妙高三田原山北面〜大谷ヒュッテ〜赤倉山東面 連続滑降 2007年4月7日(土)天気:快晴のち曇り
今シーズン4回目の妙高周辺です。通いはじめると次から次へ面白そうなところが眼についてしまい、滑ってみたくなります。今回は天気予報も良いので三田原から大正池、大谷ヒュッテを巡るコースにしました。
妙高杉ノ原スキー場ゴンドラ上駅(8:55)---スキー場最上部(9:50-10:00)---外輪山稜線(11:00-11:20)---大正池(11:25)---大谷ヒュッテ(12:10)
---要(13:10-13:20)---赤倉山1950m(14:17)------要(14:35)---妙高杉ノ原スキー場ゴンドラ上駅(14:50)
朝の妙高山 実は今回条件がよければ妙高本峰の南面もトライしてみるつもりだったのでピッケル、アイゼンを持参。 しかし、リフト券を買おうとしたら、今日は妙高杉ノ原スキー場の第3高速リフトは運転しないとのこと。愕然!リフト1本分登らなくてはいけない。 ゴンドラ降り場から歩き、スキー場最上部についたときにはすでに汗だく。時間的におしてきた。どうするか?
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外輪山の稜線で北面の雪をチェック。弱層どころか全層カチカチに固まっている。しかし、北面に降り始めると数日前に降った雪が20cmほど悪雪になって溜まっている部分があってずり落ちていく。足もとられ、転倒しそうになる。せっかくの斜面だったが快適ではなかった。 こんな雪では妙高本峰のシュートも楽しくはないだろう。また遠めには美しく見えた妙高本峰のシュートの入り口には立ち木がわんさか生えていてブッシュだらけであった。 一気にモチベーションが下がり、今日はこのまま大谷ヒュッテに向かうことにする。 |
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大正池の窪地と思われる場所。あたりまえだが夏の様子からは想像もできない。夏の大正池はこちら | |
大正池からは標高を下げないように本峰をトラバースし、天狗堂へ。眼下に大谷ヒュッテが見えるが、まっすぐ向かうと崖のうえに出てしまう。 前山に向かう尾根にコブが3個あるが、最初のコブから派生する尾根をくだり、傾斜が緩くなったあたりで右斜面に入るとよいように思う。 そのあたりから見た南地獄谷。水蒸気が噴出している。温泉の硫黄のにおいがかなり強い。 |
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大谷ヒュッテから来たルートを振り返る。正面の崖の上部斜面を右下にトラバースしてきた。 | |
大谷ヒュッテ 実はここにきたのは初めてなのだが、内部をのぞいてみたらとてもキレイな避難小屋である。 | |
南地獄谷を渡る地点。上からはわかりにくい。大谷ヒュッテからまっすぐ降り、温泉に湯を運んでいるパイプを目標にするとよい。 | |
要(かなめ) 降りてきた林道を振り返る。途中、急斜面のトラバースがあり、注意すること。滑落したらタダではすまない。自分で滑落しなくても上部から雪崩がきそうなので要注意。 危険箇所である。 大正池からは前山に抜ける人がおおく、杉ノ原にもどるこのルートを滑る人が少ないのはここがあるためかもしれない。 さて厄介な箇所はおわり、あとは林道をスキー場に戻るだけ、なのであるが妙高本峰にいかなかったので時間がまだ早い。(13時)目の前には適度な傾斜のぶなの疎林があるではないか。 それなら赤倉山の東斜面を一本滑って帰ろう。 |
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要でシールを付け直し、ゆっくりのぼり始める。赤倉山へののぼりからさっき通過した大谷ヒュッテを見下ろす。 |
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約1時間の登りで1950mのピークに到達。赤倉山のピークは少し先であるがこの先は尾根がやせ、スキーで登降できないのでそこまでとする。 雪の少ない今年でも間隔の広いダケカンバやぶなの林で、楽しい斜面である。 三田原山のように露出していないのでクラストしていない滑り易い雪質であった。要まで標高差500mをなんと10分。 あとは林道をゴンドラ駅までゆるゆると滑走。 林道はゴンドラ駅の100mほど下でスキー場に合流するので、少し登らなくてはいけない。この登りが今日いちばんきつかった。 |