グラフィックボード編

ゲームをプレイするのに欠かせないグラフィックボード。どんな働きをするのか。
なぜ必要なのか、どのように選べばよいのかを説明します。

できるだけ安く、ゲームに最適なグラフィックボードを選ぶ4つのポイント。

そもそも「グラフィックボード」とは何か?

パソコンの内部に組み込まれているハードウェアの一つで、文字や画像、動画などを
画面に表示するための処理を行っている重要な部品です。

グラフィックボードの性能が高ければ高いほど、ゲームの動作がよくなり、
より精細な解像度や、より大きな画面でも滑らかに動くようになります。

最近の3Dオンラインゲームは特に「画質」のクオリティの高いものが多いため、
グラフィックボードにも高い性能が求められているのです。

「オンボード」がゲームに不適切である理由は?

「オンボード」タイプのパソコンにはグラフィックボードが搭載されていないので、
高画質のゲーム画面をスムーズに表示することには不向きです。

ワープロや、DVDを視聴したり、インターネットで文章や画像を閲覧したりといった
軽微な作業であれば問題なく動作しますが、ゲームを起動するとなると
パソコンには大きな負担がかかるため、どうしても処理が遅くなってしまうのです。

非常に大切な要素であり、CPUやメモリがどんなに高性能であったとしても、
オンボードというだけでゲームがまともにプレイできない場合もあるほどです。

パソコンの内部のスペースを測ってみましょう。

グラフィックボードは基本的に、かなり大きな部品ですので、パソコンによっては
取り付けられないことがあるため、内部の寸法が重要になります。

「タワー型」のパソコンはほとんどのグラフィックボードに対応していますが、
最近の「スリム型」「省スペース型」といったコンパクトなパソコンには、
「ロー・プロファイル」という小さめのグラフィックボードしか取り付けられません。

どこを測る? まず取扱説明書やメーカーのサイトを調べましょう。

パソコンの大きさは千差万別で、同じメーカーからもさまざまな型が作られています。
取扱説明書やメーカーのサイトを調べれば本体の寸法がわかると思います。
「オプション用スロット」「拡張スロット」といった項目があれば一番よくわかります。

「ボード長312mmまで」「ボード幅64mmまで」などと具体的な長さが記載されていれば、
どのくらいの大きさのグラフィックボードを取り付けることができるかがわかります。

取り付け部(スロット)の形状と、「空き」があるかも確認します。

スロットの形状、空きスロット数、という大切な情報がわかると思います。
スロットには「AGP」「PCI」「PCI Express」といった種類がありますが、
AGPというのは古い規格のため、現在のグラフィックボードには対応していません。

AGPより新しく、もっと高速にデータの送受信を行えるPCI Express x16という規格は
現在のグラフィックボードが標準的にサポートしているスロットであるため、
ここ3年以内に購入したパソコンならついていると思われます。

スロットに空きがない場合、すでにグラフィックボードが取り付いているか、
残念ながら取り付けが不可能であるかの、どちらかです。
スロットがどのように、何によって占有されているかを調べてください。

グラフィックボードがついていたとしても、それがゲームの動作に十分でないとすれば、
交換を行う必要があるわけですが、ここから先は、パソコンの内部を開けて作業を
していくことになるため、準備しなければなりません。

わからない場合は……ちょっと待ってください!

もし、以下に該当する人は、待ってください。

ただパソコンの寸法を測るなんて簡単に思われるかもしれませんが、
ケースを開けて、物差し(メジャー)を当てて長さを読み取るだけならともかく、
何か部品を取り外さなければ測れない場合もあるため、心配な人は自分では
行わないほうが無難です。

当然、グラフィックボードを「自力で」取り付ける作業も控えたほうがよく、
通信販売で「パソコンのパーツだけを買う」のもやめたほうがよいでしょう。
機械に弱い人は、最悪、対応していないものを買ってしまう可能性があり、
返品や交換にも手こずる恐れがあるからです。

パソコンの「電源」の容量が肝心です。

グラフィックボードは消費電力の大きいパーツでもあります。
性能の高いものほど電気を食うと考えてください。

パソコンには「電源」があり、この容量に収まるように構成されています。
電源の容量によって、取り付けることのできるグラフィックボードに限界があり、
特に「省エネ」をうたう既製品の場合は、あまり高性能なものを導入できないものが
多いだけでなく、電源の形状が特殊で、交換不可能なことも少なくありません。

まずパソコンの電源の容量を確認してください。

「250W」「300W」は、ゲームをプレイするパソコンの電源としては容量が少ないため、
高性能なグラフィックボードは取り付けることができません。
「700W」「1000W」は、まさに「ゲーム用」のパソコンともいえる電源容量なので、
高性能なグラフィックボードを余裕で取り付けることができます。

マビノギのためには、そこまで大容量の電源である必要もなく、そこまで高性能の
グラフィックボードをつける必要もないと思いますが、同時に複数のゲームを起動したり、
将来性を見越したりするなら、電気代を考えないとすれば
大きいに越したことはありません。

単純に「性能」だけで選ぶと困る理由があります。

電源の容量はパソコンの大きさに比例していることが多く、コンパクトなものは小さくて、
タワー型のものは大きいです。当然、電源自体も大きく、発熱も多くなることから、
内部の熱を外に逃がし、冷却するための「ファン」も大きくする必要があります。

パソコンの本体が大きく、電気代も増え、夏場は熱くなる…………

「ゲームが家計を圧迫する;;」と悩むほど「性能」を追い求めないでください。
実際、そこまで性能を極めたパソコンでなくても、マビノギは十分に動作します。

グラフィックボードの注意点

補助電源コネクタ

高性能のグラフィックボードには、写真にあるような補助電源が必要です。
この電源というのは「コンセント」から直接とるのではなく、パソコンの電源から
専用のケーブルを用いて供給するものなので間違えないようにしてください。

つまり、パソコンの電源の容量が少ないと、ここで問題になってくるわけです。
使用するグラフィックボードに対応した容量の電源が必須です。

ケース内の空きスペース

高性能のグラフィックボードは、PCI Expressを2スロット占有するだけでなく、
その横幅も広いなど、非常に大きなサイズになっています。

省スペースのケースには取り付けられないこともあるので、注意が必要です。

他のパーツとの干渉

パソコンの大きさや内部のレイアウトなどによっては、グラフィックボードが
他のパーツと物理的に接触し、取り付けられない可能性があります。

写真を見てわかるように、グラフィックボードが飛び出しているこの部分に
ハードディスクドライブを取り付けることは物理的に不可能です。

書きかけです…

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