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マブール/シパダン 2006


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今年の夏休みは少し早めにとることにしました。目的地は5年ぶりのシパダン。島内のサービスはすでに退去しているため今回はマブールステイにすることとし、さっそくジスコに予約の手配を。

幸運にも7月から高知ム関空便が再開されたため、7時に自宅を出発して9時には関空に到着です。いつものようにローソンへ行ってみると2階へ移転していました。事前にジスコから連絡があったのですが、マレーシア航空の手荷物の重量制限のチェックがきびしくなっている様です。BCとレギをレンタルにしたので私達は余裕でパスでしたが、25kg以上では追加料金をチャージされていました。


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関空で唯一物の値段がリーズナブルなところ。移転してから品揃えが悪くなった?   


今回、往路はコタキナバル直行便だったので、同日にセンポルーナまで。タワウの空港からセンポルーナまでは100kmくらいあるのですが、予定では1時間くらいになっています。結構飛ばすので何キロ出しているのか気になり、後ろからスピードメーターを覗き込むと矢印はゼロのまま。壊れてるじゃないの。夜中で暗くて良く分からなかったのですが、道路はほとんど舗装されており以前にきた時と比べると格段に良くなってました。


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センポルーナのホテルです。船着き場のすぐそば。


ホテルへの到着は予定通り午後9時過ぎ。前回とくらべると全然楽でした。朝6時30分にピックアップ。スピードボートでマブールまでは30分くらいです。ホテルでサンドイッチをもらっていたのですが、ちょうどリゾートの朝食の時間だったので、まぎれてレストランで朝食を取りました。その後リゾート施設の説明があり部屋に入りました。ジスコからもらったパンフレットには部屋の利用は11時以降と書いてあったのですが、すぐに利用できました。Sipadan Water Village (SWV)はフロントを挟んでマブール棟とシパダン棟に分かれています。別に希望した訳ではないのですが、私達はマブール棟でした。こちらの方がダイブセンターから近くなにかと便利でした。部屋の前を頻回に人が通るのが玉に傷ですが、日中はほとんど部屋にいることはないのであまり気にはなりませんでした。

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部屋はツインで温水シャワーはありますが、クーラーはありません。暑くて寝られないかと心配しましたが、天井の大形ファンを回すと水上コテージは結構涼しく快適でした。食事は全てバイキング形式。以前に利用したシパダンのPSRと比べると質、量ともにSWVのほうがよかったです。フリカケも持参していましたが、ほとんど使わなくてすみました。

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ドラの音が鳴ると食事の合図です。ついつい取り過ぎてしまうのがバイキング。


早朝着のためチェックダイブは8時から。簡単なマスククリアとレギのリカバリーだけで後はパラダイス1を案内してくれました。2回目以降はチェックダイブがないため、初日から3ボートダイブが可能です。でも次回はいつになるやら。

初日はシパダンへは行かないので、マブール周辺のポイントになります。同じボートに6ー10人なのでゆっくり写真はとれないだろうと思っていたのですが、ガイドがかなりゆっくり動いてくれたのであまりストレスはありませんでした。

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部屋を出るとすぐそこがダイブセンター。機材はスタッフがセッティングしてボートに準備。


最初の二日間は日本人だけだったので、すべて60分超、decoも容認の普段に近いダイビングができました。3日目からは外国人とのミックスになったのですが、エアの消費の早い人は先に上がるし、60分程度のダイブタイムでしたが写真に執着する人がいないぶん逆に余裕がありました。

問題はシパダンです。マブールからは海況がよければ20分ほどなのですが、この4月からシパダン島への入域制限が厳しくなり希望通りにはシパダンヘは行けませんでした。シパダンへは入域料として1日1人あたり40RM(11ドル)が必要ですが、3日分の入域料が申し込みの時のツアー料金に含まれていました。もし、シパダンへ行かない日があれば現地で払い戻ししてくれるようです。

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ボートダイブは午前中2本、午後1本の計3本。前日の夕方に日程がボードに書かれるのですが、行きたくなければ自由にキャンセルできます。午前中にシパダンの時は2本済ませてから帰りますが、マブール周辺は1本ごとにダイブセンターに戻ってきます。3本潜って5時からセルフで4本目というのが日課でした。セルフはバディダイブとの説明がありましたが、1人でもOKでした。

