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たしでれ俳句塾は「有季定型／十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています
たしでれ俳句塾会報／第115号
発 行 日：平成16年5月17日（更新）
編集＆発行：たしでれ俳句塾事務局
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《5月第112回月例会報告》
【五月例会】＊開催日：五月十四日（金） ＊会場：芭蕉記念館 ＊参加者:牡丹・芳子・杉人・万州・緑山 ＊兼題：「薄暑」「新緑」「当季」 ＊投句数：三十七句 ＊選句数：一人五句 ＜『やまぼうし』 三輪緑山／自宅＞ 杉人・万州・緑山選
新樹光少女の頬に絆創膏 えみこ 【二点句】 芳 子・杉 人選
新緑に透きとおりたくて深呼吸
万 州 杉 人・牡 丹選
渓流の迅さを抱き花山葵 えみこ 万 州・牡 丹選
駅員の指さし点検夏来る えみこ 【一点句】 芳 子選
手の平ですくい見し英国のバラ 牡 丹 万 州選
干蒲団二枚薄暑の夢心地 杉 人 緑 山選
煮くずれの鯖のみそ煮をつつく宵 万 州 万 州選
葉桜や腐れ縁と言ふ人に会う 芳 子 牡 丹選
敷石に臀打った音実梅落つ 緑 山 緑 山選
薄暑来ぬ独語はいのちの古層から 牡 丹 芳 子選
しゅろの花重げにたるる今朝の雨 泰 子 芳 子選
藤落ちて祖母のドレスを装いし 杉 人 万 州選
この坂を登れ薄暑の街がある 緑 山 緑 山選
女連れのホームレスも居し薄暑かな 深 雪 緑 山選
五月に病みて発疹の若きほほ 牡 丹 牡 丹選
冬帽子被りたままの薄暑かな 芳 子 杉 人選
白き肩まぶしく映る薄暑かな 万 州 牡 丹選
新緑のちっともじっとしていない 緑 山 杉 人選
重なりてなおも明るきみどりかな
牡 丹 芳 子選
まわり道してふじ棚の香りつむ 泰 子 ＜記載順は清記表の順番によります＞ 【2004/6月例会（113回）のお知らせ】 このホームページはMacintoshで作成しています。
＊FAX投句：えみこ・深雪・雅馬・泰子
日 時：6月11日（金）
会 場：芭蕉記念館 本館二階
兼 題：「麦の秋」「合歓の花」「当季」 で ５句
（日程等は変更になる場合があります）
【兼題解説】
＊「麦の秋」、梅雨入り前の比較的気候が安定した時期に
麦が熟しはじめて、周囲の若葉で生き生きとした景色と対称をなします。
＊「合歓の木」、枝先に淡紅色の花が多数集まっている様子は
なんとも儚げで俳心をくすぐりますね。
＊「当季」、六月五日『芒種』以降「夏至」までは「仲夏」となります。
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