◆ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)◆

病気に罹っているような奇妙な花。 おやっ?とその前で立ち止まりました。調べたらこんな憐れな名前が。咲き終わった後の姿からって、そんな意地悪な!




爽やかな秋の陽の中で、誰も居ないと淋しい・・・ 



これはハキダメギク(掃溜菊)。
たとえどんなに立派な鉢に植えてもハキダメギク!
たまたま咲いていた場所が悪かっただけで最初の名前がついてまわるなんて可哀想。
こんなに可愛い花なのに! (ノ_・。)



06. 9. 26


◆怖かった!台風13号◆

17日(日曜)。台風13号の進路にある我が街も、過去最大の高潮予想で午後には海岸の町に避難勧告が出、空港の自動発券機などを3階に移動している姿がTVに映し出されました。我が家は高台なのでその心配はないのですが、台風の被害は何度も経験しているので一応準備はしています。果物が高くなるかも知れないからと夫がスーパーに行って、リンゴ、ブドウ、梨など買って来ました。



隣の家の栗の実が我が家に一杯!

夕方になって、どのラジオも手持ちの電池が間に合わないことを発見!もう強風で外出できません。カリカリバリバリと瞬間の突風の物凄い音がして身が縮む思いでした。今朝恐々覗いて見たら勝手口の波板は無事にいつもの所にありほっとしました。割れて散り散りに飛んで行ったと思ったあの物音は何だったのかと出てみたら、2m程ある枝分かれした太い木が折れて物置小屋の裏に横たわっていました。何処から飛んできたのか周りに同じ木はありません。

夫が次の台風のため電池を買いに行きました。車で高台を降りると信号機をはじめ電気店も一帯は停電。暗い店内でお客はみな電池を買いに来ていたとか。私の家は被害がなかったのですが、台風によっては逆の時もあります。


06. 9. 18


◆タマスダレ(玉簾)◆

雨が止んだ夕方、タマスダレが閉じかけているのをみつけました。昨年は揃って咲いたのに、今年はサフランモドキの間から何故かポツリポツリと咲きます。



8日に叔母が亡くなったと連絡がありました。もう生粋の長崎弁を聴くことが出来ないと思うと寂しさがこみあげてきます。

お彼岸も近いのでこちらに戻る日、母のお墓参りをしました。坂道ばかり歩いて急坂の石段を登った菩提寺の境内に、沢山のタマスダレが咲いていてほっとしました。本堂の裏道を登っていくとお墓の入り口で、ここで水を汲んで急勾配を持って上がります。叔母はかなりの高齢になっても慣れた早足で毎月ここに通ってお墓を掃除していました。土地柄というのか、いつ来てもそこここに人の気配がします。

ここに立つと長崎港の海が光っていたのに、今は多くのビルが目の前に立ちはだかって海も山も街も見えなくなりました。


06. 9. 11


◆サギソウ(鷺草)◆

昨日は終日雨。ストンと秋の幕が切って落とされたようで室内は一気に24℃。それ迄の暑さ、汗の雫が飛び散った日が嘘みたいに遠のいてしまいました。今日は蝉しぐれと共に夏空が戻ってきましたが、吹く風は秋の気配です。

これは先月末咲いたサギソウの初花です。(^o^)
昨年の3月、コメツブ大のサギ草の球根が3つ、捨てられるところを貰って来てダメモトで育てたら2株に花が付きました。今年はそのとき 教わった通り新しい球根をミズゴケの中から探し出して植え直しました。日向では受け皿の水がお湯になっていたので草陰に置いたら、長雨で周りの草に紛れて忘れていました。水気さえあれば丈夫な山野草らしく、蕾がついていたので目立つ場所に移しました。ちょっと丈が伸び過ぎです。(^_^;)





しばらくは和室に置いて次の花も愉しんでいます。一輪でも静かで安らぎの雰囲気を醸し出すこんな山野草は、一鉢に沢山咲かせないのがコツのようです。


06. 9. 1

10月へ
8月へ