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〜『想い出草』ノートでこころやすらぐ〜

浄土宗 祥鳳山 直指庵




 竹林の中にある浄土宗の寺院は、臨済禅を学んだ独照性円禅師が正保3 (1646)年に草庵を結んだのが始まりです。独照禅師が明の国の高僧、隠元禅師に黄檗禅を学び、隠元を直指庵に請じてからは、境内に伽藍を建立するなどし、直指庵は大寺院となりました。天明6年(1786)の拾遺都名所図会には、大伽藍を連ねた壮大な全景が載っています。その後しだいに衰退し、独照の墓堂だけとなりましたが、幕末の頃、近衛家の老女津崎村岡局が再建して浄土宗の寺とし、土地の子女の訓育につくしました。
 本堂には、思いの丈を綴る「想い出草」ノートが置かれ、ノートの近くには「そっとその意地を私の心(ノート)にすててください。苦しむあなたをみているのがつらいのです。」と書かれた言葉が添えられています。悩みを綴るだけでなく、相談もできる、心が癒される寺として親しまれています。(ノートは5000冊以上)
 境内には、開山堂や水子地蔵尊、愛逢い地蔵尊、想い出草観音像、葦葺の屋根の本堂や道場があり、開山堂への道の途中には、与謝野晶子の『夕ぐれを花にかくるる子狐のにこ毛にひびく北嵯峨の鐘』の歌碑が建っています。
 また、本堂横の小さな池には、天然記念物のモリアオガエルが生息しており、初夏から夏にかけて池周囲の樹木に卵を産みつける、別名延命小袋といい、「一見すると寿命が延びる」といわれています。
 竹林に囲まれた境内で、春には椿やソメイヨシノ、枝垂桜、雪柳、本堂の庭から眺める日本石楠花。一木に紅白の花を咲かせる桃が楽しめ、本堂や道場、開山堂周りに茂るカエデは、秋の深まりとともに、緑から黄色、オレンジ、朱色、そして燃えるような真紅へと葉の色が変わっていき、紅葉の身頃は長く、風に舞う散りモミジの風情もまた格別です。紫陽花や秋明菊、蝋梅など、一年を通して四季が楽しめます。
 竹や木々の葉擦れの音、鳥の鳴き声が聞こえ、自然に包まれながら本堂から庭を眺めていると、時間の経つのも忘れて、心が静まり癒されることでしょう。




お知らせ

自家用車でのご参詣は、ご遠慮いただきますよう、よろしくお願い致します。





現在、一般拝観はしておりません。
11月に一般拝観が出来るか否か、拝観の日時等は、直前に決まりますので、 お問い合わせいただきましても、お答えできません。 拝観が可能の際は、こちらのHPにお知らせさせていただきますので、ご確認いただきますよう、よろしくお願い致します。



本年、40年以上当寺院をお守りくださったご住職が正念往生されました。

亡きご住職を偲び令和5年11月25日(土)〜令和5年12月2日(土)
3日(日)まで一般拝観致します。

拝観時間は午前10時〜午後4時まで(午後4時に閉門致します)

※なお、今回、本堂に「想い出草ノート」は置いておりませんので、ご了承の程よろしくお願い致します。

(現在、上記以外での拝観は予定しておりませんので、ご了承の程、よろしくお願いします。)

(また、当寺院とは関係のない他のウェブサイトで、上記以外の日程も、一般拝観しているように誤解してしまうものがございます。必ず、事前に、こちらの公式HPをご確認いただきますよう、よろしくお願い致します。)

※急遽、12月3日も拝観できることとなりましたので、お知らせさせていただきます。
ご了承のほどお願い致します。








直指庵隣接の建物は、当寺院及び、寺院関係者とは一切関係ございませんので、
ご了承の程、よろしくお願い致します。








秋の阿弥陀堂特別公開は、平成30年度以降しておりませんので、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。





募金のお願い
本堂の雨漏りの為、屋根の葺き替えをしなければなりませんが
現在、その費用に苦慮しています。なにとぞ、募財にご協力の程よろしくお願いします



直指庵 小田芳隆住職 著
 念仏法話〜ほっとひと息幸せへの道しるべ〜

各書店にて販売しております。
定価(本体1,429円+税)







店舗情報

直指庵 所在地

〒616-8441
京都府京都市右京区
北嵯峨北ノ段町3番地
→アクセス