でんでん日記の奇跡

私のウェブサイトは加山雄三さんとシアトル、そしてフレッシュテニスをテーマに始まりました。
今はシアトルに行かなくなり、フレッシュテニスも体調不良で休止していますので、ほとんど加山さんの記事になっていますが・・・。

以前、シアトルの記事で紹介しました、スーパーキャッチはこの3つの要素が絡んで起きた幸運(奇跡)でした。

ケネディ・ハウスでの出会い

話は2002年12月のケネディ・ハウス(以後KH)初体験にさかのぼります。(KH初体験)
ここで私は、東京のカヤマニアのMさんと同席させていただく幸運に恵まれました。これが奇跡の始まりでした。いつもは最前列で観ることの多かったMさんが、このときに限って、いつもとは違う席というのも何かのめぐり合わせだったと思います。ライブ初体験の私に、親切に接してくださったMさん、カヤマニアの優しさに触れ、感激しました。
翌年の3月に再度KHに行ったのですが、Mさんは私を覚えていておられて、またまた大感激しました。
そこで、Mさんからお友だちのKさんを紹介していただきました。
そしてその年の5月のシアトル訪問後、東京に戻った私は、Kさんから突然、加山さんのサイン入り画集をプレゼントされ大感激いたしました。
以来、KさんとMさんを、私は尊敬すべきカヤマニアの大先輩として敬っております。

富山でのコンサート

そんな折、地元富山のスーパーが、9月に加山さん&ワイルド・ワンズのコンサートを開催するという情報をキャッチ。
喜んだのもつかの間、その時期はすでにシアトルに行く予定で、飛行機やホテルの予約を済ませてしまっていました。

スーパーで3,4ケ月の期間に買い物をしてポイントを貯めて、クーポン券を収集して、それによってチケットの申込みが出来るというシステムでしたが、その金額の設定はビックリするくらい高かったのです。確か各月の前半(1日〜15日)のみが対象期間で、総額20万円くらい買った上で+4,000円で、チケット1枚が購入できるというシステムでした。
あまりの高さに電話で事務局に、高すぎて人が集まらないのではと、抗議したくらいでした。
結局、昼夜2回公演で、夜は満員でしたが、昼は空席があったようです。
シアトルの予定を優先する事に決めた私は、Kさんにそのシステムの非合理性を訴えるべく、連絡をしたところ、なんとKさんが、見に来るというので、私は買い物をしてポイントを貯めることにしました。
わざわざ東京から富山まで、見に来るとは最初信じられませんでしたが、Kさんの熱意が感じられ、協力することにしました。

フレッシュ・テニスの仲間の協力

自分ひとりではポイントを集められないと感じた私は、フレッシュテニスで交流のあった、サークルのご夫人方に協力を要請しました。3つのサークルの方にお願いしてクーポン券を集めてもらいました。
余談ですが、このクーポン券の収集については、実兄にも要請したのですが、協力を断られ、それまで一緒に食べていた食事を別々にすることになったということがありました。
2ケ月くらい収集してみて、なんとか一人分のチケットが購入できそうな目途がたって一安心したころ、思わぬこと(奇跡)がおきました。
あるサークルのご婦人がクーポン券を大量に持ってきてくれました。落ちていたので持ってきてくれたのでした。本来なら遺失物として届けておられたと思うのですが、私からのお願いがあったので、持ってきてくれました。私はそのご好意に甘えて、頂戴することにしました。お陰で最終的には、4人分のチケットを購入することができました。
その状況をKさんに報告したところ、福井の知人に連絡されて、4人でコンサートを見るということになりました。
私は4人分のチケットを予約購入し、Kさんに送ってシアトルに出かけました。

シアトル スーパーキャッチ

シアトルではイチロー一色の私でしたので、富山でのコンサートの事も忘れてMLB観戦に熱中していました。そしてあのスーパーキャッチが生まれました。
セーフコフィールドではボールに対する取り扱いが日本とは違っていて、ファールボールも観客がもらえるので、お客さんは積極的に捕りに行きます。打撃練習でも客席に来たボールはもらえます。
そこで私はグラブを持参して球場に行きました。
イチローの真後ろの座席で座っているときに、ホームランボールを
捕る事が出来たらいいなあと思いましたが、そんなことは宝くじに当たるのと同じくらい難しいことなんだろうなと思っていました。
ボールは捕りたいけれど、その確率はほとんどゼロに近いなあと思っていました。
ところがその時はやってきました。
(詳細はすでに記事として掲載してありますので、
こちらを見てください。)

当時、私は大好きだった(SFでイチロー以上にお客さんの声援を受けていた)エドガー・マルチネス選手の名前を入れたユニフォームを、身を着けていました。その私がEマルチネス選手の打った、HRボールを捕ったということで、驚いておられたお客さんも多かったようです。

捕った直後は興奮していた私でしたが、数日してふと思いました。スーパーキャッチはアメリカ時間で9月12日の夜7時過ぎのことでしたが、日本時間では13日のお昼のことだったのです。
そうです、加山さんの富山でのコンサートの日だったのです。
そのことに気が付いた私は、尊敬するカヤマニアの先輩のために、チケット手配を頑張った私への、神様の粋な計らいでキャッチできたのだと思いました。

きしくも、加山さん、シアトルそしてフレッシュテニスという3つの要素が結ばれた結果が、このスーパーキャッチにつながったのでした。
そう思わずにはいられない、まさしく奇跡でした。

08年09月13日新設