事業内容

  • 効率的なISO認証取得の進め方

 日本では、ISO14001やISO9001の発効以前から、方針(目標)管理、組織管理、教育訓練、コミュニケーションなどをマネジメントシステムの主要な要素として実施してきました。その結果、環境面では公害問題を迅速に解決し、省エネや軽薄短小化製品を開発し、高品質の商品を世界中に販売しております。

 この日本流経営システムは、ISO14001やISO9001の要求事項の大部分を満たしています。従って、これまでの日本流経営システムに不足している要素は何かを明らかにし、それを満たすように改善すれば、ISO認証取得が可能となります。その結果、効率的且つ確実な経営が可能となり、売り上げ増加、利益向上できる企業体質に改善することができます。

 ネスキューでは、下記のステップで認証取得を支援いたします。

  1.お客様のマネジメントシステムの現状をインタビューしながら確認する。
  2.お客様のマネジメントシステムが、ISOのどの要求事項を満足していないかを明確にする。
  3.ISOの要求事項を満足していない事項を付加する。


  • 経営コンサルタントに求められる要件

 効率的なISO認証取得のために、経営コンサルタントに求められる要件は下記の通りです。

  1.ISO9001,ISO14001等のマネジメントシステムを構築・認証取得・運用した経験がある。
  2.現場(製造、営業、研究開発など)のマネジメントの経験がある。
  3.お客様の現在のマネジメントシステムを基本に、ISO認証取得を進めることができる。
  4.社長を含む経営層に対して、体系的なマネジメントシステムの重要性を説明し、
         共感を得ることができる。
  5.現場(製造、営業、研究開発など)のマネジメントの経験がある。
  6.お客様の現在のマネジメントシステムを基本に、ISO認証取得を進めることができる。
  7.ISOの認証審査の経験がある。

ネスキューは、上記の要件を満たしたコンサルタントを派遣いたします。


  • エコステージとは

 エコステージは、組織(企業、行政、あるいはテナントビルや商店街など、複数の店舗・企業の集合体も含む)が「環境(配慮)」を切り口として経営改善を行い、事業の持続可能性を高めることを支援するツールです。エコステージでは、環境配慮への取り組みについて、自主性・多様性を尊重しており、各組織に合った仕組み作りを行うことで、これを導入した組織の経営改善を図ることができます。

 エコステージに取り組む組織に対しては、エコステージ評価機関が派遣する評価員(環境審査員や経営コンサルタントの経験者)が、環境配慮とともに利益向上を目指す経営への改善の方向性をアドバイスし、その出来ばえを評価します。評価結果は、公平性・客観性を持たせるため、NPOや学識経験者等からなる「第三者評価委員会」によって精査され、その妥当性が認められれば認証書が発行されます。

 エコステージは、ISO14000シリーズを始めとして、環境省や経済産業省の各種ガイドライン、GRI(Global Reporting Initiative)ガイドラインなど、主要な規格・ガイドラインと相互に補完しあう仕組みになっています。したがって、ISO14001の認証取得組織にとっても、エコステージをコンサルティング・ツールとして活用することで、内部監査員のレベルアップや環境パフォーマンスの向上、社内外のコミュニケーションの充実などを図ることができ、ISOの認証レベルを超えた高度な環境経営を目指すことができます。

 詳細は有限責任中間法人エコステージ協会ホームページをご参照ください。



  • エコステージの特徴

1.段階的な取り組みと定量的な評価
 現状の経営システムを活かして、ムリ・ムダ・ムラを無くすことから、環境配慮製品の開発、グリーン調達対応、CSR対応に至るまで、段階的に環境経営を実現することができます。また、実現の度合いが定量的に評価されるため、更なる向上に取り組みやすい仕組みとなっています。
 エコステージでは、各組織に合った環境経営の仕組みを構築し、それを段階的に高めていくことを目的として、下記の【エコステージにおける環境経営の5段階】のように、「環境経営の導入」から「内部統制システムの構築とCSRの実現」まで5つのステージを設けています。なお、CSRとは、“Corporate Social Responsibility”の略で、「組織や企業の社会的責任」を意味しています。
 エコステージの導入を決定した組織は、組織に見合ったステージを選択し、エコステージ評価員の支援を受けながら、現在の経営の仕組みを活かした環境経営システムを作り上げていきます。そして、その仕組みを活用しながら、運用状況に合わせて徐々にステージアップしていくことができます。

