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たしでれ俳句塾は「有季定型／十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています
たしでれ俳句塾会報／第114号
発 行 日：平成16年4月19日（更新）
編集＆発行：たしでれ俳句塾事務局
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《4月第111回月例会報告》
【四月例会】＊開催日：四月九日（金） ＊会場：芭蕉記念館 ＊参加者:宗匠・牡丹・翡翠・芳子・万州・緑山 ＊兼題：「散る花」「陽炎」「当季」 ＊投句数：四十三句 ＊選句数：一人五句 ＜『爛漫』 横浜／こどもの国＞ 翡翠・芳子・万州・宗匠選 花の塵付いたるままに傘干しぬ 牡 丹 【三点句】 翡翠・万州・牡丹選
陽炎の中に入りて草むしる 芳 子 【二点句】 翡 翠・芳 子選
雨脚が色づいている花の下
深 雪 翡 翠・芳 子選
亀鳴けり寝坊決め込む土曜日に 深 雪 緑 山・宗 匠選
花の散る池に諍い鴨の散る 芳 子 牡 丹・宗 匠選
鋼材組む男二人に飛花しきり 深 雪 【一点句】 翡 翠選
抜糸の日蜃気楼たつ富山湾 深 雪 万 州選
花の散る速さ計りて陽の暮るる 智 子 芳 子選
海棠や満月皓々影硬く 緑 山 緑 山選
かげろうにシンクロしており揺れており 万 州 芳 子選
春爛漫遺影は若き日を映し 緑 山 緑 山選
花散るよ普段着の街戻しつつ 万 州 牡 丹選
品川発花筏海に届かず 智 子 緑 山選
吉野山傘の群れ来て花の降る 芳 子 牡 丹選
春の宵まずネクタイを解いてから 万 州 万 州選
陽炎のあちらは海わたしの不在 智 子 万 州選
考えるふりして部長の目借時 牡 丹 宗 匠選
はなびらを走らす風のつむじ巻く 翡 翠 緑 山選
陽炎や肩車の子はしゃぎおり 泰 子 牡 丹選
花大根訃報突然を装って 緑 山 ＜記載順は清記表の順番によります＞ 【2004/5月例会（112回）のお知らせ】 このホームページはMacintoshで作成しています。
＊FAX投句：深雪・泰子
日 時：5月14日（金）
会 場：芭蕉記念館 本館二階
兼 題：「薄暑」「新緑」「当季」 で ５句
（日程等は変更になる場合があります）
【兼題解説】
＊「薄暑」、五月もなかばになるとやや暑さを覚える季節になります。
初夏の気分を読んで下さい。「夏めく」「夏きざす」等の類語「可」
＊「新緑」、樹木の萌えたつ若葉の緑を言う。若葉と似ていますが、
こちらは「緑」の美しさにこだわってみて下さい。
＊「当季」、五月五日は『立夏』なので「初夏」となります。
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