家庭菜園 ・・・裏の畑


 ○突然ですが、『う〜らのはたけでポチがなく〜♪』・・の歌の通り商品作物を作ることが
  仕事の農家にもやはり自給用の家庭菜園があります。

  我が家にも西の畑・東の畑・前の畑・裏の畑・・合わせて8アール(約250坪)ほどの
  自家用畑があり、主に
ばあちゃんが管理しています。
 
  このうちから、いつも家の冷蔵庫代わりに使っている
裏の畑の様子を紹介します。
  年に何度か季節ごとに更新することにして、まずは冬の畑から・・・

                                                   2004.11.24




 冬の裏の畑はこんな所です。

 松阪の平野部は冬の季節風 『堀坂おろし』 の強い土地ですが、
 裏の畑の北側は山になっているので環境は抜群です。

 今年この畑は秋の台風や大雨で壊滅状態でしたが、その後
 1ヵ月間の好天続きで何とか復活しました。

 現在生育中の作物を手前から奥に向かって順に紹介します。
 
 


 
 こかぶ
 
 種は平うねにばら撒きし、順次間引きしながら利用します。

 この大きさでは玉になっていませんが、間引いた葉を
 ニンニク・唐辛子と共にきざんで一晩塩漬けにしたものが
 好きです。


  ホウレンソウ

 秋から冬にかけては葉の刻みの深い日本種を作りますが、
 冬から春にかけては葉が丸くトウ立ちの遅い西洋種を作ります。

 玉子と一緒にバター炒めが好きです。

 


  シュンギク

 やや荒めに種を播き、20〜30センチになった時点で芯を収穫
 します。

 分枝が伸びてきますので成長するごとに収穫します。

 春のトウ立ち後は花を咲かせて切り花としても利用できます。


  ハクサイ


 今年は結球までの時間が足りないため
 紹菜タイプの半結球ハクサイをプラグ
 トレーで育苗後定植しました。


 漬物や鍋には使いやすい品種です。

 右の写真のように生育します。           
       


   ダイコン

 収穫時期と用途に合わせて4品種は作りたいですね。

 写真は用途の広い青首ダイコンですが、このほかに
 煮物・浅漬け用の聖護院ダイコンと沢庵用の品種を
 毎年作っています。

  
   ダイコン 2

 
左は春用のトウ立ちが遅い品種の青首ダイコン、
 右の葉色が薄い方は沢庵用の在来種です。


   ニンジン

 
ニンジンは覆土が軽いと生え揃いが悪くなります。
 発芽を揃えるにはスジ蒔きし覆度した上から1輪車などで
 鎮圧するのが有効です。

 また、雨避けの為にモミガラをかけておきます。


 他の葉菜類に比べ生育が遅いのでいつ食べられることやら・・・


   タマネギ苗床

 
タマネギは収穫後すぐ食べる早生種と吊り玉保存する晩生種
 があり、それぞれ品種も栽培法も変えます。

 早生種は肥料たっぷりの畑に早めに疎植しておきます。

 写真の苗は吊り玉用の品種です。
 トウ立ちを避け貯蔵性を良くするため大苗や早植えは避けて
 密植します。

 春の追肥は過燐酸石灰のみにして硬く小さな玉にします。


   秋ジャガ

 
今年は秋の天候が悪く生育が思わしくありません。

 例年ですとお盆過ぎに涼しい軒下等で種芋を砂に埋めて
 芽だしし、育苗後定植します。


   ネギ・キャベツ

 
ネギは冬の北風を避けて暖かい場所に植えます。

 キャベツの定植が大幅に遅れてしまいました。
 春収穫するキャベツはトウ立ちの危険があるので品種に
 注意します。


   サトイモ

 サトイモには親芋用・子芋用・芋茎用の品種があります。

 写真は最近あまり見かけなくなったヤツガシラです。
 冬の間もこのまま畑に置いておき必要な時掘り出します。

 春まで残ったものは掘り上げて別の場所にタネ芋として
 定植します。

   ソラマメ

 
冬の間に霜が下りる地域では、2月初旬までの間あまり生育を
 進めないように本葉4〜5枚の小苗での冬越しが安全です。

 2月に入ると根際から数本の分枝を出しますので、この時期に
 生育に応じて追肥・中耕土寄せを行います。

 チッソの効き過ぎは過繁茂につながるので注意します。

 今年は裏の畑で一番暖かい場所に植えました。

裏の畑その2につづく ハウス編