あうちすむ - 並存・合併することの多い症状・障害

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並存・合併することの多い症状・障害

2007-05-01 16:10

アスペルガー症候群をさらに「厄介」なものとする代表的な症状・障害には、

のようなものがあります。ここでは詳しい説明は省きますが、 まず「自閉症」の診断によって自閉症ではないことが判明してから、 はじめてADHDの診断をできるという国際基準があります。 重度の自閉症はともかく、アスペルガー症候群の場合は一見するとADHDのほうが顕著であることが多く、 誤診や不適切な処方をされてしまう場合が少なくないようです。 アスペルガー症候群かつADHDであるかのような様相を示す人もいるため、対応を難しくしています。

いずれの症状も完治することは不可能に近く、「あきらめムード」からますます不適切な対応に至りがちです。 障害の組み合わせによって「記憶力はいいのに計算ができない」とか、 「明るいムードメーカーだけど授業中でも大騒ぎしてしまう」など、 いろいろなタイプの人がいるはずです。 これらの問題は、知的能力に問題がなければないほど「わざとらしく」「ふざけている」かのように思われやすく、 多くの人から酷評を受けてしまう恐れがあります。 アスペルガー症候群の困るところは、障害そのものだけでなく、並存している別の障害に起因することが多いのです。

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