中屋菓子舗
こんちは〜。きょうは東海道5次歩いてるんですよ。戸塚宿来たんで、それらしきとこ探してたら。ここ嘉永?

女性店員)そうです、嘉永です。1800いくらとか。

お金みたいだね、あっはっはっは。

嘉永2年は1849年ですから、今から160年ほど前の創業です。当時から食べられていたものはあるんですかねえ。
息子さんは今何代目ですか?

女将さん)計算したら(私が)7代で、(息子が)8代です。
甘さちょっと控えめで。

あっ控えたの。皮は小麦粉?昔からあったのかね?

女将さん)小麦粉です。多分粉の種類が違うんだと思います。

甘み抑えているっていうけど甘みあるじゃん、だって美味しいよ。もっと抑えちゃってるかと思ったけど。大丈夫、よかったです。これが江戸時代の味だって。焼いてあるだけあって皮が硬いのが良いね。

昔を忍ばせるものはおまんじゅうだけじゃないようですよ。

手形?木型だね。

女将さん)営業許可の木札です。

あっ明治時代だ。明治27年11月5日。

  

  

八坂神社

おや、うちわを叩いてなんでしょうね?

皆さん戸塚地区に伝わるお札まきの練習だとのこと。お札まきはもともと江戸や大坂で盛んに行われていた風習です。宿場町が出来た400年ほど前にここ戸塚に伝えられたんだそうです。白塗りした男性がお札をまきながら歩く厄除けの祭り。江戸や大坂ではしだいに廃れ今でも行われているのは、ここ戸塚だけになってしまいました。

いやあ暑いなか大変ですね。お邪魔します。どうして女装が始まったんですか?古いの?

男性)歴史は400年あります。

kそれずっと続いてるの?で、皆さんはご家族の方ですか?あっ、町内の皆さんが集まっている。
「さあ来い、子ども。今年も豊作だ」。すごいなあ、これは。なんか怖いね。

男性)そんなこというと化粧する人がいなくなっちゃう。

いや、怖いよこれは。ああ素晴らしいですね、こういうの。

  

  

南谷戸の大わらじ
永い歴史だって書いてあったんですけど。何年かで取り替えるんですか?

男性1)13年に一度です。

すわりましょう、あっ日陰になって良いや。

男性1)大きなのにしたのは100年ぐらい前なんです。道祖神の脇でお坊さんがわらじを履き替えて鎌倉へ行った。お坊さんの休息所だったんです。大きなものにして村の象徴にしたんです。

これ、編む人は?

男性2)私たちです。あとの人は(編み方が)分からない。

縄なんてなえる人っていないもんね。
結構時間がかかるでしょう?

男性1)約100人で5日間

100人で!?すごいですねえ。目方も相当重そうだね。

男性2)出来立ては200kgありますね。

200kg?そんなに重いんだ。

男性1)それが雨降ると300kgになります。神輿みたいにしてワッショイワッショイて担いで来るんですよ。

  

昔の写真を見ながら

これいつごろ?

d1昭和27、8年ころ、

kこんなだったんですよ、信じられないねえ。この道路の向こう側全部田んぼだったんだって。貴重な写真じゃないですか、これはねえ。

  

  

  

大運寺
江戸に幕府が開かれる前の慶長元年に創建された大運寺。
400年以上の歴史を誇る戸塚の古刹です。
ここは何を祀ってるんですか?

住職)浄土宗のお寺です。江戸時代では役所的な役割を担わされたんです。

この銀杏の樹は古そうですね。

住職)約400年です。人の命と一緒でだいぶ弱ってきまして。

良く頑張ってるなあって感じがしますね。

住職)頑張ってもらいたいんですけどねえ。

そいうだなあ、御神木だもんなあ。僕はこの前を車で良く通ってたんだ。

  

  

2014年01月30日新設