉の激しさは中身の無さを直に現しています。私にはやくざの脅しの類にしか聞こえません。
 
何のための衆議院選挙か
突然の衆議院選挙は安倍氏によると「国難突破選挙」だそうです。今の日本にどんな国難があるのでしょうか。少子
高齢化と北朝鮮の脅威に取り組むために財政再建を後回しにしても子供への投資を増やす事を国民に問いたい
と安倍氏が語っていたように記憶していますが皆さんはどう思われますか。北朝鮮の脅威を煽り立てて憲法9条の
平和主義を破棄して公表されている憲法案にあるように国防軍を創設したいというのが自民党の本音でしょう。前回
もそうでしたが今回の選挙も報道されているように「今なら勝てる」というのが本当の動機ではないでしょうか。
 
 民主党政権が高校授業料を無償化した時にすら「ばらまき」として噛み付いていた自民党が今度は大学まで無償
化せよと安倍氏が指示しているそうですが、私には選挙目当ての人気取りにしか思えません。
 
大学進学の公的支援を国がすればするほど大学に行けた人と行けなかった人の不公平は広がるばかりです。これ
までも述べて来ましたが、日本は教育不足ではなく、教育過剰が問題だと思います。石井十次の方針のように10
までは大自然の中で十分遊ばせる事が人間の基礎を作ります。都会ではあちこちに公園を作り、年金生活者が順
番に見守りをすれば保育所の不足問題は解消するのではないでしょうか。年寄りが通うデイサービスと同じ所に
子共も通うようにすれば幼老交流が良い効果を生むと思います。老人と孫は最高の組み合わせです。 
 
高等教育に関しては西沢潤一氏が言われるように「長く学び過ぎる事の害」を強調したいと思います。これまで何回
か述べましたように世界を根本的に変える大発明、発見、事業を達成した偉人の大半は録に初等教育も受けられ
なかった人々です。大学を出た人々の仕事はそれらの偉人の仕事を継承、発展させた事です。それは大事な仕事
ですが、所謂高等教育を受けた連中のもたらした惨害も大変なものです。日本史上最大の変革であったた明治の
日本を造り上げた世代は大学などの無かった江戸時代に育った人々でした。その明治政府が制定した学制に
よって近代的な教育体制がが整備されたはずの大日本帝国において陸軍大学、海軍兵学校、帝国大学を出た
学校秀才達が「末は博士か大臣か」という画一的な出世主義をひた走った末に未曾有の戦争の惨禍をもたらしまし
た。
私は教育の投資拡大よりも学問立国を訴えたいと思います。インターネット時代の今日、大学に行かなくても十分
学問はできます。教育よりも学問を、大学よりも学会を、人工的なものの上積みよりも自然への復帰を訴えたいと思
います。
 
余談ですが先週末には尾瀬を歩いて来ました。自分の足で歩いて上るしかない深山の彼方に広大な湿原が広が
っています。ここでは徒歩だけが移動手段です。移動通信の電波も届きません。時に自然に帰る事は人工物に囚
われた現代人が本来の自分を取り戻せる最高の場だと感じます。
 
竹中平蔵氏の話
今朝のNHK「私の視点」で米国のStiglitzとかいう経済学者などが日本の財政赤字は大した事はないといっている
と竹中氏が解説していました。曰く、日本は財政赤字も大きいが国の資産もまた大きいので問題ないのだそうです。
私は聞いて疑問に思いました。一体その資産は売って換金できるものなりや否や。明治に岩倉具視等がそれまで
各地の村の入会地であった山をいきなり取り上げて皇室財産とし、地域住民が薪や下草を刈るのもできなくしました
。一体これが国の資産でしょうか。それを売りに出して300兆円以上の内部留保を持つ怠惰な日本の企業が買い
占めて私有財産化すれば治山治水もママ成らなくなります。
経済学では売れないものは資産ではありません。人はおのおの腎臓が二つありますが、その内の一個を売ったと
仮定してその人の価値を決めるなどといった事があってはなりません。「経済学者の経済知らず」は普通なら笑い話
で済みますが、それが政治と結びつくととんでもない惨禍をもたらします。
財政赤字はある程度まではたいした害はありませんが、それでも限度があります。私は竹中氏の話には納得が行き
ませんし、米国の経済学者の説を紹介するばかりで、同氏自身の思索が欠けていると感じました。
 
 政治屋の大半は1960年代の発想
をしていると思います。米国とソ連、フランス等もが核実験を繰り返し、大陸間弾道弾が核戦争の恐怖を世界に撒き
散らしました。ソ連がクリスマス島の近海にミサイルを撃ち込んでロケットマン能力の高さを示した事も思い出します。
またソ連の上空を高高度飛行で偵察していた米国のハワード大尉(?)の偵察機をミサイルで打ち落として、その能力
を実証した事も今は遠い思い出です。北朝鮮が出来るのはせいぜい半世紀前のソ連の徹を踏むくらいの事でしょう
 
今は21世紀です。
1960年代の軍拡競争に宇宙開発競争が続きました。突然打ち上げられたスプートニクは世界を驚かし、ガガーリン、
テレシコワ等の宇宙飛行士の取った写真で私は初めて地球が丸い事を納得しました。この頃のソ連は輝いて見えま
したね。しかし当初遅れを取った米国がその底力を発揮して最終的には初めて人間を月に送りこみました。私は夜
月を眺めながら「やはり月にかぐや姫はいなかった」と実感したものです。
 
私が宇宙開発の一つの産物である衛星通信に会社生活を通じて関わり定年退職後の今もそれを研究している等とは
その頃は夢にも思いませんでした。私が就職した1973年以降、マイコンの出現とそれから無数に派生したPC, 
インターネット、携帯移動通信の発展したこの時代は今思っても根本的な変革期でした。A.トフラーが名づけた
第三の波にふさわしい社会の一大変革期でしたが私達は今もその真っ只中にいます。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/The%20Third%20Wave%20for%20Peaceful%20Global%20Village.htm
 
今日では核兵器は無用の長物に
なっています。防衛関係者が言われるようにミサイル迎撃システムが完全ならそれだけで核兵器は単なる厄介物に
なりますが、上述の私の案では核ミサイルを発射した者のところに当のミサイルを返す事が可能です。
 
断定的にミサイル迎撃は不可能だと絶望する人は鉄砲の弾を鉄砲で打ち落とすような事はできないと考えているの
ではないでしょうか。私の案はその方法ではなく迎撃ミサイルは核ミサイルに追いつき、ぴったりくっついて捕獲し、
軌道を反転して発射元にお返し申し上げる方式です。
これは宇宙ではもう当たり前の技術です。現にミサイルよりも遥かに高速に動いている宇宙ステイションに日本の
輸送ロケットが近づいてドッキングし、物資の補給をしています。そればかりか宇宙ステイションに滞在する人員の
交代も普通に行っているではありませんか。
 
以上の事を考えるとトランプ、金正恩、安倍氏等が代表する政治屋の時代錯誤に踊らされてはならないと切に思い
ます。
 
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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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