富良野に遊びに行ったときにニングルテラスとかいうオリジナルクラフトショップ(→ 1 2 3 )の「おと屋」というところで見つけた笛。 たしかタイトルの通り「ふくろう笛」という名前だったと思う。
太くて短い竹の筒に吹き口がついているだけという単純な構造で、 音孔などはなし。 太短い筒の上下は何もなく、 そこを手のひらで塞いだり開けたりして音程を変える。 原理的にはオカリナとほぼ同じと言えるだろう。
筒の両端を完全に塞いだ状態と片側だけを開放した状態の音程差が約1オクターブで、 音域は約1オクターブ半。 高音域はやや音色がかすれ、 筒の両端を開放した状態ではほとんど音にならない。
といった感じの笛で、 筒の両端の塞ぎ具合と開放具合で音程を決めるわけだが、かなり微妙。 運指もなんもあったもんじゃなく、耳と勘だけが頼り。 この辺はテルミンに通じるものがある。
上記「おと屋」では似たような不思議な笛がいろいろとあり、 かなり目移りしたが、 その中で一番言うことを聞かなさそうなこの笛を選んで買ってきた。 そして予想通りなんとも言うことを聞かない。
音程の決め所が解るような解らないような…、 練習していると何かがわかったような気がしたり、 どんどんわけがわからなくなっていく気がしたり…。そんな笛。
ただかなり気に入った。 今度また富良野に行ったときには、 またニングルテラスの「おと屋」に寄って何か違う笛を買ってきてしまうだろう。