2004.06.13 オーディオ拡張ドングルと、ブレーキの進捗

 たぁぼぉさんから評価用として頂戴した、オーディオ拡張用ドングルを、車に接続して評価したいのですが、IOコネクタは自前で準備しないといけません。先日仕事で外出したついでに、秋葉原でSONYのバス延長コードと、ケースなどを購入してきました。

 写真の上に写ってるのがSONYバス延長セット。左下がたぁぼぉさんから頂戴したドングルの評価品です。その右はAUX入力用のピンジャックとプラスちゅっくケースです。基板のサイズをちゃんと測っていなかったので、ケースは一応2種類買ってきました。

 ケースに基板を納めて、さらにIOコネクタ類を実装しないといけないのですが、そのまま納めるには買ってきたケースが完全に一回り以上小さすぎました。基板の外形を切るとか、ちょっと工夫が必要そうです。いろいろ考えて、細長いケースの方を使うことにして、それに合わせて加工をすることにしました。

 たぁぼぉさんが基板の周囲にIO用のPINコネクタをつけてくださったのですが、これはケースからはみ出すので使えない状態。せっかくつけて下さったのを申し訳ないのですが、外して直結にします。っで、基板の幅自体もはみ出しているので、カットすることにしました。

   

 まずは、PINコネクタの取り外しから。これが、量産品のような適当な取り付けと違って、たぁぼぉさん手作りのこの基板はコネクタがしっかりと接着されていて、チト苦労しました(笑)。たぁぼぉさん、素晴らしい製造品質です(爆)。

   

 コネクタを外したら、基板外形の余白部分を切り落として、ケースに入る幅に加工していきます。それから、ケースの方も加工して、コネクタやケーブル類を出すための穴を確保します。

   

 っで、一応ケースには納まるようになりました。ケースに合わせて基板やコネクタを加工したので、はハメるだけで位置が決まるようにできて、かえって良かったかもしれません。ピンジャックが引っ込まないためのストッパ(さっき外したコネクタのハウジングの再利用です、笑)を貼っただけで、あとは、その蓋を閉めれば全部の部品の位置が決まってしまいます。基板は多少ガタガタしますが、ケーブルを直結すればガタガタは自然と治まるはずです。

   

 あとは、コネクタ類を結線していくのですが、これが意外とたいへん。ユニバーサル基板の実装は、ちょっと独特のテクニックを要しますね。とくにケーブル類の接続は部品の実装より手間が掛かります。LEDもケースに入れた状態で確認できるように線で延長しておきました。

    

 それからICを、たぁぼぉさんに別送していただいた最新バージョンのものに差し替えます。先日発見されたバグが修正してあるとのことで、その評価も行う必要があります。ICはソケットをかえして実装して下さっているので、バージョンアップは、単純に抜き差しだけでOKです。

   

 あとは、ケーブルをフォーミングしてケース内に納めて、蓋を閉めれば完成です。LEDは右写真のケースの左隅に納めてあります。ケーブルは、穴をぴったりにしてあるので、蓋をネジで閉めればブーツとかがなくても比較的しっかりしてしまいます。

   

 っで、こちらが完成したドングル。今回は、私の車に着けることしか考えてないので、入力側、出力側ともSONYバスです。完成状態の基板を使って、ケース加工、結線だけで4〜5時間も掛かってしまいました。パーツ代もSONYバスの延長が異様に高くて、これだけで4千円くらいします。これじゃあ、一般にお売りするのは、ムリですね。2万くらいのものになっちゃいます(爆)。

 もし、一般にお売りする場合は、入力側はDIN8pで受ける形にして、出力側はピグテール(ケーブル出し)じゃなくて、ケースに直接メスコネクタを実装する形になると思います。鍵は、如何にケーブル布線をなくせるかですね。ケーブルが多いと生産性が悪いし、コストも嵩んで売り物にならなくなるってことです。一般向けの設計は、とくに実装設計面で別途ブラッシュアップが必要そうです。

 肝心の動作ですが、この週末は車がないんですよ(悲爆)。家内が実家に乗ってかえっちゃいました。セカンドカー(=チャリ)で生活してます(爆)。車が戻ってきたら、繋いでみようと思ってます。配線ミスで、繋いだ瞬間いきなりフューズが飛んだりして(爆)。洒落になりませんね。

    

 あっ、忘れそうになりました(笑)。ブレーキネタの続きです。ホースは返品して代品要求中で、来週の前半には着くようです。送料往復で1,700円くらい掛かっちゃいましたが、まあ致し方ないでしょう。取りつける前に、重さを量ってみました。キャリパー単体が2.4kgですね。結構軽いです。ノーマルのキャリパーが何キロか、外したら測ってみようと思います。パッドは、ミンテックスとかいうメーカーのだってHPに書いてあったのですが、箱をよく見たらホークのでした(写真撮って掲載しておいて、自分でよく見てませんでした爆)。こっちの方が多少とも聞き覚えがありますね、HPSというグレードです。パッドは左右分で1.7kgです。

    

 ジュラルミン製のキャリパーブラケットは、無骨な作りの割には左右分で1.2kg、その他ボルト類などの小物部品が左右分で0.8kg、ディスクローターは、左右分で12.9kgでした。ローター一枚が6.5kg、キャリパー周りが片側合計で4.3kg、合計10.8kgって感じです。改めて測ってみると、ブレーキって重いんですね。とくにローターの重量はホイールに匹敵するほどです。ノーマルは、私のカンではローターがこれと同等ないしは100〜200gくらい重いはず、キャリパーはどうだか分からないですが、やはりこれよりは重いと思います。まあ、外したら測ってみますよ(測るってことを覚えてたらですけど爆)。