2003年

2003年12月 良い子は買わないアルバム

BALLADS/ERIC CRAPTON

WPCR11760

クラプトン日本公演、はるばる武道館まで行ってきました。
雨の東京でしたが、さすがクラプトン様の公演、
地下鉄の駅から武道館まで人の流れができていて、いつの間にか着いてしまいました。
相変わらずの質素なステージ衣装でしたが(他のメンバーはチャンとしてるんですがね)、
ステージは最高でした。ギターが鳴ってました。
最後の方はオールスタンディングの状態でしたが、
アンコールの最後、自ら椅子を引いてきて
いつもの「オーバー・ザ・レインボウ」を歌いだすと、
みんな座りだし、聞きほれておりました。
立たせて最後は座らせるとはさすが大御所のステージでした。
このアルバム、日本のみ、しかも3ヶ月の限定発売。
タイトルは変だし、中身は大したことないのですが、
ファンなら思わず買ってしまいます。
コンサート会場で売っているグッズのようなものです。
良い子は買わないようにしましょう。
2003年11月のアルバム

REVERENCE/RICHARD BONA

SRCS2540

リチャード・ボナの2枚目のアルバムです。
今流行りだそうで、買ったバージンでは、
ひな祭りならぬボナ祭りをやってました。
カメルーン出身のジャズベーシストそしてボーカリスト。
聴いていると彼の素朴な歌声に、
なぜかまだ出かけたことの無いアフリカを思い浮かべます。
「また感覚だけの無責任な表現を」とかえるさんから突っ込まれそうですが・・・。
でもそうなんです。
アフリカの風が心を吹き抜けます。
3曲目 スニンガ 言い聞かせるようなボナの声が聞けます。
4曲目 エクワ・ムワト ちょっとキューバっぽくいい感じです。
8曲目 ムントゥラ・モト これは都会的なメロディラインです。
14曲目 風がくれたメロディ 日本語です。
NHKのみんなの歌で流れたそうですからこのごろの子どもは洒落た環境で育っています。
2003年10月のアルバム

NOITES do NORTE/Caetano Veloso

548362

ブラジル音楽界のカリスマ カエターノ・ヴェローゾ いい声です。
いつものように ジャケットがかっこよかったので買ってしまいました。
「ジャケットが良いのは中身もいい」が持論です。
大御所なので、どれ買っても当たりなんでしょうが。
ギターとドラム(スルド、バテリア)しか使っていないシンプルな曲が多く、
否が応でも彼のきれいな声が耳に入ります。
 声が良いとはこういうことを言うんでしょうね。
静かな自分に戻れるアルバムです。
2003年 短かった夏を思い出すアルバム

QUATTRO/PARIS MATCH

VICL69095

今年の夏は梅雨夏とでも言えばいいのでしょうか。
あのジリジリとした日差しを感じる日が極端に少ない夏でした。
さて、思えば洋楽ばかりのこのコーナーの初めての邦楽です。
パリスマッチ 洒落た名前です。
ボサノバあり、ジャズチックなのありと、都会的で洒落た曲ばかり気楽に聞けます。
ボーカルのミズノマリさんの透明感のあるハスキーな声がなかなかです。
3曲目のSTAY WITH ME は、なかなかです。
2003年 梅雨明けをけだるく過ごすアルバム

Self−Pitty/Boris Godunov

ESCD028

遅い梅雨があけた途端に、日差しは強く、気温は上がり、
とても出かける気にはなりません。
ということで、けだるい夏はけだるい声を聴いて、けだるく部屋で過ごしましょう。
これもVIRGINでのジャケ買いです。
昔のAOR(Adult Oriented Rock)のマイケル・フランクスを思い出してしまいました。
おしゃれなドイツのユニット?です。
だから、ドイツ語訛りの英語で歌ってます。
(ドイツ語がわかるのか!とかえるさんからつっこまれましたが、フィーリングです。)
2003年 梅雨空に聞くアルバム

Fresca Samba!

