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   夜 明 け の 同 窓 会 


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1.プロローグ

もうすぐ、大学の後期試験という冬のある日、弘希は一通の封書を受け取った。差出人は、高校時代に同じ科学部だった久川篤志だ。
封筒の中には、数枚の写真とともに、手紙が入っていた。
"あのときの写真がようやくできましたので送ります。あの夜は、ほんとうに最高の同窓会でした…"
手紙を見た弘希は、ふっと懐かしそうに微笑んだ。そう、11月のあの日、きらめき高校第47期卒業生の仲間たちと過ごした夜は、たしかに最高の夜だった…。


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