腰上OH(その3) (2000年 11月17日)

不良品交換を要求したYPVSバルブがようやく届いたので、腰上を組みました。
以前よりは抜群に乗りやすくなりましたが、NSRやΓには勝てそうもないっス!こうなったら自分の世界に浸るしかない!!
YPVS 交換パーツ
交換されたYPVSバルブ
交換されたものも合い面に欠け(鋳巣)が出来ているのですが、メーカー曰く「他のものもほとんど入ってしまっている」とのこと。しょうがないのでそのまま組みました。まぁ前のよりは欠けが小さいので良しと....する訳無いだろ!
交換した主要パーツ
YPVSまわりとピストン関係です。これだけで2万超してます。
YPVS
YPVS
YPVS組みつけ
分割された左右のバルブをとめるボルトは一応トルクレンチで規定トルクで締めました(バルブ分割面が熱でへたり、ボルトの締めつけトルクがダウンして結合ピン脱落!というトラブルを聞いたことがあるので)。バルブの回り止めにハンマーの柄を排気ポートから突っ込んでます。
オイルシール
カラーをはめて、オイルシール等にグリスを塗って組みつけ。このオレンジ色のシールを組むと妙にバルブの回転が重くなるのですが、こんなもんなのでしょうか?右気筒は2枚このシールが入るので左気筒より回転が重いです。
排気ポート
排気ポート
排気出口(全開)
排気出口より排気ポートを覗いてみました。全開位置だとYPVSバルブの切り欠きと補助排気ポートの穴が一致して補助排気ポートからも排気されます。このように鼓バルブだと、主排気と補助排気の開閉が同期(?)しています。主排気と補助排気をそれぞれ独立したバルブで開閉するようにしたのが、トリプルYPVS搭載のTZR250SPR(3XVC)です。でも主排気バルブと補助排気バルブをリンクで結合しているのである意味同期とも言えそうですが、リンク比によって開閉のタイミングを変えられると思います、多分。
排気出口(全閉?)
全閉(角度は適当)になると、このようにバルブで補助排気ポートは閉じられます。(主排気ポートのみから排気)
ピストン組みつけ
シリンダ組みつけ
ピストン組みつけ
ベアリング、ピンにオイルを塗って組みつけ。雨の中、吹き込まないように車体カバーをかけながらの作業。この辺はサクサクッと(?)
後方排気だからピストンの矢印の向きはいつもと反対ですよ。
シリンダ組みつけ
何回やってもシリンダにピストンを入れる瞬間は緊張します。(初めてのOHでRZ125のリングを曲げてからかなり慎重)
本締めする前に数回キックしてシリンダの座りを良くしてから人間トルクレンチで均等(?)に締めつけ。(過去RZRもDTもこれで大丈夫だったからokでしょ?)
YPVS連結ジョイント
YPVS連結ジョイント
YPVS連結ジョイント
47Xのものをグラインダで削って写真左のようにして使用。 (詳細は「腰上OHその2」を参照)
YPVS連結ジョイント
組んだ状態。横幅を2XTと同じまでけずったので特に問題はなさそうです。
ヘッド組みつけ
YPVS開度調整
ヘッド組みつけ
プラグも新品(BR8ES、前は7番が付いてた。指定は8)
YPVS開度調整
ワイヤーも交換しました。左右気筒のバルブの同調もばっちりです!
マフラー組みつけ
キャブ・ラジエター組みつけ
マフラー組みつけ
マフラー・エンジン回りも掃除したので、最初の写真よりきれいでしょ?
キャブ・ラジエター組みつけ
キャブつけてラジエタつけて、冷却液入れて....
完了
都築PA
外装装着
外装を付けて、あとは試乗のみ!
このとき既に朝の5時....
第三京浜都築PA
一夜明けて、無事(?)にエンジンもかかったので試乗をかねて、第三京浜都築PAで記念撮影。さすがNikon coolpix880!暗い中でも綺麗に撮れてます。
????なぜテールカウルが無いかって?そりゃあ、あれだからですよ、あれ!
ということで、次回のテーマは「あれ」に決定!!
次回は「あれ」っすよ!ふふふ....

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