TOCP-67149

日本にいる限り、避けられないのがこの季節
(北海道にはありませんよ。とかえるさんの声が聞こえてきそうです。)
雨が続く日は憂鬱になりますが、
サンバを聞いて、うっとうしい気分を吹き飛ばしましょう。
お気づきのように、以前、黄金週間に聞きたいアルバムで紹介した
Fresca Bossa Novaの姉妹版です。
Sambaのタイトルどおり、聞いていると自然と体が動き始める曲が
28曲詰まってます。
2003年6月 天下御免 SONY CMアルバム

CM STYLE Sony CM Tracks
SICP333

泣く子も黙る天下のSONYがCMで使った曲集です。
ジャケットケースは、
SONYの電気製品があたかも入っているようなダンボール製というかっこよさです。
聴きながらCMを思い出せば、SONYの思う壺、
曲の思い出が出てくれば真の音楽好き、と。
さて、あなたはどちらに分かれるのでしょうか?
一人で聴いても楽しい、二人で聴くと2倍楽しめるアルバムです。
2003年5月ちゃんと発音できないアルバム

リリックス Lyrics
ヘンリク・ミシュキェビッチ & シンプル アコースティック トリオ

Henryk Miskiewicz & Simple Acoustic Trio

CD-002

去年ヴァージンのお薦めの札に目がとまりジャケ買いした
初めての東欧ポーランドのジャズです。
アルトサックスとピアノの掛け合いが、
かえるさんの友人鬼茶ちゃん風に言うと、「たまらんねー」です。
強烈な印象は残らないどちらかというとオーソドックスなジャズと思うんですが、
時々は引っ張り出して聞きたくなるアルバムです。
サックスのヘンリク・ミシュキェビッチ いい感じで吹いてます。
しかし、覚え切れない、ちゃんと言えないお名前です
2003年黄金週間に聞きたいアルバム

Fresca Bossa Nova

TOCP-65985

あなたの心にフレスカ(涼風)を
と帯コピーにあるように、確かに聞いていてさわやかな気分になれます。
黄金週間をのんびり過ごしたいあなた
そして、新しい環境になじめない5月病のあなたへ
さわやかな気分にしてくれる26曲が詰まっています。
2003年4月のアーティスト

ワルツ・フォー・デヴィー/デヴィッド・ヘイゼルタイン
ピアノ好きの友蔵のお気に入りのジャズピアニストの一人
デヴィッド・ヘイゼルタイの少し前のアルバムです。
タイトルからおわかりのとおり、
ビル・エバンスへのトリビュートアルバムです。
しかし、あんなに繊細なタッチではなく、
力強い演奏に初めて聞いて気に入ってしまいました。
いわゆる一目ぼれのアーティストです。
聞いて損は、いたしませぬ。
2003年3月 感謝の一枚

Cafe Apres-midi
クレモンティーヌが選ぶボサノヴァ


今月の1枚は、このコーナーでは2回目の紹介となる
カフェ・アプレミディシリーズからです。
昨年(2002年1月)、かえるさんの所属する女子相撲部(愛称「姫の会」)が、
フィンランドオーロラ興行を行った時の記録画像を
友蔵がフォトCDにして差し上げました。
そのお礼にということで、昨年の3月に「姫の会」から頂いたのがこのアルバムです。
選んだかえるさんに言わせると単なるジャケ買いだったそうですが、
なかなかの目利きのようで、この手のアルバムの中ではベストだと思います。
このアルバムのおかげで久々にボサノヴァに触れることができ、
そして、エリス・レジーナやジャヴァンを知ることができました。
感謝の一枚です。
2003年2月の旬なアーティスト

ノラ・ジョーンズ
カム アウェイ ウィズ ミー


2月といえば、グラミー賞でしょう。
ということで、今月のアーティストは、
なんと8部門にノミネートされたノラ・ジョーンズです。
先日アメリカ在住の友人(残念ながら日本人です)から
「これはお勧めです」とメールをもらいました。
実は、名前しか知らなかったんですが、人が勧めることは
受けるのが信条の友蔵早速聞いて見ました。
「ジャズチックですよ」ということだったのですが、
私にはカントリーに聞こえます。
でも、アコースティックなギターとハスキー・ボイスがよく合って心地よいです。
しかし、ラビ・シャンカールの娘とはびっくりです。
2003年1月に聴きたい曲

ジョン・コルトレーン

マイ フェイバリット シングス


年の初めはブラジル音楽ではなくジャズです。
去年の暮れに友人と飲みに行ったときに最後に寄った店、
最後の店と言っても2軒目ですが
そこでかかっていた曲です。
久しぶりに聞く曲に友人と顔を見合わせてしまいました。
友蔵が言うまでも無く60年代コルトレーンの傑作中の傑作です。
良い曲は何時聴いても良いという見本でしょう。
最近は、耳障りのいいピアノトリオがかり聞いていますが、
ちゃんとしたものも聞かなきゃいけないと反省させられました。
この曲では、コルトレーンはソプラノサックスだそうです。

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