いろんな処ぶらりんこ 03’ 仲秋編



 京都日帰り・養源院 (散策日:9月13日)

9月4日から京都国立博物館で始まった「特別陳列 新選組」を観るため、13日、またまた強行日帰りプラン(汗)で京都へ出かけました。今回は国博見学後、二条城、壬生界隈、そして不動堂村屯所跡までの新選組史跡巡りを計画。そのご案内役として急遽、私がネットをやり始めた頃からの龍馬を通じてのお仲間、Mr,LAWSONさんをお迎えする事になりました。(汗&笑)LAWSONさんはもちろん新選組のファンでもいらっしゃいます。

直前に新幹線自由席回数券を購入。13日当日は午前3時起床。4時過ぎにタクシーに来てもらい、駅まで行きました。始発電車に乗り池袋へ。JR山手線は既にたくさんの人が電車を待っていました。(汗)東京駅には5時40分に到着。6時13分・ひかり111号に乗るつもりでいたので、早速ホームへ行くと・・・、既に禁煙席はたくさんの人が並んでいました。なので喫煙席に並び、無事座席を確保。(ホッ)8時53分、京都に到着。北口のバスのりばから206系統に乗り、博物館前下車。まずは今日一番はじめに訪れる予定の養源院に向かいます。


養源院(門) 養源院(玄関)


養源院は1594年(文禄3年)、秀吉の側室淀殿が父浅井長政の追善供養のため、建立したお寺です。その後火災に合い、1621年(元和7年)徳川二代将軍秀忠が、夫人崇源院殿(淀殿の妹)の願により伏見城・遺構を移築したのが現本堂。以来徳川家の菩提所となって歴代将軍の位牌を祀っています。玄関、入って正面に有名な俵屋宗達の杉戸絵「唐獅子図」がありました。私はこの唐獅子が好きで、ようやく観る事ができて嬉しかったです とにかくこの小さな杉戸絵には収まりきらないほどの唐獅子のパワーというか・・・彼の代表作に見られるような洗練された感じはしないんですけれど、獅子の毛並みや姿の躍動感、どれをとっても、うーん、いいなぁ。やっぱり寄ってよかったです♪

養源院で宗達の杉戸絵と同様に有名なのが「血天井」。本堂の左右と正面三方の廊下の天井には、関が原の前哨戦である伏見城攻防戦、落城の折、鳥居元忠はじめ家臣の自刃して果てた廊下・板の間を天井とし、彼らの霊を弔ったもの。それが「血天井」です。ご本尊の安置されている側の天井には城代、鳥居元忠の切腹の姿そのままが血の跡で残っている場所があり、説明を受けながら静かに手を合わせました。(尚、前述の宗達の杉戸絵は、この伏見城で自刃した人々の霊を慰めるために描かれたものだと言われています。) 朝の京都駅の喧騒とは違い、静かに静かに時間が流れる養源院、とてもいいお寺でした。この後、京都国立博物館へと向かいます。


 この続きは幕末ぶらりんこ・京都国博「新選組」展に移ります。         幕末ぶらりんこ・京都国博「新選組」展へ


養源院及び宗達の杉戸絵に関しては拙サイトご常連様、六条さんのサイトでもご紹介されています。


                                                     
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