天狗原から風吹大池・北野へ2013年5月3日(金)
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「ぶなの森」の同人だった花岡氏が、長い中国勤務を終えて、日本に戻ってきた。
一時期は毎週毎週山スキーに入っていた仲間たちも、社会人として責任も重くなり、スキーからも足が遠のいている。
私も一人で山に入ることが多くなった。でも、必ずまた仲間が戻ってきてくれると思っている。

久しぶりに山スキーに行けるとのことで、栂池から北小谷に抜ける山行を計画。
金山沢も魅力的だったが、ここのところの寒気で稜線付近は多量の積雪があったようなので、あまりコンディションは良くない
と予想して、「滑降系」でなく、「旅系」のツアーにした。

このコースは2010年にも滑っているが、滑ってみると標高差もそこそこあり、後半には急斜面もあり、
滑りも楽しいルートである。稗田山の崩壊崖を間近に見ながら、ひとけのない山奥を通過していく気分はまんざらでもない。
ところどころで、短いが緩い登りが入る。最近流行の一気すべりができる斜面とはまったく雰囲気が違うので、行くときはそのつもりで
行ってください。


メンバー hanaoka & 山川
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栂池ゴンドラP+++栂池自然園(9:40)---天狗原(11:10-11:20)---風吹大池の上---1333m---北野(14:55-15:00) 
デポ車で栂池へ

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まずは北野に車をデポしにいく。
今年は里の雪は少なく、北野遊園の付近まで除雪されているので、北野遊園の駐車場に車を1台デポ。

コースを誤ったら絶対にこの車のところには降りてこられない。
オリエンテーリングのようなセンスを求められる。

栂池に戻り、栂池ゴンドラ イブとロープウェイで自然園へ。
自然園駅では、地元ガイドによる注意と、行方不明者の情報提供お願いがあった。行方不明者は朝日小屋の関係者だったそうで、清水ゆかりさんがお願いに来ていたのには驚いた。

天狗原への斜面は列ができるほどスキーヤー、登山者が上がっていく。


天狗原から千国揚尾根に入る。

尾根の下降点付近にはヘリスキーのヘリポートがあり、「ヘリが来ますのでどいてください」とのこと。
意地悪して、ヘリが来るんですか?と聞いてみると、「ここはヘリスキー用のヘリポートなんです!」と言われた。
スキーツアーコースの尾根ど真ん中にヘリポートを作り、どいてくれ、はないだろう・・・
以前の場所が国立公園内にかかって問題になり、移動を余儀なくされた、という経緯があったのは仕方ないが、ヘリスキー優先、の物言いは考えた方がよい。


硬いザラメの上にわずかに新雪がのり、滑りやすいコンディションである。ターンしやすく、シュプールもきれいにつくので楽しい楽しい。

木地屋方面に降りるという3人グループと前後しながら滑っていく。

我々は、フスブリ山の手前のピークで眺望を楽しみながら休憩。


H岡氏撮影

千国揚尾根の途中からは白馬乗鞍の北面がよーく見渡せる。

山頂付近から、メインルートの振り子沢に面した急斜面をシュプールを付けているスキーヤーあり

H岡いわく、「○○を蹂躙するように」荒らしている、とか・・・
でもウラヤマシイなあ・・

ネットの情報が豊富になり、雪を判断できるスキーヤーも増え、既成ルートに捉われない人がおおくなった。
山スキーには「滑降禁止エリア」も「滑降許可エリア」も存在しない。


尾根は概ね傾斜の緩い部分が多いんだが、ところどころでびっくりするような急斜面が現れる。
急斜面の豪快滑降のあとはしばらく山旅系のまったり斜面が続き、その繰り返し。
時期が遅いせいか、急な部分は藪がだいぶ出ていた。

標高1100m付近の杉林から林道に入り、林道をしばらくたどると雪が切れる。
あ〜ここから長い林道歩きか〜、と思ったら300mも歩いたら北野遊園の車デポが現れた!

ラッキー


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