カメラはマクロ用が1眼デジに100mmマクロ+1.5倍テレコン(2倍撮影)、ワイド用がフィルムカメラ+15mmフィッシュアイの計2台持参しました。アクリルハウジングが軽いためいつもよりバッグを担ぐのも楽でした。デジタルは先日の柏島に続いて2回目だったので、フォーカスギアがはずれたり、スイッチがオフになってたり四苦八苦でしたが、初めてのポイントで押さえの写真が必要な状況でも枚数制限がないのは大きなアドバンデージでした。ほとんどのダイブで60カット以上押したのでストロボの電池は2ダイブで交換が必要でした。

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桟橋からジャイアントエントリーでパラダイス1へ。階段を上がってエギジットです。


ワイドは条件次第なのであまり期待は ・・・。滞在中あまり天気がよくなかったので設定に苦労しました。特に天気や透明度が悪いと浅場と深場の明るさが極端に違うため、シャッタースピードだけでなく、絞りやストロボの発光も頻繁に変える必要があります。ほとんどは定番のギンガメとカメばかりなのですが、ラストのシパダンは何と100ヒキ以上のバラクーダの大群と遭遇。浅場から30m近くまで一気に追い掛けたので設定を変える余裕もなく気がつけばフィルムアウト。50分に足らないダイビングでした、当たってもはずれても「これがダイビング」という感じでした。

マクロブーム全盛期にはシパダンのボートをキャンセルしてセルフでパラダイスを潜る人も多かったと聞きますが、今回の滞在中、日中にセルフをする人はいませんでした。夕方はいつも同じメンバー(ほとんど日本人)。P-com の撤退とともにマブールのマクロブームも日本のどこかの小さな島と同じように廃れつつあるのでしょうか?ともあれ無事4日間のマブールも終了、のはずだったのですがストーリーは意外は方向へ・・・

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タイガービールは一気に飲み干しましょう。暑いのですぐ生温くなる。


最終日は朝食を終えてパッキング。島を出るのが11時だったのでここへきて始めてゆっくりすることができました。センポルーナへついて、タワウまでまた同じ道を戻ります。車中曝睡していたのであっというまに到着です。空港の2階にSWVのオフィスがあるのでスタッフがチェックインをしてくれます。定刻に飛行機に乗り込んでいざ出発いう時に現地語で何やらアナウンスがあり、みんな荷物を持って席を立ちはじめました。スチュワーデスに聞いてみるとメカニカルトラブルとのこと。レストランでケーキとジュースが出されたのでちょっと長くかかるかもしれないと嫌な予感が適中し、結局ロビーで4時間あまり待たされることになりました。

コタキナバルへ着いたのは午後7時過ぎ。手際よくやってくれれば後のクアラルンプール便に間に合ったのでしょうが、そうでないのが破たん寸前のマレーシア航空。さんざん待たされたあげく、「クアラルンプール便がもうないので明日の便にする」と。成田便に変えろとしつこく抗議しましたが、結局ダメでした。

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タワウにはSWVのオフィスもあるのですが、何の役にもたちませんでした。


精神的にもかなり疲れていたのであきらめてコタキナバルで一泊することにしました。ダウンタウンにあるシャングリラホテルを予約してくれたのですが、往復のタクシー代と3食分はすべて航空会社持ち。ホテルに着いてレストランへ行くと同じ飛行機に乗っていた人たちもいました。ホテルでごろごろしながら翌日の午後4時まで滞在。ワールドカップの決勝と3位決定戦を2回づつ見て過ごしました。

予定より1日遅れて無事関空に到着。そのままバスで伊丹へ。帰りの便は早割りでとっていたので本来なら予約の変更は追加料金がいるところなのですが、航空会社の証明書をつけるとただでした。ちょっとラッキーかな。問題のボンバル機も予定通り到着。やれやれと一息付く間もなく、そのまま午後から仕事です。来年はもう少し余裕を持ったスケジュールで。

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今回の写真はこちらへ


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