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たしでれ俳句塾は「有季定型／十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています
たしでれ俳句塾会報／第125号
更 新 日：平成16年4月10日
編集＆発行：たしでれ俳句塾事務局
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《4月第122回月例会報告》
【4月例会】＊開催日：4月8日（火） ＊会場：芭蕉記念館二階研修室 ＊参加者:智子・牡丹・芳子・万州・緑山 ＊兼題：遅日・当季 五句 ＊投句数：38句 ＊選句数：一人七句
＊FAX投句：えみこ・深雪・三枝子
宗匠・牡丹・芳子・万州・緑山選 ビルひとつ取り除かれて諸葛菜 深 雪
宗匠・芳子・万州・緑山選 円陣のやがて縮まる紅枝垂 えみこ
宗匠・牡丹・万州・緑山選 窓拭きの手元に蝶の見て居たり 芳 子
【二点句】
万 州・緑 山選 ビタミンの欠けたるを知る花見かな 智 子
宗 匠・万 州選 同僚の怒れる背中暮遅し えみこ
芳 子・万 州選 紫木蓮開きしままの写経帳 緑 山
牡 丹・芳 子選 待ちかねて灯るちょうちん遅日かな 万 州
宗 匠・万 州選 茅葺きの屋根のどやかに青木医院 緑 山
宗 匠・牡 丹選 三椏の色なき谷へとどきけり えみこ
【一点句】
緑 山選 少年が夕食作る遅日かな 深 雪
芳 子選 春の昼十割そばと決めており 万 州
芳 子選 草餅を配る風習嫁が断つ 智 子
牡 丹選 早や落花門扉敢然と開けて発つ 緑 山
芳 子選 紫木蓮管制塔の回転灯 緑 山
緑 山選 変わり雛行き所なく玄関に 芳 子
宗 匠選 枝垂れんとして風に遊ばる紅枝垂 緑 山
牡 丹選 声高く春の大根売られけり 万 州
緑 山選 夜中とて桜花いっせい多弁なり 智 子
牡 丹選 復活祭押してみたきやピサの塔 芳 子
【2005/5月例会（123回）のお知らせ】
日 時：5月13日／会 場：芭蕉記念館
兼 題：「夏みかん」「当季（初夏）」で五句
【兼題解説】
５月２日が八十八夜で５日が立夏、従って当季は『初 夏』。
そして兼題にはすっかりご無沙汰になってしまった「夏みかん」を敢えて選んでみました。
甘みの多い柑橘類が増えてしまい、逆にあの「酸っぱさ」が懐かしくなります。
夏みかんといえば、山口県／萩、そんな郷愁も含めて一句よろしくお願いします。
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