伊藤ゼミ(現代文化表現学演習I/II)について
伊藤ゼミは「コンピュータと現代文化」をテーマに、様々なデジタル表現の可能生や意味について研究しています。映像作品のほか、ゲームや動画配信サイト、AIやARなどの情報技術などについて幅広く扱っています。
授業はPC教室で行います。実際に手を動かしながらの実践的な学びが中心となります。基礎として、動画編集や3DCGソフト、プログラミングにも取り組みます。3年次の春学期は動画制作を中心とし、リリックビデオや、歌詞朗読の動画などを制作します。
3年次の秋学期から4年次の春学期にかけては、自分で創造したキャラクターを具体化し、実際にネット上でマネタイズする方法を実践します。また、4年次の春学期からは卒業論文・卒業研究に本格的に取り組みます。
このゼミでは、卒業論文(20,000文字以上)に取り組む学生だけでなく、卒業研究(成果物と8,000文字以上のレポート)を選択する学生が多くいます。2023年度卒業生は、17名中、論文が2名、研究が15名でした。このゼミの特徴のひとつです。
学生の授業での課題や、卒業研究の一部については、ゼミのYouTubeチャンネルで公開しています。(卒業研究に関する動画の再生リスト)
関連する専門科目
デジタル表現基礎実習、デジタル表現実習、映像表現基礎実習、映像表現実習、デジタル表現論、文化表現とテクノロジー、文化表現の倫理、現代メディア表現論、写真論、映像芸術論
卒業論文・卒業研究のタイトル(例)
- 3DCG とAR を融合させたアパレルショップの制作
- 3DCG 制作過程におけるBlender とMaya の比較 ――歩行アニメーションのモデリングからレンダリングまで
- ノベルゲーム要素を加えた脱出ゲームの制作
- 生成AI を用いたノベルゲーム作品の制作
- 商業作品を模倣した映像制作――3DCG によるMV『ウタカタララバイ』の再現
- 物語アニメーションの個人制作
- ゲーム実況における表現方法と社会的認知の変遷
- PowerPoint のみを用いた学科広報映像の制作方法の研究
- 2D と3D のアニメーションにおける感情表現――跳ねる動作のみによる喜怒哀楽
- TV アニメ『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダーズ』における演出効果の分析 ――色彩、オノマトペ、構図の効果
- イケメンがいるのにイケメンと結ばれない恋愛ゲーム作品制作――定型のパターかンら逸脱したノベルゲームの可能性
- Blender を活用した料理表現の可能性 ――アニメ作品の料理の3DCG モデリングとレシピアシスタントサイト「3D キッチン」の構築
- Live2D を用いた短編アニメーション作品の制作
- 未経験者が作るキャラクターの動きの比較 ――フリーソフトによる手描き及び3D アニメーションの制作
- 字幕付き動画制作のための文字起こし方法の研究
- ゲーム実況動画における機械音声と録音音声の相違点とその考察
- 「作画崩壊」の絵は「神作画」の動きでどこまでカバーできるか ――「作画崩壊」と「神作画」を合体させたアニメーション制作
- 3DCG とAR を融合させたアパレルショップの制作