2.ISO14001を補完
 エコステージ規格は、ISO14001規格に準拠しています。ステージ2の規格要求事項は、ISO14001の規格要求事項を全て含んでいますので、エコステージ2の認証取得組織が、ISO14001の認証取得に挑戦することも可能です。また、ステージ3~5は、更に仕組みを改善して、パフォーマンスの要求事項なども取り入れ、環境配慮製品の提供や組織の体質強化、あるいは社会との関係をより密接なものにしていくことで、一層充実した環境経営を目指すために用意されたものです。                                

3.PDCAのサイクルを使った業務や経営の改善
 エコステージは、PDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:監視・測定→Act:見直し・改善)のサイクルを基本としており、業務プロセスの改善や経営改善が容易に進められるようになっています。また、エコステージでは「目的・目標の達成」を重視しており、運用管理に関する「文書化された手順」については、実際に実施した内容のうち手順書にしておかなければ困るものだけを文書とすることを基本としているため、いわゆる「重いシステム」となることはありません。

4.評価員による環境経営実現の支援
 組織の規模や体力に応じたステージを選択し、評価員の支援を受けながら、現在の経営システムを出発点として、それを改善し向上させるような仕組みになっています。



  • エコステージにおける環境経営の5段階
<エコステージ 5>
内部統制システムの構築と
CSRの実現
コンプライアンス、リスク、サプライチェーン等のマネジメントを確実に実施している。CSR報告書(環境報告書)を発行するなど、 社会とのコミュニケーションが実現できている。

                           ↑ ステージアップ

<エコステージ 4>
統合マネジメントシステムの構築と
明確なパフォーマンス改善
環境経営システムに、品質、労働安全衛生、 人事・教育、情報、情報セキュリティ、財務等に関するマネジメントシステムが融合されている。パフォーマンスが、指標に基づいて評価され、明らかな成果が得られている。

                   ↑ ステージアップ

<エコステージ 3>
環境経営の成熟
業務プロセス(営業、企画・開発、設計、調達、生産・製造、サービス提供、施設・設備管理、物流管理等)に環境経営が浸透し、本来業務と融合した活動が展開されるとともに、業務プロセスの改善が継続的に実施されている。

             ↑ ステージアップ

<エコステージ 2>
環境経営の基礎
(ISO14001認証取得に挑戦可能)
環境経営システムが構築され、組織の経営方針や事業活動と密接に結びついた「重点環境管理項目」の改善と運用が、PDCAサイクルに基づいて実施されている。

     ↑ ステージアップ

<エコステージ 1>
環境経営の導入
環境経営システムの基本骨格が構築され、5Sの徹底、ムリ・ムラ・ムダの排除、 化学物質管理、グリーン調達などによって、 環境と経営の改善活動が展開されている。

各ステージでエコステージ評価員による定期評価が実施されます。



  • エコステージ評価認証制度とISO14001審査登録制度の差異

エコステージとISO14001の差異をまとめるとこの表のようになります。

  エコステージ評価認証制度 ISO14001審査登録制度
コンサルティング コンサルティングを中心とした経営支援システム コンサルティング禁止
ステージ 5つのステージ ステージなし(認証登録)
評価方法 適合性の確認 +パフォーマンス評価 適合性の確認
評価項目 エコステージ1の要求事項(9項目)を最低基準とする自己積み上げ方式 17項目の要求事項


  • ネスキューはエコステージ協会認定の評価機関

 有限会社ネスキューは、有限責任中間法人エコステージ協会認定の評価機関です。有限会社ネスキューには、エコステージ協会の理事や評価指導員が在籍しており、エコステージの指導書や基準書の改善などにネスキューの評価員を派遣しております。質の高い支援や評価をご提供できますので、エコステージ構築の支援・評価はネスキューにお任せください。


                   

 内部監査の目的は、構築したマネジメントシステムが、マネジメントのための取決め事項に適合しているかどうか、適切に実施され且つ維持されているかどうかを監査し、経営層に報告し、マネジメントシステムを改善することです。

 ISO14001付属書には下記の記述があります。

「マネジメントシステムの内部監査は,組織内部からの要員によって,又は組織のために働くように外部から選ばれた人によって実施することができる。いずれの場合にも,監査を実施する人は,力量があり,公平かつ客観的に行う立場にあるとよい」


  • 組織外から選任された内部監査員としてネスキューのコンサルタント派遣

  内部監査は要求事項を満たしているか否かの適合性監査のみでなく、マネジメントシステムが経営の役に立っているか否かの有効性監査も同時に行う必要があります。その結果、マネジメントシステムの改善が促進され、効果を高めることができます。ネスキューのコンサルタントは、適合性監査と有効性監査を的確に実施し、マネジメントシステムの改善策を提案いたします。このプロセスにおいて、お客様の内部監査員と共同作業を行い、実践的な教育訓練も行います。マネジメントシステムの効果が出ないと悩んでおられる組織は、ISOの審査員資格を有する当社のコンサルタントに内部監査をご依頼ください。

