湯峠から大渚山(途中敗退)  2008年11月23日(日)
頸城へ戻る トップページへ


雪が積もりました。スキーに出かけましょう。今シーズンもよろしくお願いします。

大渚山は、山スキーでは有名だが、春先に滑降の対象になっている大斜面は、この程度の積雪ではブッシュが埋まらず、滑れない。
今日は湯峠までの林道をスキーでアプローチし、残り標高差300mをつぼ足でこなす計画で行ってみた。
林道歩きがほとんどなので、スキーブーツでなく、革製の登山靴にスキーのクラシカルなスタイルでいく。
かつては山スキーといえばこの組み合わせが主流であったが、いま登山靴でスキーをやっている人はほとんど見ない。歩くこと、登る事は問題ないが滑りは極度に難しい。
ただ、ゲレンデで試してみると、正確にスキーの中心に乗っていれば登山靴でもパラレルターンができることがわかる。少しでも乗る位置が崩れるとスキーは回ってくれない。
いかに普段自分がブーツに頼って滑っているのか、が判る。
余談はさておき、どうだったか・・・。

メンバー 山川(単独)
*======================================================================*
栃の木亭手前駐車場(8:55)---湯峠(11:05-11:15)---1365mピーク(12:10)---
---湯峠(13:00-13:25)---栃の木亭駐車場(15:00)
*======================================================================*


雨飾山に向かう林道は標高1035m付近の治山工事の工事事務所付近まで除雪がされている。数台の駐車スペースはあるが、既にいっぱいであったし、基本的に工事関係車両の駐車スペースのようだったので、栃の木亭前に駐車し、15分ほど歩く。
工事現場前からスキーを履き、林道沿いに湯峠へ。

途中から急に晴れてきて暑くなる。予報では、正午過ぎに寒冷前線が通過して天気が崩れるとのこと。

湯峠からはつぼ足でピークを往復するつもりだったが、スキーを脱ぐと膝上、場所によっては股の下まで埋まってしまう。しかも湿った重い雪で、非常に苦しい。これは誤算であった。急で悪い箇所もあるので、登山靴スキーでは滑りたくないが、とりあえず、履いてのぼった方がよさぞうだ。

1365mのピークまでスキーで行き、スキーをデポ。つぼ足で急斜面を登り始めるが、股下までもぐってしまい非常に苦しい。100mほどすすむのに20分近くかかってしまう。これでは山頂まで2時間はかかるな、今日はヘッドランプになってしまうか、と覚悟を決める。

その頃から急に風が冷たくなり、北アルプスが完全に見えなくなってしまう。遠く雷鳴も聞こえ、前線がやって来たようだ。正午過ぎから雪が降り出し、雨飾山も見えなくなってしまったのでここで撤退することにする。
湯峠で休憩していると湿った雪が強烈に降ってきた。早々にスキーを履き、往路を逃げ帰る。

頸城へ戻る トップページへ