2.アルミホイール、センターキャップ (4/4ページ)

 足周りの話になると、つい能書きが多くなってしまいます。さんざん理屈を並べましたが、私が今回のホイール選びで一番重視したのは、実は「掃除のし易さ」です(爆)。ラフメッシュの掃除の面倒くささには閉口していましたので...いつもながら、結局はご都合主義ですいません(笑)。あとは、一応ステアフィールの自然さにも拘って、オフセット=38mmという条件で選定すると、選択肢はごく少なく、本国で純正オプションに指定されているというBBSのVZか、ABTのA28(←当時の品番、今はZ3)くらいです。っで、結局デザインの好みで最終的にはABTを選択しました。当時はかなり奮発したのですが、今ではずっと安価になっています(名称をZシリーズに変更して、標準価格自体が下がりました:泣)。

 そんな選定基準で選んだため、重量のことなどは二の次になってしまいました。しかし、実測してビックリ。11kgくらいあります。こりゃ重いです。ホイールは軽い方が良いというのが一般的な考え方で、運動性能の面では確かに軽い方が有利だと思います。一方、乗り心地について言えば、良路では多少重いホイールの方がしっとりした乗り味になって良い場合もあります。なので、一概には言えません。私の希望としては、せめて10kgは切っていて欲しかったのですが、まあ実際に使ってみると11kgでも具体的に重すぎると感じる場面はほとんどないです。強度や剛性については、さすが製造元=BBSですね。一部の国産軽量ホイールのようにチョットの段差でリムが曲がるなんて心配は皆無で、少々の段差に乗り上げてもビクともしません。(でも、やっぱり10kgは切って欲しかった...)

 タイヤはピレリのP6000を選びましたが、これは軽さと総合バランスを見込んでの選択です。実際に使った感じでは、路面インフォメーションが豊かなところが気に入っています。ノーマルのミシュランMXMは、滑り出しのインフォメーションがやや消極的で、スッとグリップ感が抜けることによって限界を知らせるようなところがあり、私はそれがあまり好きではなかったのですが、それに比べてP6000は直進状態ですら明確なグリップ感があり、限界が近づくと「滑りそうだよ〜」と大声で言われている感じ。これはピレリに共通する美点かも知れませんが、とにかくインフォメーションが明確です。乗り味的には踏面が硬いわりにサイドウォールが柔らかいような、ややチグハグな印象もありますが、45扁平でまとまな乗り心地を確保するためには致し方ないという感じでしょうか。

 上の写真はビルのショックが入ってますが、実際にはホイールとタイヤを交換したのはショックとバネを変えるよりも前です。ノーマルの16インチから17インチに変えて、オフセットもノーマルの42mmから38mmに、4mm外に出したわけですが、車の挙動はグラリとくるロール感が減少して、かなり良い感じになりました。乗り心地は若干硬くはなりましたが、ボヨヨンとした納まりの悪さが減少して、全体としてはさほど悪くなった感じはしませんでした。まあ、これは感じる側の好みに依るところが大きいと思います。ただ、ノーマルショックのフリクション成分は明確に感じるようになり、その面では乗り味がやや粗い感じにはなりました。

 走行性能面では、ノーマルの足周りと17インチの組み合わせはタイヤが勝ちすぎてバランスが取れないんじゃないかと予想したのですが、実際には十分使える範囲で、ノーマルの足周りの許容範囲は結構広いんだなあという感じです。加速については、重いホイールを選定したこともあってか、若干悪くなりました。とくにパートスロットルでの加速が鈍くなるのは、体感でも解ります。また、加速悪化による燃料消費増に加えて、205/55から225/45に太くしたことで路面抵抗と空気抵抗も増加し、燃費は平均で1割程度悪くなりました。

    

 あとは、これは小技ですが、ノーマルのBBSに着いていたVWのセンターキャップを装着してみました。ホイールが両者ともBBS製なので、基本的にはそのまま互換でパチンとハマるのですが、私の場合はちょっと緩かったので、紙テープを一枚巻いて填めています。気を付ける点としては、VWマークのキャップを外す際に、表のキリカキにマイナスドライバーなどを突っ込まないことくらいでしょうか。それをやると、ホイール側にキズがつきます。ホイールを車体から外して、裏側からドライバーの柄などでキャップを押して外すようにすれば、キズをつけずに外せます。

 ・・・というわけで、今回は能書きが多すぎてチョット疲れちゃいました。ここまで読んでいただき、お疲れさまでした。後半、文章の羅列になってしまった感じですが、すいません、とりあえずこの辺で。

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