ナイトメア・・・悪夢
神の都
明け方・・・。 オズマは目を開けた。 弟が枕もとで椅子に座ったまま眠っていた。 髪を短く刈った赤い頭がコクンコクンと舟をこぐ。 微かにオズマの唇の端があがる。 鎧くらい外せばいいのに・・・とオズマは思って、重たい瞳をまた閉じた。
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