ばんちゃんのひと言  「『100歳の美しい脳』を読んで」   (2004年9月15日)
掲題の本は、著者のスノウドン博士がノートルダム教育修道女会に所属する修道女678人の絶大なる協力を得て加齢と健康、特にアルツハイマー病に 関する研究を行っているナン・スタディの成果を紹介したものです。本書で初めて知った事項は多数ありますが、 最も驚き、参考になった内容について下記にご紹介します。→詳細は、図書紹介参照
脳は広範囲にわたって損傷が見られるのに、アルツハイマー病の症状は全くない人たちがいる。つまり、病気から「逃げおおせて」いる人たちである。 アルツハイマー病が進行した脳に小さな梗塞が起きるとそれがスイッチの役目を果たして、痴呆のさまざまな症状が現れる。逆に梗塞を経験していない脳は、 アルツハイマー病による損傷をある程度埋め合わせて、症状を抑えることができる。脳卒中にならないように心がけることが、今すぐできる何より効果的なアルツハイマー病予防策である。
  
 「色づんできた柿」(自宅の家の近くにて)
       2004年9月13日撮影


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