競馬を好む人それぞれに、それぞれの馬券への考え方(取り組み方)があり、100人いれば100通りの考え方があるし、個人的にそれらの捉え方を否定するつもりはありません。

 これだけは最初に明記します。

 そして、全レース買った場合、現状の25%の控除率を考えると、最終的には確実に負けるといえます。
 本来ならば、どこかで一儲けした場合は勝ち逃げすべきでしょう。 (とはいえ、競馬場へ参戦すると私もできません。ついつい買ってしまいます。)

 なお、私の馬券についての考え方は次の通りです。


 主催者であるJRAの公開している発想は「ダービーからダービーへ

 つまり、3歳の最強馬はダービー馬であること。

 これが意味することは何かというと、競馬は一般的な年の考え方とは違って、「夏→秋→春」の順で行われていること。

 ここまでは、JRAが公開している競馬番組表に記載されている。

 一方、古馬は「夏→秋→春」の順で考えるならば、JCや有馬記念ではなく、春の天皇賞が最強馬決定戦であることも表している。
 
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 なぜ?

 安田記念ではないのか? そりゃそうです。   安田記念は「3歳馬が出れるから」

 「4歳上」で行われる最終の定量G1戦は「春の天皇賞」
 そして、天皇賞の負担重量は馬齢重量ではなく、全世代の馬齢重量よりも重い定量牡58キロ、牝56キロで行われることが全てを表している。
 
 その2頭の最強馬を選ぶために行われているのが、現在のJRAの競馬である。

 秋から年末にかけて関東で行われる古馬G1の天皇賞秋、JC、有馬記念が競馬番組表では最強馬決定戦にはあたらない。

 なぜ?

 「最下級生(3歳馬)が馬齢重量以下の重量(秋天56K、JC、有馬55K)で出走するため」 である。


 
 また、おのおののレースは、そのレースが持つ歴史でもある「タテの流れ」と、その年の競馬が求める流れ「ヨコの流れ」。

 この2つがミックスされたもので生み出されていると考えています。

 (ここまで作成時更新)

 
 さて、そのようなことを思いますが、今の番組で気になることをいくつか。

 かつて、秋競馬でG1の10連戦という時代があった。
 当時は暮れにスプリンターズS、有馬記念があり、春の高松宮記念が5月に行われていた。

 当時のほうが番組的にも盛り上がり、馬券の売れ行きもよかっただろう。

 しかし、スプリンターズSは10月はじめに、高松宮記念は3月に移行した。

 それでどうなったか。

 ご存知のかたも多いだろうが、春と秋で同じ系統になったことがわかる。
 春 高松宮記念〜天皇賞〜ヴィクトリアM〜安田記念/宝塚記念
 秋 スプリンターズS〜天皇賞〜エ女王杯〜マイルCS/有馬記念

 1200で始まり、天皇賞、牝馬戦を挟んでマイル戦で終わる。
 その中で3歳クラシックが行われ、最後に公営馬「指定」ステップ戦を持たないファン投票付のG1(宝塚記念、有馬記念)が行われる。

 スプリンターズSを暮れから10月に移行したことは暴挙とも思えたが、そうではない。
 番組的な統一を見せてきた、受け取れないだろうか。

 そして、作為的なものを感じるのはレースグレード。

 国際化され、レートも発表されるようになった。
 これなら、当然出走馬の質に応じた格付けがされるもの、と考えていたがそうではなかったようだ。

 どう見てもグレードの格に不相応なメンバー構成となるレースがある。

 具体的な例を出すと、3歳では京都新聞杯、古馬ではステイヤーズS。

 どこがG2のメンバー構成だろうか?
 G3、いやそれどころかOP特別といってもおかしくない顔ぶれの年が多い。

 でも、G2で行われなければならない何らかの事情があるのだろう。