カレントフック

パラオといえばブルーコーナー。
パラオスポートで初めて潜ったときの話です。
私たちのグループには上級者が多く、カメラやビデオを手にした人ばかりでした。
ポイントへ到着すると皆、カレントフックで身体を固定して撮影していました。
さすがに上級者は用意がいいと感心していた私でしたが、バディはカレントフックというものを知らず、「さすがブルーコーナーだけあって、ダイバー用のひもが設置されているんだ」と思ったそうです。
バディは自分もひもを使おうと探したけれど見つかりません。
きっと早いもの勝ちなんだと思い込んでいたようです。
翌日も朝イチでブルーコーナーへ。
バディはガイドの後ろにぴったり付き、ブルーコーナーに到着するなりダッシュ。
しかし昨日のひもはそこにはなく、他のダイバーがBCのポケットからカレントフックを取り出すのをみて初めてその存在に気付いたのでした。