6.ヘッドライト・オートレベライザ (2/3ページ)

 これで、見える部分は何とかなったので、次はどうやって動かすかです。HIDヘッドライトAssyを購入したネバーランドというショップでこの話をしたとき、コネクタの何番と何番にレベリング調整用の信号が出ている、などという情報を教えて頂いたのですが、運転席のヘッドライト高さ調整用ダイヤル周辺を弄ったほうが簡単そうなので、今回はこのやり方で行きます。

    

 ヘッドライト高さ調整用ダイヤルは、さしずめ可変抵抗だろうと思っていたので、取り外して抵抗値を測ってみました。上の写真は、調整ダイアルAssyを取り外したところです。

    

 調整ダイアルAssyをバラすと写真のようになっており、ヘッドライトの高さ調整は、背面左2ピン間の抵抗値に対応しています。測ってみると、実際は可変抵抗ではなく、ダイヤル位置 "−","1","2","3"の4段階で抵抗値が変化します。私の車での実測値は、下表のとおりです。

調整ダイアルの位置 抵抗値(実測)
0.8 [kΩ]
1.2 [kΩ]
1.7 [kΩ]
2.2 [kΩ]


 ということは、調整ダイアルを使って普段は任意の位置で使用し、レベライザを動作させるときは、リレーで回路を切り替えて抵抗値を固定すれば良い訳です。つまり、オートレベライザの付加は、下図のようなブロック図になります。

 当初、この考えで作っていたのですがのですが、テスト段階で、上記の「回路を切り替えて抵抗値を固定」させるための抵抗(AQW654の5ピンに繋がっている抵抗)値のとり方に再考の余地があることがわかりました。

 調整ダイヤルを一番下向き(3の位置)にしたときの実測値は2.2kΩだったので、抵抗値をそのように決めたのですが、実際は車側の回路が考えていたものと少し違うようで、希望の動作をさせるには、この値を3.3〜3.9kΩにしました。他にも、何点か細かい修正を加えて、最終的な回路は下の回路図としました。


<修正を加えた最終的な回路図>

 できれば、回路を調べるために、もう一度ダイヤル部分をバラしてみたいのですが、先に瞬間接着剤で固定したので外せません。今のところ不具合無く、順調なのでこのままにしています。こちらの掲示板で、結果オーライの部分・・・書いたのは、この為です。もし、チャレンジされる方がいらっしゃいましたら、この部分を見直し・検討できたら良いと思っています。

(このページは、掲載している方法および結果を保証するものではありません)