< 標準価格>
   1人・日 168,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費
   2人・日 315,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費
   3人・日 462,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費

   内部監査費用には、内部監査計画書及び内部監査報告書の作成、並びに内部監査員訓
   練費を含みます。

   ご希望により是正処置のフォロー(半日:95,000円)を行います。



  • 組織内から選任された内部監査員の教育訓練

 内部監査はマネジメントシステムの改善の原動力であり、内部監査の良し悪しがマネジメントシステムの効果に大きな影響を与えます。内部監査員の教育訓練は認証取得後も定期的に行う必要があります。 ネスキューは、各組織向けに認証取得前のみでなく、認証取得後の教育訓練も提供しています。数社まとめて受講することも可能です。各組織向け内部監査員教育には下記のような特長があります。

1.お客様のマネジメントシステムと運用事例に基づいた実践的な教育訓練ができる。
2.マネジメントのノウハウを具体的に提供できる。
3.一人当たりの教育訓練費が低減できる。

<標準価格(30名まで)>
   1日コース 147,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費
   2日コース 273,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費


          

セミナー/教育訓練


  • マネジメントに関連する各種教育・訓練プログラム

 現在、下記のセミナーを開催予定です。この機会に是非ご参加下さい。なお、セミナーへのお申込みは、セミナー申し込みWebフォームよりお願い致します。

 人材育成は、マネジメントの大変重要な要素です。ネスキューでは、上記のセミナー以外にも、ご要望に応じて組織にマッチした教育訓練を提供いたします。

  1.経営層対象マネジメントシステム教育
  2.中間管理者層対象マネジメントシステム教育
  3.品質管理実務教育(QC実務教育)
  4.小集団活動リーダ教育(TPM、QC、安全、QCなど)
  5.環境管理技術(大気、水質、ダイオキシン)
  6.化学物質管理(PRTRを含む)
  7.水処理技術
  8.廃棄物管理(ゼロエミッション・マニフェスト管理)
  9.安全管理
10.リスク管理
11.情報管理
12.分析技術

< 標準価格(30名まで)>
   半日(3hr)コース:  73,500円(含む消費税)+交通費実費
   1日(6hr)コース: 147,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費



  • セミナーへの講師派遣

 ネスキューの講師は実務経験が豊富で、具体的なノウハウを含めて指導します。上記の分野に関する講師の派遣をご希望の教育機関はご連絡ください。

< 標準価格>
   半日(3hr)   63,000円(含む消費税)+交通費実費
   1日(6hr)  126,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費


          

 文書はコミュニケーションの大変重要な手段の一つであり、マネジメントの重要な要素です。パソコンを上手く使えるかどうかで仕事の質及び効率が大幅に変化します。ネスキューは、パソコンの効率的な使用方法を大変判りやすく教える指導員を御社に派遣し、受講者のレベルに合ったご指導をさせて頂きます。半日程度でも、かなりスキルアップできます。

<標準価格(20名まで)>
   半日(3hr)コース: 73,500円(含む消費税)+交通費実費
   1日(6hr)コース:147,000円(含む消費税)+交通費実費+宿泊費(遠方の場合)実費


          

 日本企業の海外子会社でのISO認証取得が多くなっています。ISOのマネジメントシステムを活用するメリットのひとつに、用語が共通になり、コミュニケーションが良くなることがあります。日本で構築した手順書、チェック表、様式などのマネジメントシステム文書等を翻訳する場合は、日本語から当該国言語に直接翻訳するのではなく、一度日本語から英語に翻訳し、英語から当該国言語に翻訳するほうが正しく翻訳されます。そのためには、ISOの規格の用語を使用した翻訳が必要です。ネスキューでの翻訳は、ISOの規格(英文)に精通したコンサルタントが行いますので、意図を正しく伝えることが出来る文書となります。マネジメントシステム文書の英語への翻訳はネスキューにお任せください。

<標準価格>
  21円/word(消費税込み)


          

 当社の審査員は、全員がISOのマネジメントシステムの構築・運用経験者で、企業でのマネジメントの経験及び経営コンサルタントの経験がありますので、質の高い有効な審査を行ないます。審査員の派遣をご希望の審査機関はネスキューにご連絡ください。また、審査機関をお探しの場合や審査機関の変更を検討されている場合は、無料でご相談をお受けします。お気軽にご相談ください。