幕末ぶらりんこ  仲秋編


 大久保利通遭難の地  (散策日 9月6日)

朝、すごい雨が降っていました。どうしようか迷いましたが、赤坂のホテル・ニューオオタニ内にある美術館で浮世絵の展示会があり、どうしても観ておきたい私は思い切って出かける事にしました。 渋谷まで出て地下鉄銀座線に乗り換え、赤坂見附で降りました。 

ホテル・ニューオオタニの7階にあるニューオオタニ美術館。小さな美術館でしたが、とても「心地よい空間」といったかんじ。ゆっくりと浮世絵を観る事ができました。オオタニに入るのは初めて。中が複雑、わかりづらかったです。それに、此処はホテルの1階・2階にフロントがあるんじゃないんですね。ビックリ。うろうろしていると迷子になりそうだったので早々に失礼しました。
このまま帰るのも・・と思い何か史跡はないかと考えたら、「そうだ!大久保利通が石川県士族の連中に襲われた場所、確かすぐ近くだったな。」と思い、その碑が建っている清水谷公園へ行きました。 なんとニューオオタニの目の前。こんなに近かったとは・・。(汗)
この清水谷公園はもと紀州徳川家の屋敷があった場所。碑の傍らにはその名残の心字池がありました。近くに紀尾井ホールという音楽ホールがあり、私はよくこの辺をうろうろしていた時期があったのですが、この碑には気付かず・・。(汗汗) うーん、やはり東京関係の幕末史跡、本気でぶらりんこする必要あり・・と感じました。(もっと勉強しなくては!)
大久保利通に関しては以前は薩長討幕派の親玉という事で、好きではなりませんでした。今はちょっと薩摩の「痛み」に触れて小康状態。(笑) あの人たちって「同士討ち」、2回も経験してるのよね・・・。「武士」って辛い・・。 歴史を勉強していくと、本当に数々の「犠牲」「痛み」の上に今の私達が在るんだなと考えさせられます。



赤坂 ホテル・ニューオータニ

清水谷公園入り口
大久保利通遭難碑



 この後はいろんな処ぶらりんこ・赤坂へ移ります。                  いろんな処ぶらりんこ・赤坂へ