カンニング |
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今回は、ハンド・トーキーを使うという手の込みようでした。
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試験が始まると、あっという間に答案を書き上げ、教官に提出して、教室を出る江口。
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雄一&澄子&青大将 |
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出会い |
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スーパーのレジでお年寄りに親切で、茶目っ気たっぷりで喧嘩の強い雄一に、好感を持った澄子。
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田沼さんじゃありません。 えっ!? このあいだはとんだ災難でしたわねえ、警察の方は大丈夫だったんですか? いやあ、スーパーマーケットの。 芦田澄子です、よろしく。 田沼雄一です、よろしく。お友だちと一緒ですか? ええ、お店の人と。 仕入先の缶詰会社から切符を押し付けられちゃって。 そうか、そういえば石山のオヤジの会社は缶詰会社だったなあ。 あの人が息子さん? |
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レジで雄一に好感を持つ澄子。 | |||||||||||||
互いに名前を名乗り、いい雰囲気の雄一と澄子。 | |||||||||||||
そうです、気はいいやつなんですけどねえ。踊りませんか? 田沼さんは水泳部なんですってね。 いい感じの二人でした。 |
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気のいい奴、それは青大将 | |||||||||||||
雄一に会わせるからと、澄子を騙してナイト・クラブに連れてきた青大将だったが、居ないはずの雄一が、悦子と一緒にいるのをみて驚く。 | |||||||||||||
石)やあ、お前か。
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そうだなぁ、僕は飲むより食べるほうがいいやぁ。
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雄一VS澄子 | |||||||||||||
無断で船に乗り込み、見つかってしまった澄子。雄一は難色を示すが、青大将が認めたため一緒に航海することに。 雄一が釣りをしている間に、青大将に襲われるが、間一髪雄一に助けられる。 夜の船上で話す二人。 |
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昼間ありがとう もういいさ、ぼくが君を乗せないと言った理由がわかったろう。だいたい君は無茶だよ。男ばかりの船に女一人乗り込むなんてね。 あたし、雄一さんと一緒にいたかったのよ。でも雄一さんがいるから大丈夫だと思ったのよ。助けてもらった時には本当に嬉しかったわ。 |
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パチンコの話はしていません。 | |||||||||||||
俺はちっとも嬉しくないね。 どうして? 石山の気持ちだって考えてみろよ。君がいたから、つい変な気になって、挙句の果てに大恥をかいた。考えようによっちゃあ、あいつも被害者だな。 何もかもあたしがいたからいけないって言うのね。 そうじゃないよ! そうじゃない!雄一さんほんとは私の事嫌いなんでしょ。 なにを言うんだい!? ちゃんと知ってるわよ。八丈島であの歌手の人と遊びたいんでしょ。 馬鹿なこと言うなよ。 なによ。澄まして気取っちゃって、女なんかに興味ないような顔しちゃって。石山さんのほうがずっと正直だわ。あたしのこと好きだって言うし、ちゃんとそういう風に行動にするし。 ああいうことは勇気がないと出来ないわよ。 そんなに石山がいいなら、石山のとこへ行けよ! 行くわよ! それにしても澄ちゃんの言い分は余りと言えば余り。ちょっと理解不能です。 雄一と澄子は、この後も仲直りすることがないまま、嵐に遭遇。雄一は流れ着いた島の娘、昌江と離島生活をエンジョイ、澄子はそんな二人の姿をただ見ているだけでした。 |
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石山の父親と雄一(写真左) 昌江のおじいちゃんと澄子(写真右) |
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雄一の憂鬱
雄一を合宿に訪ねてきた石山の父親は 澄子の憂鬱 一方、澄子を呼び出した昌江のおじいちゃんは おじいちゃんの言葉に動揺し、雄一からの手紙に気付かないまま、大会のチケットを渡してしまった澄子は、雄一に会いに行きます。 |
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やぁ今晩は!江口から切符もらってくれた? ええ、ありがとう。でも、今日は雄一さんに話があってきたの。 そう、僕も話があるんだ。ちょうどいいや。 合宿所に雄一を訪ねた澄子 |
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じゃ、先に話して。 |
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大会当日、青大将と一緒にドライブに出かけた澄子を追いかける昌江。 澄子が誘拐されたと、嘘をついてパトカーを使って追いつきます。 雄一の気持ちを知って応援に向かう澄子(写真右) |
