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たしでれ俳句塾は「有季定型/十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています

たしでれ俳句塾会報/第120号
発 行 日:平成16年12月10日(更新)
編集&発行:たしでれ俳句塾事務局

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《11月第117回月例会報告》『智子宗匠/ユーラシアの旅を聴く会』

【11月例会】*開催日:11月23日(火) *会場:野路凛亭

*参加者:智子・牡丹・えみこ・深雪・翡翠・芳子・たま児・万州・緑山
*FAX投句:なし

*兼題:当日の感想句 *投句数: *選句数:


<イラン/若い女性>


*クリックで「アルバム」に入れます*

智子宗匠が55日間、14,000kmのユーラシア大陸横断旅行から 戻って参りました。
我らが宗匠ですら大きな感動と発見がいっぱいであったというこの旅のお裾分けに預かろうと、
一献傾けながら紀行談を楽しもうという会を117回例会として開催しました。
ボジョレヌーボーでの乾杯で始まった紀行談はまさに「千夜一夜」を聴くかのような興味津々で楽しいお噺!
膨大な写真がそれが「お噺」ではなく、現実であったことを証明しているのですが、
聴く者にとってはマルコ・ポーロの話を聴くのと一緒で、「へ〜〜!」「凄〜い!」と
未だ見ぬ国に思いを馳せながらもシンプルな反応しかできませんでした。
沢山の写真を撮り、膨大な数の俳句を作ってこられたようですが、
ここでは写真の一部は「アルバム」で、俳句は八句のみ紹介させていただきます。
シルクロード〜ペルシア〜オスマントルコへと思いを馳せてお楽しみ下さい。
おまけで塾生の「当日の感想句」も選句なしで全句紹介します。

【宗匠/紀行句】

    カシュガル       瓜喰めばその瓜ごとの暑さかな 

    カシュガル       タマリスクゴビの砂漠を抱きあげ

    カシュガル       ゆく秋や天山ほどの深さあり  

中国・キルギス国境     父母となり友となる天山冬支度

  ウズベキスタン   綿を摘む共に女のあれこれも

    サマルカンド   夕日染むサマルカンドの形して

トルクメニスタン    鱗雲シルダリア河の彼方まで

【塾生句】
      

        牡 丹    膝寄せて注ぐや西洋新走り           

    牡 丹    林檎茱萸石榴無花果絹の道        

牡 丹    綿摘むや黄砂の大地に女生き    

牡 丹    冬銀河モスクの宿に宿りをり    

     牡 丹    日向ぼこ眼窩窪みし好々爺         

    えみこ    冬天山智子悠々風に乗る         

    翡 翠    いちじくを歴史の重層食べにけり         

    翡 翠    絹の荷はらくだの背には重くなく     

    翡 翠    青によしモザイク蒼しアーチ支え     

    翡 翠    三蔵の見たか見ないかバーミアン     

芳 子    短日や大きな写真回し見る     

    芳 子    ボジョレーと旅の話は尽きぬかな     

    万 州    お湯割りに旅のおわりの口ほどけ     

   万 州    目の黒きシルクロードの顔と顔     

  万 州    ユーラシアの石窟院の神無月     

     緑 山    野路凛亭シルクロードの風吹いて     

     緑 山    秋天蒼しブルーモスクはなお碧く     

 緑 山    夢の跡三千年経てまだ蠢く     



【2004/12月例会(118回)のお知らせ】
日 時:12月17日
会 場:芭蕉記念館

兼 題:当 季


【兼題解説】
『仲冬』ですが、歳末ではない冬の十二月を読んで下さい


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