J−AORの素
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  かまやつひろし「Up in the pineapple」

 かまやつさんが、夏向きAORの香りいっぱいに作ってくれたアルバム。
私は、その作曲センスや音楽の才能を尊敬しちゃってるんです!
「WALK AGAIN」というLA録音のステキなAORアルバムも出していますが、今回は季節が夏なのでこちらを紹介します。

どうにかなるさ」「我が良き友よ」しか知らない人も多いかも。それもかまやつさんだけど、ミュージシャン仲間さえわからないギターコードを弾いて、「君はゴロワーズを吸ったことがあるかい」やジャズ風「ノーノーボーイ」をお洒落に歌うのもかまやつさん。このアルバムは「Do you wanna ride」から気持ちいいサウンドがいっぱいです。
みんなにもっともっと知って欲しいナ!

 
   ケン田村「FLY BY SUNSET」(82) 

 「ライトエース」というアルバムも出しているケン田村さんのこのアルバムは夏向きJ−AORナンバーがいっぱいです。
どんな人なのか詳細がわからないので、楽曲について書きます。

A面「LONG-DISTANCE CALL」「A LITTLE BIT EASIER」「FOOT STEPS」と、カラパナやハワイ系のAORを思い起こされ、(ハワイ出身?)と勝手な想像をしています。
B1「ふたりなら」は、ドゥービー&Rデュプリー風なアレンジににやりとさせられます。今何をされているのでしょう??
   佐藤 博「THIS BOY」(85)

 キーボード奏者としても活躍している佐藤博さんのアルバムは見事にAORしています。
A1「SHINY LADY」のファルセットをきかせた曲はホントにカッコイイ!
A4「I CAN'T WAIT」はメロウなデュエットナンバー♪
メロウといえばB6「THIS BOY」は、ビートルズのカバー。美しいコーラスを聴かせてくれています。
欲を言えばヴォーカルがやや弱い感じもしますが、楽曲&アレンジが充分過ぎるほどカバーしています。
   ジャップス・ギャップス「JAP'S GAP'S」(80)

 つのだひろの曲といったら? 「メリー・ジェーン」♪・・・他には?
ははは、知らないですよネ〜。(汗)
実は素晴らしい曲をたくさん歌っているのです。
この、世界を意識した?ようなジャップス・ギャップスのアルバムでも「I LOVE TOKYO」という名バラードを唸って…いや、歌っています♪
あのソウルフルなボーカルはご存知の通り、それに加えて洋楽センスの作曲能力は皆さんに知って欲しいところです。
この次に出た『ノー・プロブレム』(81)は、ディック・セント・ニクラウスがプロデュースを担当し、よりPOPなサウンドになっています。
ところで兄弟の漫画家つのだじろうも歌わせたらソウルフルなのだろうか?(笑)
   21TWENTY-ONE 「Blue Coast Inn」(90) 

 斉藤誠さんがメンバーにいるというので、こりゃAORに間違いないや♪と当時買ったこのアルバム。まさに夏のリゾートミュージック度100%の爽快な「白い夏」、しっとりと美しいメロディをデュエットで歌う名バラード「雨降る Wedding day」など、かなり使える曲が入っていました♪
作曲家に興味がいく私は早速歌詞カードを見てみると・・・
MacにHitにterryにleeって…(汗)、あんたら一体ナニ人?って感じで、メンバー自体も斉藤さん以外誰がいるのやらわかりませんでした。(苦笑)
こんな時、私には心強いサイトのお友達がいるのです〜♪
このバンドは斉藤誠さん、村田和人さん、重実 徹さん、山根栄子さんの四人によるユニットだそうです。ちなみに91年に『Greeting』も出ているらしいです。
きゃろるさん、情報ありがとうございました♪
そうと解ると、斉藤さんのM・マクドナルド風なところを村田さんの夏向きな明るいサウンドで包んだようなところがまた良い感じだったのかぁ〜…と実感出来ます。
夏のドライブのお供に是非どうぞ♪
   YOSHIO J. MAKI 「OVER THE STREAMS」(93)

 全曲英語で歌われているこのアルバム。J-AORの中でもかなり個性的なサウンドとなっています。まず初めに思い浮かんだミュージシャンを挙げると、ルパート・ホームズとベン・シドラン♪ そんな歌を作っている日本人はなかなか見当たりません。かなり練り込まれたメロディ・ラインに、POPな曲もあればジャジーなタッチもあるという何ともお洒落な楽曲揃いです。ボーカルは高音の弱々しいトコロが上手いとは言えナイけれど味があります。
ちなみに解説は天下の中田さんですが、クリストファー・クロスという的外れな名前を挙げている以外(しかも人他人のせいにして:苦笑)ホームズさんもシドランさんも見当たりません。レコード会社の関係か?良くわからないけれど兎に角この二人のサウンドが好きな人ならオススメのアルバムです♪