おいらは線路で働いとる
- おいらは線路で働いとる
命の限り一日中長々と
おいらは線路で働いとる
すぐに時間が過ぎ去りよるわい
ほれホイッスルが鳴っとるでや
起きやがれと朝も早よから
ほれ親方が怒鳴りよるわ
ダイナ笛を鳴らせ、とさ
(コーラス*)
ダイナ、咥えるんかい
ダイナ、咥えるんかい
ダイナ笛咥えるんかいよおお
ダイナ、咥えるんかい
ダイナ、咥えるんかい
ダイナ笛咥えるんかいよお
- 誰ぞがキッチンでダイナと二人きり
おいら知っとるぞおお
誰ぞがキッチンでダイナと二人きり
ヘタクソバンジョーを鳴らしながら
ほんにゃらふんにゃららと
ほんにゃら歌いよるぞおお
ヘタクソバンジョーを鳴らしながら
(コーラス* 繰り返し)
- 誰ぞがダイナと乳くりあっとるぞ
おいら知っとるぞおお
誰ぞがダイナと乳くりあっとるぞ
おいら知っとるぞおお
誰ぞがダイナと乳くりあっとるぞ
おいら知っとるぞおお
なぜならヘタクソバンジョー聞こえねえ
(コーラス* 繰り返し)
訳注……
- 原文は「ダイナよ、おのれはおのれの角笛(horn)を吹くだがや?」に近い。
しかし、hornには米卑語で「勃起した陰茎」という意味もあるため
「笛」と訳してみた(さすがに尺八ではまずいだろう……)。
1番だけならば「ホルン(あるいはラッパ)を吹く」でも良かろうが、3番があるため、単に「笛」とし、「咥える」とした。- 原文は「誰ぞ(親方を暗示)が古いバンジョーを(とりあえず)がちゃがちゃ(?)かきならす」という程度の意味。 ここは、ズバリ「古いバンジョー」を全部「ヘタクソバンジョー」に超訳してみた。
- 原文は「ファイ(?)・ファイ(?)・フィドリーオ(?)と(その)誰ぞが歌っとる」である
(おそらくは、つっかえながら「フィドリ、フィドリーオ(?)」と歌う)。
誰ぞは古いバンジョーを(あまり上手ではなく)つま弾いて何ぞロマンチックな歌を(これまた音程・歌詞も拙劣に) 歌っている。歌詞はおそらくイタリア語で「私を信じてくれ」というようなサビだろうと思われる。
しかしアイルランド系鉄道工夫たちに理解できそうにない。
そこで思い切って「ほんにゃらら」と超超訳してみた。- 原文はズバリ「メーク・ラヴ」である。非常に古風かつ上品に(某国営放送風に)「女性に言い寄る」と 曲訳可能(?)ではあるが、鉄道工夫たちにとって、やはりここは「行為をいたす」という意味であろう。
問題は「メーク・ラヴ」の直後が「with」ではなく「to」となっている事である。
すると、むしろ「コナをかける」とか「のしかかる」とかのニュアンスに近いとは思うが、 無難に、「乳くりあう」と訳してみた。