スーパーキャッチ
 取っちゃいましたホームランを。
それもエドガー・マルチネスのホームランを。
これぞ「DREEMS COME TRUE」です。
9月12日(USA時間)対アナハイム3連戦の初戦、0−0で迎えた2回の裏、先頭打者で登場のエドガーの打球は、最初右中間へ上がったように見えました。これはひょっとするとこっちにくるかなと思った私は、とっさにグラブを手にしていました。
ボールはぐんぐん伸びて、私の方に向かってきます。急に大きく見えたかと思ったら私のグラブに収まっていました。
NHKBS放送の映像です。HRを取った直後です。
 近くの人とハイタッチをしてから、一回転してみんなに取ったぞとみせて、近くに子供はいないか探しました。同じ列の端の方に、おばあちゃんと一緒に来ていた男の子がいたのでその子に渡しました。そこまでは意外と冷静だったのですが、後は大興奮状態で何がなんだか、何人もの人とハイタッチをし、いろんな人から話しかけられました。 
イチロー選手、試合前のお決まりのポーズです。まず芝生に手で触れ感触を確認?つぎに選手紹介のアナウンスに合わせ観客席に向けご挨拶です。
「ホームランを取った事はすごい、次に子供にそのボールをあげたことも素晴らしい」(多分そう言っていたと思うのですが)と2,3人のアメリカ人に言われました。もしホームランを取ったら子供にあげることは、最初から思っていた事ですが、まさか取れるとは思っていませんでしたし、取ってしまうとあげることがおとましくなって、自分の物にしてしまうかなとも思っていましたが、自分でもなかなか格好良かったかなと思います。
この試合の先発投手、今年40歳のモイヤー選手です。早いボールは投げられませんが、頭脳的な投球で打者を翻弄します。 7回表のピンチを救ったイチローのファインプレーです。「AREA 51」という愛称で、守備の上手さを表現されています。
周りの人は、自分のことのように「やったぜ」とか「すごいぞ」といいながら、握手やハイタッチを求めてきてくれました。人生最高の夜かな?
 男の子は、ザクリ−という7,8歳くらいの子で、ちゃんと挨拶にきてくれたし、おばあちゃんもお礼を言いに来てくれました。記念に一緒の写真を撮りました。
エドガー・マルチネスがホームランを打った瞬間です。
右翼外野席最前列からデジカメで撮りました。
この試合で座っていた座席です。まさにラッキーシートです。
 球場の係員がきて「HOMURAN CLUB MEMBER」というカードをくれました。私の名前と日付とエドガーが打ったと書いてありました。とてもよい記念になりました。
 次の日、街を歩いていても声を掛けられたし、球場でも声を掛けられました。ボールを譲って欲しいという人もいました。よく考えてみればエドガーが今年で引退したら、あのホームランがセーフコ・フィールドでの、最後のホームランとなるかもしれません。高く買ってもらえたかも知れません。でも日本人の奥さんが
「そうですよね、子供に上げるのが一番ですよね」と言ってくれたので、自分では充分納得しています。
トピックス
ちょっとおかしい?イチロー
同じ試合でイチローがHRを打った瞬間です。
ヒットは打っていましたが、イチローらしくない守備での送球ミス等もあり、元気がなさそうにみえました。
それでも球場では大人気で、子供達から「イチロー」という掛け声がかかっていました。
写っちゃいました。
 下はNHKBS放送の画面です。私に隠れてますが左隣にはご夫婦が座っていました。HRはこの夫婦の間に落ちてきました。旦那さんはもちろんグラブを持っていたのですがちょうど食事中だったため私が取る事が出来ました。奥さんは日系三世とのことで黄な粉の大福をご馳走になりました。
サイン会
 マリナーズの選手のサインもシアトル訪問の目的の一つです。
 試合開始前の一塁側ダグアウトの上でサイン会は開かれます。毎日あるとは限りませんし、誰がやるのかはわかりません。ただ辛抱強く待つだけなのです。選手が上がってくるとファンの列が出来ます。
 下の写真はカルロス・ギーエン選手です。

 
私も何回も並びました。その結果が下の写真です。シアトルで作ったエドガーのユニフォームに、メルビン監督をはじめ10人の選手のサインをもらいました。
 セーフコ・フィールドは、小さい子供達に優しいボールパークです。サインやファールボールも優先してもらえます。
今回の出来事は私にとって生涯最高のものでした。幸いビデオで録画できていましたので、YOUTUBEに投稿しました。
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