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昌)澄子さ〜ん! 澄)あら、あなたたち水泳に行かなかったの? 昌)行こうと思ったんだけど、切符と一緒にこんな手紙が入っていたんです。これを読んだら行けやしません。 澄)えっ?手紙を読む澄子 今度の試合は澄ちゃんのために一生懸命戦います。ぜひ応援に来てください。ぼくは澄ちゃんが大好きです。 じい)そうとも知らずに悪いことしてしまった。さあ、とにかく早く水泳場へ行ってあげなさい。 澄)ありがとう!石山さん、悪いけど水泳場に行って! 石)えっ!?だけどあの免許証返してもらわなきゃあ! 澄)あんなもの、どうだっていいじゃないの!ね、お願い、行って。 石)かあ!澄ちゃんに頼まれると嫌って言えないなあ。おうし、行っちゃえ! 相変わらず変わり身が早く、我侭な澄ちゃんのお願いを、交通法規を無視してでも聞いてあげる青大将、本当に気のいい奴です。 パトカーに捕まることなく会場に到着した青大将と澄子。 |
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1500m自由形でレース中の雄一に、声援を送ります。
澄)雄一さ〜ん!がんばって〜! 石)澄ちゃん、勝った。若大将いいぞ〜! |
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声援を送る澄子 | |||||||||||||
そんな青大将は、追いかけてきた警官に捕まってしまいます。 石)澄ちゃん、行ってきます。 青大将の顔も見ないでそう言ってしまう、冷たい澄ちゃんでした。 そして「海の若大将」はハッピー・エンドで終わりました。 |
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プロダクション・ノート |
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「海の若大将」の製作裏話をお楽しみください。 |
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<加山雄三の愛艇 ”光進丸”初登場> 「赤ひげ」撮影中に”赤ひげ先生”こと三船敏郎と一緒に国家試験に挑戦した加山雄三は”小型船舶操縦士”の免許を取得。立派な船長さんとして、仕事が休みのときは大海原を散歩している。 |
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製作に3年の歳月をかけて建造し、昭和39年11月に進水した”光進丸”を自ら操縦する加山雄三は、豪快な海の男の面目躍如といったところ。 |
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<幻のラブシーン>
本作から単独脚本となった田波靖男によると、シリーズのマンネリズムを打破するため、若大将と澄子のラブシーンが用意されていたという。 結局、雄一と澄子はプラトニックの世界に生き、大いなるマンネリズムは守られた。 |
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<監督のアイデア勝利> | |||||||||
クライマックスとなる日豪水泳大会は、西宮市のプールで撮影が行われた。 |
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<でんでんの知ったかぶり>
本作で澄子のライバル昌江役で出演している沢井桂子さん、見事雄一に振られてしまいますが、その後の「お嫁においで」と「続 何処へ」では加山さんを振ってしまう女性を演じている貴重な女優さんです。 泳げなかったので、加山さんに人間だったら泳げるよと言われて悔しい思いをされたそうです。(「海の若大将」オーディオ・コメンテータリーにての発言) |
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若大将トラックス |
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若大将がスクリーンで歌った素敵な歌を紹介します。 |
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「海の若大将」
コンセプトが明快な詩と突き抜けて明るい曲調の主題歌は、タイトルバックと相俟って観客の気分を高揚させる。 ラストのパーティ・シーンでも唄われるのは日本一のパターンを踏襲している。 作詞岩谷時子、作曲広瀬健次郎 |
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「ブーメラン・ベイビー」
エレキブームのずっと前からランチャーズを結成してエレキビターを演奏、自ら作詞も手がけていた加山の、初期作品群の傑作のひとつである。 |
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劇中ではアコースティック・ギターで唄われるが、レコード・バージョンはエレキ主体のアレンジで、演奏はもちろんランチャーズ。 作詞、作曲弾厚作 |
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「恋は紅いバラ」(写真左)と「君が好きだから」(写真右、ともに青大将主催のスイムを踊る会で雄一が唄っています) | |||||||||
「恋は紅いバラ」
「ハワイの若大将」の挿入歌「DEDICATED」が、岩谷時子による日本語詩と、新たなアレンジにより生まれ変わった曲。 「君が好きだから」 青大将主催のパーティ「’64スイムを踊る会」で若大将が唄う曲。アレンジを手がけた寺内タケシがブルージーンズを引き連れて自ら出演、バックを務めた。メンバーの中には、加瀬さんの顔も。 |
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番外 「お玉杓子は蛙の子」 京南大学の教室で、若大将がウクレレ片手に披露する。 |
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09年02月19日新設 |
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