ハウステンボス◆


今年のお彼岸はお中日迄は暖かい快晴の3連休でしたが、その後の天気予報は「雨、ところにより風雪」。幸運にも長崎のお墓に着いた時は丁度雨が止んできました。長崎で一番の楽しみは中華料理を食べることです。亡き母が楽しみを作ってくれているような気がします。
運河にかかる橋の夜景

翌日は遊覧船パールクイーンで九十九島巡りをした後、3ケ所の展望台を廻りました。これは一度は見てみたいという私の長年の願いが叶ったときでした。

夕方ハウステンボスに着きました。 ゲイトを入ると直ぐに珍しいチューリップが目に飛 び込んできました。縁がぎざぎざに切れたボロ布のような花びらのチューリップです。こんなものをわざわざ作り出すなんて・・・・と思ったのですが、研究者の意識は見る側とは別のところにあるのでしょう。「チューリップ祭り」開催中でした。
夜のハウステンボスはライトアップされたシンボルタワーのドムトールン、カナルにかかる橋、停泊する帆船の電飾がロマンチックな雰囲気をかもしだす中、4人連れでゆっくりお喋りをしながらちょっと冷たい風に吹かれて散策しました。

翌朝7時前、遠く重なる山並みが靄っていて、霧で覆われた
ハウステンボス(隣接するホテルから)
山襞におとぎ話に出てくるようなお城が隠れていそうな錯覚を覚えます。入場すると最初にカナルクルーズへ。船の中から見る運河沿いの風景は、あいにく雨雲の下でしたがとても心癒される眺めでした。お天気が良かったら最高でしょう。機会があれば幾度も来て楽しみたいところです。


05. 3. 28


常磐公園の鳥

二色厚葉スミレは強健で美しく、誰にあげても翌年も咲いたと喜ばれるのですが、殖えるに任せていたら突然、
二色厚葉スミレ
見事に絶滅してしまいました。以前分けてあげたことがある友人に一株貰ってきました。その株は沢山小さな花が付き過ぎて、「これがあのスミレ?」と訝しく思うほどの変貌振りでした。里帰りしたものから採種、本当に咲くまでは信じ難かったのですがちゃんと元の花が咲いてくれました。(^o^)  温室で保存すると伸びすぎるので肥料をやらないようにしていたので、これは花弁も細めですが、花壇に路地植えにすると暖かくなるとふっくらと可愛らしい花が開きます。


                                                            

私はモモイロペリカン
彫刻「蟻の城」(向井良吉)が建っている丘の芝生に独りで日向ぼっこしています。すぐ近くを通った人間の方が気付いてビックリしていました。常磐湖のペリカン島より、なんだかこっちのほうがいいなぁ。私の好きな人間達もいるし。座っているので私があのカッタ君かどうか判らないでしょう。教えてあげな〜〜い(^o^) 



私はユリカモメ
くちばしと脚が赤くてお洒落でしょう!(^o^) 
集団で飛んできては白鳥の餌を頂いています。ついでに白鳥に混じって水面で一休み。2月は黒鳥の雛が次々孵りました。親鳥と一緒に1列に並んで泳いでいるので直ぐ判ります。やっぱり白鳥の雛と同じで灰色です。見ていると羨ましくなります。私のお母さんは何処かなぁ?

05. 3. 10


サギ草

親指のアカギレに、炊事をするたびにカットバンを貼り替えていたら、100円ショップで買った1箱がすぐなくなってしまいました。新聞の広告に「コロスキン」(殺す菌?)”ホータイのいらない液状絆創膏”の広告が載っていたの
熱帯植物館(常磐公園)のサギ草
で早速買いました。普段は目につかないのですが、この日は小さな囲み枠の広告が目に飛び込んできました。ツ〜ンと強力接着剤の匂いがするので最初は薄く塗りすぎて失敗、次回は厚めに2回重ね塗りをしたら、炊事をしてもお風呂に入っても全く取れません。カットバンのような圧迫感や不快感も少ないので、これは便利だと思いました。板前さんや、スーパーのレジで指にカットバンを巻いている人を時々見かけますが、あれはいかにも不潔です。液状絆創膏をお薦めします。

今日はお琴のお稽古の後、残った私とS さんとで、ポカポカ陽気に誘われて久し振りに常磐公園に寄ってみました。熱帯植物館に入ると沢山の胡蝶蘭やシンビジュウムその他の花々が咲き乱れ、汗ばんできました。植物の管理をしているスタッフの方が、「少し前から次々に花が咲き始めたので入れ替えている」とのことでした。純白のサギ草が沢山花をつけているのを見て吃驚したSさんが 「路地に出したままだと毎年枯れてしまうのですが」と聞くと、わざわざ路地栽培のものを見せに連れて行って下さったので、Sさんは「じゃぁ、今から芽が出るのですね」とほっとした様子でした。それにしても、鉢をひっくり返して探し出されたサギ草の種から出た芽の小さなこと! 知らないで枯れた思って諦めて捨ててしまいそうです。サギ草って、夏の花なんですね。

05. 3. 8


アカギレ痛い

冬の間の夕方、我が家に向かう車には真正面から夕日が目に飛び込んできましたが、3月に入るとまだかなり高い位置に太陽があります。ああ、日が長くなったなぁと春の訪れをはっきりと感じる時です。日没近く近所の高台から見ると、日によっては九州の山影が海を隔てて街の向うに浮かび上がります。

2日前からアカギレが切れました(T_T)。 子供の頃、大抵の子供はアカギレかシモヤケのどちらかでした。私はアカギレやサカムケのほうで、シモヤケの酷い子よりマシだと思っていました。そのアカギレが久し振りに親指の頂点近くの爪際に5ミリほどパックリと赤い口をあいています。ゴム手袋を嵌めると不自由でつい脱いでしまうのですが、何をするにも水を使うので、一旦アカギレになると「これくらい・・・」と思っているとなかなか治りません。そして、こんなに親指の先の力って大事だったのか!と改めて思い知ることになるのです。

アカギレという言葉から「母さんの歌」を思い出しました。戦後十数年、日本経済が高度成長期を迎えた頃、都会と田舎に離れて暮らす家族が、お互いに相手を思い遣る気持ちがしみじみと伝わって来て、鼻にジ〜〜ンと来るいい歌です。

  ♪母さんが夜なべをして/手袋編んでくれた/木枯らし吹いちゃ冷たかろうて/
    せっせと編んだだよ/ふるさとの便りはとどく/囲炉裏のにおいがした♪ 
今は毛糸の手袋も100円ショップで買え、田舎には茅葺の屋根も囲炉裏も無くなりました。
  ♪母さんのあかぎれ痛い/生味噌をすりこむ/根雪もとけりゃもうすぐ春だで/
    畠が待ってるよ/小川のせせらぎが聞こえる/懐かしさがしみとおる♪  
残したい名曲ですね。

05. 3. 5

4月へ
2月へ