白馬岳清水谷左俣 2005年5月28日(土)
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旭岳南面を滑ると、眼下に気持ちよさそうな谷がずっと続いているのが見え、どこまでも滑っていきたくなってしまう。
これが清水谷だ。旭岳西側の清水岳が「しょうずだけ」と読むので、清水谷も「しょうずだに」か「しょうずたん」と読むのが正しいのだろう。
ずっと降っていってしまうと祖母谷温泉までいってしまうが、それはちとスキーでは普通は無理だ。
(最近ではスキーによる「黒部横断」が試みられていて、腰までの渡渉しながら降りるひともいるが・・・かなりコアな山行で一般的ではないだろう)

白馬鑓から流下してくる右俣と2300m付近で合流するので、そのあたりまでなら快適に滑っていけそうだ。
左俣を滑降し、右俣を登り返して杓子、鑓のコルまでいき、杓子沢、長走沢と継続できたら面白そうだ。 ⇒やってみた

メンバー  山川(単独)
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5月28日(土) 快晴 下部2000m以下は曇り

猿倉(6:16)---村営宿舎(10:15)---清水下り分岐(10:20-10:30)---二俣手前2450m(10:45-11:00)---登り返し
---清水下り分岐(12:00-12:36)---大雪渓滑降---猿倉(13:47)
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清水谷

【旭岳への分岐からみた清水谷】

昨日は雷雨もあったようで、次第に梅雨の気象になってきたような気がする。そろそろスキーも一日フルに行動するのは難しくなってきている。きょうが今シーズン最終かも、と思いながら出発。大雪渓の下半分は8時くらいから雲に覆われてしまった。上の方は晴れているのでかまわず登りつづける。

村営小屋直前あたりでは疲れてきて、若い軽量ビンディング氏に抜かれてしまった。この軽量ビンディング氏、旭への分岐で一緒になったので話をしたが、「山スキーML」のメンバーのようで旭岳に向かうそうだ。(後日メールを交換しましたこの方、群馬の川島さんでした)

私は旭岳に上がるのも面倒だったのでそのまま清水谷にGO!

傾斜はいまひとつだが、何より黒部の支流を滑っている、というのが良い。しかもひと気がない
菊池哲男氏が「岳人」に左岸台地も良い、と書いていたが残念ながら時期が遅いためかところどころハイマツで切れてしまっているようだった。そのまま谷の芯をいく。

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【二俣直前で水流が現れる】

もうすぐ二俣というあたり(2450m付近)で水流が現れてしまった。私は登り返し予定なのでここから戻ることにした。せっかく水が流れているので生ぬるくなったポリタンの水を補充。
後から旭から滑ってきた2人は右俣を上って杓子のコルにでたいと言っていたが、どうだっただろうか。水流は僅かなのでコースを上手くとれば行けないことはなさそうにもみえる。谷芯は別にして、鑓の斜面はまだ雪がべっとりとつながっている。

向こうにみえるのは白馬鑓である。

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登り返しながらシュプールをみる。じりじりと照らされ暑くてたまらない。
2本は後続の2人のもの

上のピークは旭岳である。この付近はまだまだ快適なスキーが可能で、オフ宣言をするにはもったいないような気がする。

約1時間で村営宿舎の横まで上り返し、大雪渓を滑降。大雪渓では「開山祭」らしきものが行われていて、人が大勢。林道まで列になっていて待たされた。

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