メルマガのクイズの答えと回答です。
皆さんには回答、お分かりになりましたか?
第6号の答えは 「1. 139万円」 です。
<解説>
判決による慰謝料の額ではなく、 一般的に支払われる慰謝料の相場が大体このくらい、 ということでご了承ください。
慰謝料というのは、 婚姻期間に大きく左右されます。 婚姻期間ごとに大きな差が出るわけです。 ザッと平均を出すとこのくらいになるのでしょうか・・・。
●婚姻期間が1年未満の場合でも、
平均約139万円。
●婚姻期間が1年〜5年の場合ですと、
平均約192万円。
●婚姻期間が5年〜10年の場合ですと、
平均約331万円。
●婚姻期間が10年〜15年の場合ですと、
平均約481万円。
全体の平均を取ると、約406万円程度になるようです。
お子様の有無、支払能力、財産状況等により、 かなり左右されるものではありますが、 参考程度にはなるのではないでしょうか。
以上、平成6年度司法統計年報による
第4号の答えは 「3 後ろの車の無謀運転による追突事故で被った 車の修理費」 です。
<解説>
自賠責保険はいわゆる「強制保険」と呼ばれるものです。 「強制保険」とは強制的に加入させられる保険ということで、 一般的にそう呼ばれているのです。 なぜ強制的に加入させられるのでしょうか? 加害者が自動車事故による賠償金の支払ができず、 被害者とその家族が生活に困ってしまうことがないようにするためです。 つまり「被害者救済」を確実にできるよう国が義務付けている保険なのです。
自賠責保険は「被害者救済」をメインに考えている保険ですので、 一般の自動車保険と違い、支払範囲が狭くなっています。 どう狭いかというと「事故による身体的被害」にのみ支払われるというところです。 簡単に言うと、事故によるケガや死に対してのみ支払われるのです。 ですから、物損事故には支払われません。
自賠責保険は、身体的損害に対してのみ支払われることを覚えておいてください。
第3号の答えは 「2 公証人が作成し、裁判の判決と同じような効力を持ち、 強制執行する根拠にもなる書類。」 です。
<解説>
公正証書とは、公正役場で公証人が作成する書類のことです。 このように作られた書類の内容は、裁判の判決を待つまでもなく、 強制執行(財産の差し押さえ)等を行えることとなります。 普通の書類とは効力に大きな違いが生じます。
離婚の際の「協議書」や慰謝料支払の「示談書」等を公正証書にしておくことで、 支払が滞った場合にもきちんとした支払を受けることができます。 なお、この際には連帯保証人までつけることをお勧めします。 債務者が支払不能になった場合も、 連帯保証人が支払の義務を負うことになり、 債権者は連帯保証人へ請求することができ、 支払わない場合は、連帯保証人も強制執行の対象となるからです。 確実に債権回収ができますね。
第2号の答えは 「判決離婚」 です。
<解説>
「判決離婚」とは、裁判所の判決を受けてする離婚です。
家庭裁判所でも合意できない時は地方裁判所で争います。
民法770条の理由に当てはまる理由がないと離婚できません。
以下の5項目が法定理由です。
@ 不貞行為
A 悪意の遺棄
B 3年以上の生死不明
C 回復の見込みのない精神病
D 婚姻を継続しがたい重大な事由
これは裁判ですから、訴訟費用・弁護士費用がかかり、
さらに公開の法廷で審理されます。
現在の日本では約1%がこの判決離婚です。
少ないですね・・・。
〒467-0806 名古屋市瑞穂区瑞穂通8-12-2成田ビル2F
電話での相談も受け付けます。(平日Am10:00〜Pm6:00まで)
TEL:052-853-3203 FAX:052-853-3205